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世相を映す言葉

2017.10.17

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改めて 選挙一考

 毎日、さまざまな選挙報道がなされています。思えば、日本は戦後70余年の中で荒廃から復興、そして成長、凋落、成熟と時代と共に様々な経験をしながら今日に至っています。そして、時々に様々な言葉が世相を反映してきました。今日は私の記憶を頼りに時代を少し振り返り、将来の着地点について考えてみたいと思います。時系列不問、私の独断や偏見をお許しください。

【世相を反映する言葉・現象】
 戦後→一億総ざんげ→農地解放→戦後復興→ベビーブーム→集団就職→三種の神器(家電)→もはや戦後ではない→神武景気→なべ底景気→岩戸景気→所得倍増→家付き、カー付き、ババ抜き→無責任時代→三ちゃん農業→公害→巨人、大鵬、玉子焼き→かぎっ子→三食昼寝付き→核家族→日本列島改造→ベッドタウン→イザナギ景気→一億総中流社会→エコノミックアニマル→モーレツ社員→受験戦争→沈まぬ太陽→ウーマンリブ→万博→脱サラ→大量生産大量消費→石油ショック→狂乱物価→落ちこぼれ→偏差値→非行→ネアカ→ひょうきん→義理チョコ→新人類→家庭内離婚→登校拒否→ひきこもり→学級崩壊→地上げ屋→バブル景気→日はまた昇る→新人類→亭主元気で留守がいい→ぬれ落ち葉→バブル崩壊→就職氷河期→日本沈没→省エネ→清潔志向→もったいない→男女共同参画社会→女性活躍→少子高齢化→消滅可能性都市→一億総活躍→地方創生→保育園落ちた、日本死ね・・・

 まだまだいろいろありますが、「そんな時代もあったなあ」と懐かしい。日本列島改造で高速道路網が整備され、東京オリンピック、新幹線も開通、大阪万博で初めて灯をともした原子力発電も当時は熱狂的に歓迎されました。反面、今から思えば、事後論的ですが、いくつも時代のターニングポイントはあったのかなあというそんな言葉もあります。特に、子どもたちを巡っては、核家族、かぎっ子、受験戦争、偏差値など大人が作った社会に、登校拒否、学級崩壊など様々な症状で抵抗。胸が痛みます。農業においても、農地解放、集団就職、三ちゃん農業の行きつく先が今、ということなんですよね。ばば抜きとか、ルス亭主やぬれ落ち葉とか、結構失礼かつコケってますよね。ひどいもんです(苦笑)。消滅可能性都市も幸手市にとっては厳しい。

 さて、回顧はこれくらいにして未来について。戦後復興から成長、凋落、そして成熟と変容し、時代が一巡した感がある日本はこの先、未来をどう描くのか。課題山積の日本ではありますが、しかし、今回の選挙は、実は「安倍政権4年10か月」ではなく、まさに、戦後からこれまでのパラダイムを見直し、真に新しい時代をどう構築していくのか。如何に夢が描けるかが問われる選挙かなと私は感じています。

 私はこの前のブログでも書きましたが、まず、今の日本は本気で「東京一極集中」を是正し、田舎(特に都会近郊)は都会のベッドタウンであるというイメージを払しょくする。そして、都市と田舎のどちらもきらきら輝く日本を目指すべきだと思います。その過程を経る中でいろいろな課題が解消していく。そんな気がしますが皆さまはいかがでしょう。

≪追伸≫
 国政選挙は静かな選挙で、なかなか候補者の姿を見ないとお伝えしていますが、以下の日程が決まりましたのでご案内申し上げます。

 「三ツ林候補 立会演説会」
   場所 市内スーパー ヤオコー前
   日時 来る18日 午前11時ごろより
   応援弁士 太田房江衆院議員(元大阪府知事)

 ※応援弁士は太田房江参院議員です。元大阪府知事であった太田氏は、大阪維新の橋下氏と戦った知事ですが、さて、どんなお話が聞けるのか。お時間のある方は是非ご参集を。