![]()
都知事選 政党推薦なし小池氏ダントツで増田氏・鳥越氏破る
昨夜は、開票後、まだほとんど得票されていない段階で小池氏の当選が確定していましたね。私は、市民の皆さま、家族も含め、次々入ってくる情報が気になりながら、幸手市の市民運動の関係等で忙しくしておりまして十分テレビを観ることができなかったので、今朝、朝刊で改めて確認いたしました。
小池氏233万票、増田氏150万票、鳥越氏108万票、その他の候補者の最高が10万票とは随分な得票差でしたね。小池さんは立候補時の顔に気迫がありました。そのままゴールまで完走されましたね。
方や、増田氏は消滅可能性都市というショッキングなリポートで日本中を震撼させ、いや、危機感に目覚めさせた方であり、もし、都知事になられたら「東京一極集中」にどんな処方箋を描かれたのか。期待と共にみてみたかったと少し残念な思いが残ります。しかし、小池氏の地力はすごかった。この勢いで、東京が子育てにも高齢者福祉施策にも加速・邁進するようになれば、ますます東京の独り勝ちもあり得る。そうなると地方は恐ろしいですよ。小池氏はその点どのような施策を打ち出すのか。地方はどうする…。「風が吹けば桶屋が儲かる」「東京がくしゃみをすれば地方が風邪をひく」。こんな関係性のなかで、小池氏の施策展開に注目です。
市長は当選お祝い、表敬訪問に行ったのかな…。
さて、今までの常識にとらわれないとする怖さを秘めた小池氏は、2020年東京五輪・パラリンピックについても、開催費用が膨張し、増えた分の費用負担の在り方が問題になっていることについては、「積算根拠を改めて出していただく」としています。大規模事業をそのまま行うのではなく、現状をよく吟味してみようという事。小池氏の交渉力あっての発言と受け止めます。
いままでのしがらみを断ち切り、如何に根拠のある数字が示せるか。市民の皆さまの、都民の、県民の、国民の目が光っています。根拠ある説明を責任を持って行っていくことこそ求められており、十分な説明責任を果たさない首長は信任に値しない。そう住民が判断する。そんな時代が到来しています。
幸手市の場合、幸手駅舎整備事業が然りです。整備に約30億円の費用をかけるに当たり、その積算根拠がいかにも不透明なままここまで来て、見直しを訴えてきた私たち議員に呼応する市民の皆さまの運動がここにきて活発化しています。
駅舎問題の根幹は財政です。国費補助が半減し、幸手市の厳しい財政状況をさらに厳しくすることが明白になった今、大規模事業、しかも、他の事業に影響を与えてまで、この事業だけを”不退転”で強行するという市長には、姿勢を改めていただくしかないのです。幸手市の市長選挙はまだまだ先ですから。
小池氏は都知事となって、これからナマの数字を見られることになります。今後、どのような判断があるのか。方や、私たちはどう頑張っても市長が持つ数字をすべて共有することはできません。如何に「根拠」を示させるか。9月議会はこの戦いになりそうです。
さて、先日の市政報告会で会場の皆さまからご意見をいただき、預からせていただいている問題を解決し、今後、私も更に新たな活動を進めてまいりたいと思いますので、その節はご協力よろしくお願いいたします。
♥新聞では、小池氏に対して「女性初」との見出しがついていました。確かに事実でありますが、「女性初」は小池氏には不似合で相応しくない表現と感じます。小池氏は、男性社会を相手取って戦える、反対に小池氏は男性張りの剛腕をお持ちな方であり、この度の小池氏は女性が持つ本来のチカラと、本人が持つ力チカラを十分発揮されたという感想を持ちます。
神話の時代の天照大神、飛鳥時代の卑弥呼、奈良時代の女帝、平安時代の紫式部や清少納言など女性が活躍する時代が日本にはあったことが今さらながらに誇りに思えます。仮にも、女性が男性の3歩後ろを歩いていた時代も、政略結婚などが横行していた時代も、銃後の守りと言われた時代も女性は強かったが、その表現は時代に合わせて心得ていたんですね。
元来、女性は粘り強く生命力が強いのです。先立の女性たちの活躍に敬意を表するとともに、女性の世紀と言われる21世紀に生きる私も頑張らないといけないと改めて心に刻む都知事選の結果でした。(笑)