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生き馬の目を抜く自治体間競争の幕開け 小池都政に対抗するには
年始のごあいさつから5日が経ってしまいました。今年はブログの書き込み頻度をアップさせようと思っていたのですが、ここ数日、どうにも体調がすぐれず臥せっておりました。ご勘弁を。
さて、寝ても覚めても臥せっても頭を過ぎるのは幸手市のこれからの進路です。まちづくりの郊外化政策が終焉した今、東京から50キロ圏にある幸手市にとって恐いのは東京都の政策が充実すればするほど人を吸い取られるストロー現象であり、すでにその兆候は深まっています。
そういう意味で、今、一番気になるのは小池都政の動向です。
昨年7月の東京都知事選で誕生した小池知事にエールを贈る皆さまも多いと思います。旧習に風穴を開けるという大変なことに果敢に挑まれている小池氏には私も敬意を表する次第ですが、東京都の新年度予算編成に関する新聞報道を見る限りではありますが、これまでの東京都とは明らかに質の違う競争が仕掛けられたということを強く感じます。
これまでは東京都と言えども後手後手感のあった待機児童対策、介護施策。小池知事の「都民ファースト」を旗印に「先手」「体力(財政力)勝負」がこれまでとは全く違うスピード感で仕掛けられている。すべてが実行されたら若者だけでなく、高齢者だって都内回帰する可能性あり。さらに小池知事は500に及ぶ政策目標を列挙し、特区の活用や業界慣行や税制の見直しなど、あの手この手を繰り出し、企業をも東京に釘づける構えのようです。
知事が東京都の政策課題の解消に努められるのは当然のことではありますが、しかし資本も人もすべてを東京に囲い込むようなことになれば、やっと温まりかけた地方の創生エンジンはどうなるのか。若干バランスを欠きはしないか。東京一極集中を分散させることを狙いとする今の国の方針である地方創生を逆行させ、東京への集中をより強固にすることにならないか。東京は日本の首都であり、様々な機能が集中することが東京の魅力や活力であることは認めますが、あまりの独り勝ちでは地方は浮かばれない。国はどうする…。
幸手市のように東京から50キロ圏の弱小自治体ほどストロー現象は脅威です。幸手市がいくら筋肉質な財政運営をしたとしても財政規模の大きな東京都に180億円の財政規模で立ち向かうのはほぼ不可能。東京に限らず、東京と幸手市の間にも並居る大規模自治体あり。では幸手市はどう生きるべきか。
来る22日、午後に開催予定の『松田まさよ議会活動報告会』では、これからの幸手市の進路について皆さまのご意見などを是非お聞かせいただきたいと思っています。若い方や女性の方が普段感じていることなどを是非お聞かせいただけたらと。
体調不良で詳細のご報告が遅れて申し訳ございません。近日、開催の詳細を改めてご連絡いたしますが、皆さまには22日の午後(多分2時より)として是非、ご予定くださいますようお願い申し上げます。