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9月議会スタート

2023.08.28

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日程は8月25日〜9月22日まで

先週金曜日から9月議会が始まりました。少し遅くなりましたが、会議日程をお知らせいたします。

8月25日 開会
8月28日〜30日 一般質問
9月5日 議案に対する質疑
9月6、7日 文教厚生常任委員会
9月8、11日 総務常任委員会
9月12、13日 建設経済常任委員会
9月22日 採決 閉会

開会日は議長の退任はなかったものの通常通り始まりました。不信任の求める意味をお分かりいただけないことは残念でしたが、しかし、9人の議員は9月議会を人質に取るような愚かなことは、当然選択の余地を持ち合わせてはいません。

ところが不信任は正副議長にとっては政局でしかないようです。その証拠に、一昨日、ある会合で、「皆さんにご心配をおかけしましたが、ボイコットの議員は全員議会に出てきました。ここにいる本田副議長と戦ってきた結果です」と大きく笑いながら、スピーチをはじめられたとか。もちろん、このコトバを頼もしくお聞きになった方もあるかも知れませんが、あれからずっと不信任決議について考え続けている私には議長職たる方の、コトの本質に気付けないあまりに虚しい"勝利宣言"としか。

♥私は不信任決議についてあれからずっと考え続けています。ヒト憎しの糾弾ではなく、コトの本質の探求です。そして、最近、あることに気付きました。議長不信任を政局や対立に矮小化しては見えない、民主主義や民主議会を脅かす、今の幸手市議会の本質的大問題で、議長も気付かない、まだ議員の間でも言語化、共有し切れていない問題が見過ごされていることに。

♥♥見過ごしにされている問題の深さを鑑みた時、今回の不信任決議を政局だ、勝った負けたと矮小に表現し、9人の開会日の良識ある判断を愚弄するかの、ところ構わぬ対立的勝利宣言は本質を見抜くお力の限界を露呈するものでしかなく、議長職リセットの必要性を改めて確信させる行為だと私は感じます。

♥♥♥皆さん、実は。この問題は見た目より複雑な問題を孕んでいます。いろいろな議員と議論して来ましたが、まだ議員の中でも十分に意識化されていないが、議会が議論すべき"根本的問題"が手付かずな状態なのです。デリケートな問題です。まだ考察を始めたばかりですが、議会にとっての重大過ぎる問題であり、これこそ今回の件が幸手市議会に突きつけた捨て置いて終わりにしてはいけない由々しき問題だと私は確信します。これに気付いている議員はまだ少数ですが、慎重に確かめながらこれからもきちんと向き合い、整理が付きましたら皆さまにもいずれご報告できたらと。

お互いの異なる主張には耳を傾けいただくてしても、不信任を出した側がおかしいのか、出された側がおかしいのかなど、皆さまにはどちらが正義とか悪と決めつける議論に乗ることなく、今しばらくお見守り下さいますよう。よろしくお願いいたします。

監査報告書

2023.08.25

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令和4年度 幸市一般会計・特別会計決算及び基金運用状況審査意見書 より

前号で概ね、皆さまに関連の深い市政の動き・報告をお知らせできました。今日から9月議会が始まります。今日は執行部から議案説明があり、議案審議がスタートします。

その前に、決算監査報告書より、監査内容について抜粋してお知らせいたします。比率や金額は同じでも、毎年事業内容や収入状況も違う。間違いなく市の財政を捉えるのは本当に難しいです。私の頭の整理方、まずは大枠の数字や比率などを報告書からみておきたいと思います。

令和4年度 幸手市一般会計・特別会計決算及び基金運用状況審査意見書より】
〜むすび〜

令和4年度は、前年度に引き続き新型コロナウィルス感染症の感染の拡大防止として新型コロナウィルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した事業を実施したこと、また、エネルギーや食料価格等の物価高騰対策として、電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金給付事業費補助金を活用した各事業を実施したことなどが決算額に影響与えることになった。

