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3次安倍改造内閣発足
昨日、安倍政権の内閣改造が発表されました。「結果本位の仕事人内閣」とはどなたの銘々か。うまいネーミングですよね。また、50代の大臣を多用する若々しい布陣も特徴のように感じました。
今、国際社会との交渉を始め、日本自体が人口減少や少子高齢化という難問を抱え、最適解を求める方程式は複雑さを増しています。この局面で、安定した政治は必須です。国政に精通しているというワケではありませんが、少し感想を書いてみたいと思います。
さて、今日の朝刊はどこともに一面で内閣改造を取り上げています。毎日新聞は、現在の国会の現状は、議会制民主主義が健全に機能しているとはいいがたいとし、「加計学園」問題などを例として政官関係のゆがみを指摘。国民にひらかれた政治を求めるという論調でした。ユーチューブなどでは「偏向報道」や「メディア主義」の先鋒的に扱われている毎日新聞らしい書き振りかと。また、日経新聞は、問題を抱えた省庁には経験者を据えるなど、野党の攻勢をかわそうとする「守り」の布陣としながら挙党態勢づくりへの腐心も見えるとの書き振り。
埼玉新聞は是も非もなく事実を伝え、上田知事とさいたま市清水市長のコメントを載せています。両首長とも概ね好感を以って受け入れられているのではないかと感じるコメントでありました。以下抜粋です。
【上田知事】
堅実さを重視した布陣となっている。新内閣にはわが国の抱える課題に対してしっかりと成果を出していただくことを期待する。
【清水市長】
国会での説明能力が高く、実力を兼ね備えた次世代の人材を登用した布陣で、堅実・実力重視内閣と言えるのではないか。日本経済は引き続き好況と言える状況ではあるが、少子高齢化や人口減少といった社会環境は厳しさを増しており、引き続き地方経済の活性化に向けた取り組みを強力に推進することに期待している。
私は、これ以上東京一極集中が進まないような政策をお願いしたいと思いますね。確かに、東京は日本の首都であり、光り輝くトウキョーは日本人の誇りでもありますから、東京がエネルギーを失うような政策は得策ではないと思います。しかし、このまま東京の独り勝ちを許すのも得策とは思えないのです。今の東京は人を集めすぎです。若者が結婚し、子どもをゆったりと産み育てられる環境以上に人を集め過ぎているのです。
若い皆さん、田舎でゆったり子育てをしませんか?田舎には東京のような刺激的な魅力とは違った”ゆったり”がありますよ。
さて、最後に。このところの”安倍たたき”についてひと言。いやー、ひどかったですね。ネットなどではメディアに対する「偏向報道」「印象操作」「メディア主義」「報道しない自由」などへの批判的な書き込みも多かったです。特に都知事選での安倍首相の応援演説時の「安倍帰れ」コールは尋常ではなかった。さらにその一部を取り上げて安倍首相批判するメディアが続出。これも「印象操作」としてネット上ではメディア批判の対象となっていました。
それはさておくとしても、そんな様々な苦境に耐え、支持率低下に耐え、新たな人事でひとまずの評価を得た安倍首相のしぶとさはすごい。
これから民進党の党首選挙もあるようです。民進党もいろいろありましたが、結局、ネガティブな印象をぬぐえず。離党議員や選挙協力の在り方なども信頼を得ることができなかった。これから国政も様々な動きが出てきそうです。国会議員とは国民の生命と財産を守る人たちであり、一国民としては「なんでも政局」ではなく健全な議論を期待したいと思いますね。