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昨日の幸手市 期日前投票に長蛇の列
今日は投票日。台風21号の接近が投票率の行方に影響を与えるのではないかとの予想もありますが、皆さまはいかがですか。すでに期日前投票を済ませたという方も多くいらっしゃることでしょう。昨日は幸手市でも1時間の待ち時間が発生するほど、期日前投票が長蛇の列となったようです。
それにしても、この選挙戦を通じて感じるのは、投票先を決めかねている方が多くいらっしゃるということです。特に、子育て世代のお母さんたちは、子どもたちの将来や自分たちのこれからなど、本当に未来を切り拓く政策、政党はどこなのかと真剣に考えた挙句、決めかねているという話を聞きました。責任を持って投票することができない。今回は棄権すら選択肢だという方も。
「100%の満足はない」。これは政治にも当てはまることです。多岐に亘る政策のすべて100%が一致する選択はあり得ない。何をよりベターとするか。十人十色の意見を集約するために考え出されたのが議会制民主主義です。日本は、少なくとも政治を「選ぶ」自由のある国です。より期待できる人、政策、総じては政党を選挙で選ぶのは国民の権利であり義務でも自由でもあります。その原点に立てば、「雨が降って棄権」の選択は是非避けてほしい。
先のブログで戦後の世相を振り返りました。戦後70余年、いろいろな時代がありました。私たちは「あの頃の未来」に立っている。
戦後政治の集大成として、また、国内外が新しい局面に差し掛かり、変えなければならない仕組みや制度疲労を起こした仕組みも当然あります。しかし、最近では東京都豊洲移転問題などを例として、劇的な変化を求めるあまり、私たちの生活が安定を欠くことは一番避けなければならないことであろうと私は考えます。政治家にとって「国を守る」「国民の生活を守る」のは重責です。
そして、私たちの一票がこの世の中を作っているのは確かです。
さて、今日はこれから雨が強まる予報です。これから投票に行く方は早めにお出かけください。投票は午後8時まで。よろしくお願いいたします。