■決算状況
◆一般会計・特別会計合算
 歳入総額 312億7,624万4,922円
 前年度比 4億2,456万9,671円(1.4%)増
 歳出総額 292億2,274万2,933円
 前年度比 4億1,018万2,445円増
■一般会計
 歳入総額 199億7,015万2,100円
 うち自主財源 96億3,656万1,600円
 前年度比 10億6,555万4,698円(12.4%)増
 自主財源比率 48.3%
市税収入 67億967万7,532円(前年度比1.4%増)
◆一般会計歳入歳出差引額16億2,764万9,966円
◆実質収支額 15億78万4,506円
■財政指数
◆経常収支比率93.9%(前年度比8.6ポイント上昇)
◆財政力指数0.700(0.016ポイント低下)
◆実質公債費比率3.8%(前年度比1.1ポイント低下)

最後に
「みんなでつくる 幸せを手にするまち 幸手」の実現に向けた第6次幸手市総合振興計画の理念に基づき、各種政策の実施にあたっては法令の遵守及び数量、実施時期等が適正・適切であることの確認を徹底しつつ、少子高齢化・人口減少等の現状を把握し将来を見据え、優先度と効果を検証し、行財政事務の合理化・効率化に取り組むことを期待し、令和4年度決算審査の総括とする。

♥代表監査委員さんには一人体制での監査、お疲れさまでした。

♥いろいろ難しい言葉が並んでいます。数字や指数だけを見ても分からないことばかりですが、検索のキーワードとしてご活用いただき、皆さまの幸手市理解の一助としていただけましたら幸いです。
※いつも通りの作業をしたのですが、字が薄いですね。見辛くて申し訳ありません。

市政の動き

2023.08.24

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市の報告より

(前号の続き)
次は、幸手市にとって大変重要な学校再編に関する報告です。

皆さまもご承知のように、幸手市における児童生徒数は、昭和57年度の9,687人をピークとして、年々減少。令和5年5月1日では3,164人と、ピーク時の約3分の1程度に減少しています。また、今後の児童生徒数の将来推計では、令和17年には小学校児童数は1,412人、中学校生徒数は706人となることが想定されています。
幸手市では、令和3年8月20日付けで木村市長から教育委員会に市内小中学校の今後の在り方についての検討依頼があり、今年7月11日、教育委員会は策定した「幸手市立小・中学校適正規模・適正配置等に関する基本方針」と合わせて教育委員会の意見を附し、総合教育会議に報告。
以下は、教育委員会がまとめた「幸手市立小・中学校適正規模、適正配置等に関する基本方針」の各項目の結論のみ抜粋です。

「幸手市立小・中学校適正規模、適正配置等に関する基本方針」(一部抜粋)

❶適正規模・適正配置の望ましい目安
◆望ましい学校規模の目安
小学校➖概ね12学級以上 中学校➖概ね9学級
◆望ましい通学距離の目安
小学校➖概ね4km以内 中学校➖概ね6km以内

❷再編方針
◆学校再編の具体的な枠組み
再編方針1➖東中学校区の小学校3校(権現堂小、吉田小、八代小)と中学校1校(東中)を一体的にとらえて、義務教育学校を現在の東中学校に開校する。
再編方針2➖さかえ小を上高野小に統合する。
【配慮点】
再編方針1➖義務教育学校を速やかに開校するとともに将来的に魅力ある施設づくりに努める/児童生徒や保護者の要望により市内全域から入学できることとする。
再編方針2➖当面の間は幸手中と西中のいずれに進学するか選択できるような弾力的な扱いにする/さかえ小に関係する弾力的な扱いについても継続する。

なお、幸手小、行幸小は、先の4校を除き将来的に6学級から11学級となることが見込まれるが、現時点では検討基準には該当しない。しかし、児童数の動向を注視しつつ、状況に応じて学校再編の適否について検討するものとする。
東中については、再編方針1のような方策を講じることで、小規模校であることの課題を解消・緩和し魅力ある学校づくりに資するものとする。

