![]()
さいたま政治意識調査(埼玉大学社会調査研究センター)調べ
18日、埼玉新聞より(抜粋)
埼玉大学同研究センターが「18歳選挙権」が導入された2016年7月に参院選後、さいたま市内の中学生、高校生、有権者に分けた政治意識調査を実施。その結果、政治家に対する不信は中学生計金の45%から航行2年で66%に急増し、その後、各年代で号水準で推移していることが分かった。
スマートフォンの普及を背景に、高校生のLINE利用率は96%に達している。「LINE自体が若者にとって『社会の窓』であり、スマホに示される情報こそが、リアルな社会という現状を示唆している」と同センター長は指摘している。
さて、まさに、先のブログでネット動画サーフィンの話しを掲載いたしましたが、私も今のテレビ情報には距離を置く立場です。7時のニュースなどはとりあえずの情報としてみたりはしますが、キャスターやコメンテーターが解説をする番組には大いに関心を失っています。新聞はいくら偏向性があるとしてもバランスよく見ることでいくらか主体的に情報を取捨選択できるアイテムだと思いますが、若者がネット情報を社会の窓として信頼する気持ちも分かります。
ショッキングな調査結果であり、「政治家不信」という面で現状の政治家の責任は相当重いと思いますが、ただ、耳障りのよいニュースも盲信は禁物です。反対に、自分の志向性や指向性を知り、さらに配信者の偏向性などを自分で見極めないと、自らの偏狭な思考に落ち込んでしまうことには注意が必要です。動画配信には、たくさんのツイートが動画の上を流れるものもありますが、それはあくまで同調者のつぶやきであり、そこで議論は生まれません。
議会においても、生徒会や児童会など自治においても、議論を尽くすことは重要なことです。そのために必要なものが「情報」です。
私も情報を発信する立場にありますが、どんな情報に基づくかによって見え方は違ってくることを肝に銘じ、できる限り事実をお伝えすることに努めています。先日17日は「会派先進」のチラシを新聞折り込みいたしました。先進も同じです。会派のチラシを作成する上で、私たちは、事実をお知らせすることを第一義に、編集する記事、文言の一字一句を慎重に検討しています。
センセーショナルな言葉よりも、真実を。また、チェック機関としての在り方を追及しながらも、良いものは良い、悪いものは悪いとお知らせするのが役割であると、常に二人で戒めています。
「政治家の信頼度が高校1年生から急落するのは、LINEの使用頻度が増加し、政治のマイナス情報が入りやすくなることとの関連が類推される」と前述のセンター長の指摘です。選挙年齢が引き下げられたにもかかわらず、政治不信ならず、「政治家不信」が低年齢化する現状。現在、政治に携わる人は、本気で襟を質す必要あり。これこそ、為政者の責任。
政治家が「自分ファースト」となってしまうのは”落ちたらただの人”という選挙制度の限界かもしれません。しかし、このような了見では世の政治は良くならないし、「政治家不信」を是正することはできないと考えますが、皆さまはいかがでしょう。
♥さて、来る23日、明後日は報告会を予定しています。様々な課題について皆さまとの意見交換ができたらと考えています。お忙しいことと存じますが、多くの皆さまのご参加をお待ち申し上げます。