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文教厚生常任委員会審議

2012.09.16

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お待たせしました。文教厚生常任委員会の審議についてご報告します

 本常任委員会は13,14日の両日にかけて、みっちりとそして活発に審議がなされました。

文教厚生常任員会に付託された案件は
1.H23年度一般会計歳入歳出決算
  歳入の一部と
  歳出の一部(総務費一部・民生費・衛生費・労働費一部・消防費
        一部・教育費・災害復旧費の一部)
2.H23年度特別会計歳入歳出決算
  幸手市国民健康保険特別会計・幸手市後期高齢者医療特別会計・
  幸手市介護保険特別会計
3.H24年度一般会計補正予算(第1号)
  歳出の一部(総務費一部・民生費・衛生費・消防費一部・教育費)
4.H24年度特別会計(上記3つ)の補正予算(各第1号) です。

 まずは、H23年度一般会計決算についてご報告します。数字については敢えてカットしました。それでもこのようにたいへんな報告量です。ご関心のあるところをお読みください。もし、数字についてご質問がありましたらご連絡くださいね。

 主な審議内容です。
◎民生費
・介護保険事業費の補助金、生活保護費の医療扶助費についてなど質問がありました。補助金については、認知症の方の受け入れ補助として国から交付されている78床分(1床=60万円)が市内の2つの民間施設に分配されていること。生活保護医療扶助の対象人数や医療内容などについて、担当課長より説明がなされました。
◎衛生費
・塵芥処理費ではさまざまな質問が相次ぎました。塵芥処理は回収・選別・売却・施設の管理補修など多くの業務が多額の費用の委託となっています。適正に処理されているか、しっかりとチェックされなければならない分野です。審議の中で、業務設計や補修点検などの管理に関する市の体制強化が必要なのではないかと感じました。
 また、「その他プラごみ」についてはH22年度は約1千万円の売却収入がありましたが、H23年度は異物混入などで品質評価の等級を下げたことなどから、日本容器包装リサイクル協会の拠出金からの配分はなく、収入がゼロとなったことが判明。選別が徹底されるかされないかで約1千万円の収入を棒に振ることになるということで、大きな損ですよね。
 環境課では対策として10月号の「広報さって」でごみの分別について啓発記事を掲載し、市民に呼びかけることにしているそうですので、私たちもしっかりとした分別で市の財政に貢献いたしましょう。
香日向地区関連では、汚水管調査業務委託料に関する質問に対し、工事の概要が説明されました。経年において、大雨時に雨水が汚水管に流入し汚水処理施設の処理能力を超え、未処理の汚水が施設外に流出したことに対して行われた調査です。調査内容として汚水管と雨水管の誤接続調査、目視調査、テレビカメラ調査、雨水管の高圧洗浄などを行ったが原因究明には至らず。今後も大雨時の状況を確認していくとの方向性が示されました。
◎消防費
・災害対策費の中の排水ポンプ運転委託料について質問が。市の担当課より、大雨時の冠水に対応した。東さくら通り、天神島橋、みどり台1丁目、東2丁目極楽湯裏、齊藤工業団地、牛村橋、図書館などの排水作業費との説明がなされました。

■私の質問より
◎民生費
・障害者就労支援について、職場指導員の報酬費の足・不足の状況に関して質問をしました。担当課の説明で、就労支援は障害の状態などによってさまざまなケースがあり、一様にいかないことは理解しました。しかし、実際に就労支援の登録者に対して、就業できるケースがそう多くない状況に対して、今後何かのサポート体制の強化は必要ではないのかと感じます。
・ウェルスの床材借り上げ料については、毎年約1千万円をかけて管理している現状に対し問い、担当課からは次の契約では管理の方法についても検討していく旨説明がありました。開館当時は画期的な方法であったのでしょうが、床材サービスの技術や手法も変化していることは充分考えられることから、低価な管理についての検証をお願いしました。
 また、ウェルスはただでさえ、稼働面積が限られている施設であり、レストラン運営が撤退した場所の有効利用なども攻めの姿勢で利用者を開拓していくべしと伝えました。
◎衛生費
・塵芥処理費委託料について2点質問しました。1点はごみ収集業務委託について。入札などの説明を聞いて、現在の委託方法で最適か検証が必要かと感じました。また、もう1点は緊急雇用として国や県の補助事業として行われた事業の効果や成果について問いました。国や県の補助金ももとは私たちの税金ですから、有効に活用されたいものです。
 廃棄物は私たちの生活そのものを反映します。市民は減量や分別に頑張り、市はできるだけコストを下げる工夫が今後増々必要となっていきます。今後も状況をしっかりチェックしていきたいと思います。
◎教育費
・社会教育委員の報酬と成果について質問しました。現在の活用については、教育委員会からの諮問もなく課題があると感じます。社会構造が変わり、社会教育に求められるものは大きく変化している昨今です。今まで通りではない、真に市民の社会教育に寄与する委員として活躍いただけるよう、予算面、運用面での期待を伝えました。

ここで一端報告を終えます。皆さまにはお疲れ様です&お付き合い有難うございます。私も座りっぱなしで腰が痛くなってきました。続きは次回以降に。