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サラリーマンの夫、専業主婦の妻、子ども2人・・・
昨日の新聞に、「内閣試算 年11.5%負担増 消費税10%時、年収500万円4人家族」という見出しで消費増税に関する記事が載っていました。
この試算は国会の審議中に民主党の国会議員に対して、6パターンの世帯ごとに例示が示されたもので、今のところ公表される予定はないものということのようです。逆進性や軽減税率など、消費増税に必要な法案が成立していない中での試算ですから、私も負担増となる金額を今問うものではありません。
それより私が気になるのは、「標準世帯」の定義です。年収500万円、サラリーマンの夫、専業主婦の妻、子ども2人という構成の世帯が減少している中で、これをいつまでも標準としていていいのでしょうかね。標準世帯は日本の政策の「基準点」ですから、私たちの暮らしに直結する法案を審議する前提として、何よりまず見直されることが必要ではないかと思うのです。国会審議が動かない今こそ、生活に直結した新しい法案を通す前に、まずは社会変化を反映した基準づくりを進めてほしいと思いますね。
「基準」ということではこれも新聞の記事ですが、「65歳以上も支える側に 高齢者の役割見直し進む ・・・」とし、今までの、65歳を超えると高齢者だ、支えられる人だとの考えを転換する「等価年齢高齢化率」という考え方が研究されているようです。団塊世代が65歳になることから発したこの考え方、今後チェックしていきたい言葉です。「負担率」や「配分率」に直結するだけでなく、幾つになってもその人らしく生きがいを持って地域で暮らしていただく指標となるであろう概念です。
かく言う私も長年「標準世帯」として生活をしてきました。サラリーマンは税金なども給与から天引きで、「お上」の言うがままでした。でも、税率や負担率、配分率という「率」が私たちの生活に及ぼす影響を考えると、これからはもっと慎重に検証していかなければと思います。
生活変化に対応した仕組みづくりや生きがいづくりに、私も議員としてしっかり取り組んで参ります。
♥昨日の雨の冷んやりとした空気から、今日は一転また暑くなるとのこと。体調管理がたいへんですね。皆さま、くれぐれもお体ご自愛ください。