<教育委員会附帯意見>
学校再編を進めるにあたっては学校設置者の責務として、次の事項にご配慮をお願いしたい。
・より良い学校環境を子供たちに提供できるよう、学校再編を早期に実現すること。
・今後も新しい魅力ある幸手市の学校教育を実現するための予算措置を講ずること。
・学校再編後も継続して使用する学校施設を整備するために、十分な予算措置を講ずること。
・学校再編を円滑に実現するために十分な人員配置を行うなど、適切な組織体制を構築すること。
・通学距離が長くなる場合はスクールバスを必ず運行すること。
・地域住民との合意が図られるよう丁寧な説明を実施すること。

<各種調査>
【対象者】
・市内小中学校在学児童・生徒の保護者
・市内小中学校在学児童・生徒(小5、6 中1、2)
・学校運営協議会委員
・私立幼稚園・保育園、公立保育所に子供を通わせている市内在住の保護者
【調査機関】
令和4年9月12日〜9月30日
【回収結果】
対象者数 4,149人 回答数 2,727人
回答率 65.7%

♥骨組みのみの抜粋ながらかなりな情報量となりました。検討内容まではお知らせし切れませんが、市教育員会総務課ー幸手市教育審議会と検索すると、この問題を審議した教育審議会の会議録を見ることができます。どんな議論があったのか。ご関心のある方はリンクを貼っておきますのでご覧ください。
https://www.city.satte.lg.jp/sitetop/soshiki/soumu/1/9277.html

市政の動き

2023.08.24

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市の報告より

(前号続き)
土木関係報告では、浸水対策が進みそうです。
水害対策は幸手市の最大級の課題です。市内には大雨時の浸水・冠水地域が複数箇所あり。少しずつ改善しているとは言え、長年、住民の皆さまに大変なご苦労をおかけしてきました。

1.大堰橋周辺地区浸水対策シュミレーション結果について
ファイル 1913-1.jpeg 想定される効果は左をご覧ください。
大堰橋左岸周辺は地形が低く、毎年雨水対策を講じていますが、年に数回の台風等の大雨の際には冠水被害が発生。このような中、市や県では過去に冠水対策としていくつかのシミュレーションや検討を行ってきました。このうち、埼玉県の倉松川への雨水受け入れ量の増量についての検討結果において、一定の条件付きで倉松川へのポンプ排水の増量が可能となりました。このため、市では令和4年度に、効果的な浸水対策を検討することを目的としてシュミレーションを行いました。3つの対策案については今後詳細設計を行なって行きます。

♥水害対策は住民の資産価値を高め、引いては幸手市の価値を高める未来投資です。大いに期待したい事業です。この事業の概算費用は約13億円と見込まれます。大きな予算を伴いますが、事業の予算化が滞ることのないよう推移を見守って参ります。

(次号に続く)

市政の動き

2023.08.24

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市の報告より

議会では、定例会開催の前に市からいろいろな報告がなされます。9月議会の議案を精査する前に、まずは市の報告の中から幾つかを何回かに分けてお知らせいたします。市政理解にお役立ていただければ幸いです。

たくさんの情報から
まずはイベントや行政情報です。

1.第6次幸手市総合振興計画のパブコメ募集中
市の最上位計画である第6次総合振興計画の後期計画の素案ができ、現在、パブリックコメントが実施されています。ご関心のある方は9月19日までに市にご意見のご提出を。

1.令和4年度指定管理業務事業評価
幸手市では、アスカル幸手やコミセン、武道館、図書館などの運営のほか、市営釣り場、総合公園などの公園の管理者として8事業者を指定しています。令和4年度評価は、A評価が7事業者、S評価が1事業者。市民の皆さまが安心で快適に利用される環境が維持されているものと認識いたします。

1.幸手市民まつり 10月28日(土)開催決定
場所は、昨年同様権現堂第2公園を予定。

1.令和6年幸手市二十歳を祝う会 令和6年1月7日(日)開催
場所はアスカル幸手にて。成人年齢が18歳となりましたが幸手市では二十歳を祝う会として2度目の開催となります。

(次号に続く)

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