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北朝鮮新型弾道ミサイル発射

2017.08.29

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今朝、日本の上空を通過、襟裳岬の東の太平洋上に落下

 日本政府は午前6時過ぎ、北朝鮮からミサイルが発射された模様と全国瞬時警報システム(Jアラート)で速報。

 日本政府は「わが国の安全保障にとって重大な脅威である」と警告。Jアラートによる警戒が発令されました。対象地域は北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、新潟県、長野県。埼玉県は対象地域からは外れていたのでJアラートはなりませんでした。
 北朝鮮がミサイル発射に込めた意図とは。今後、国際社会はどう対応していくのか。ニュースではトランプ政権に強いゆさぶりをかけることが北朝鮮の目的ではないかとの分析が示されていますが。

 平和と安全あっての私たちの生活です。歴史や国際社会のひだの深いところに何があるのかは私たちには簡単に見えるものではありませんが、国際社会、北朝鮮ともに冷静で賢明な判断がなされることを祈るのみです。

世界の税制に与える影響は

2017.04.29

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米税制改革案公表

 昨日の日経夕刊より

 トランプ米政権は26日、大型税制改革案の基本方針を公表。連邦法人税率を35%から15%へと大幅に下げることが柱で「過去最大の減税案(ムニューシン財務長官)となる。輸出を免税して輸入を課税強化する「法人税の国境調整」は現段階で導入見送り。減税規模や財源などは公表を先送りしたため、議会との交渉が難航する恐れがある。というもの。

 法人税率の引き下げはトランプ大統領の選挙公約で、今回の税制改革案公表はその実績づくりとの側面が大きく、財政規律を重視する与党・共和党と安定財源の確保を巡って議論が紛糾する可能性もある。というのですが。

【トランプ政権の税制改革案要旨】(日経まとめ)
個人
・7つの税率区分を3つ(10%、25%、35%に簡素化
・基礎控除額を2倍に
・保育・介護支出のある世帯の税負担軽減
・富裕層に恩恵をもたらしている優遇税制租の廃止
・最低代替税の撤廃
・オガマケアの財源である3.8%の純投資所得税の撤廃
法人
・法人税率を15%に引き下げ
・源泉地国課税方式を採用
・海外留保資金に1回のみ課税

 法人税の減税はレーガン政権下の1986年に46%から34%に引き下げて以来、約30年ぶりの大型減税で、実現すれば、主要国で最も高かった米国の法人税率は日本やドイツなどより低くなる。
 米法人税制は企業が海外で稼いだ地益にも課税する「全世界所得課税方式」を採用しているが、この改革案では、海外利益は課税対象外とする「源泉地国課税」に切り替える。日本など主要国は源泉地国課税で、米企業には「国際競争で不利だ」と不満が強かった。節税などで企業が溜め込んだ海外留保資金には「一度のみ課税する」とする。
 個人税制は、最高税率を39.6%から35%に下げ、7段階ある税率構造も10%、25%。35%の3段階に簡素化。基礎控除を2倍に引き上げて低中所得層の減税幅を広げる。ただ、現段階では減税規模は不透明。
 主に富裕層にかかる相続税は「廃止」、株式ねどへの譲渡益に課税する「キャピタルゲイン税」は税率を23.8%から20%に引き下げる。
 ただ、減税には安定財源の確保が課題となり、財政悪化が同時に進めばドル相場を中心に金融市場が不安定にあるリスクもある。というのですが…。

 ”税制”はグローバル化した社会で最大の関心事ではないでしょうか。先日もブロクで書きましたが、古来、「租・調・庸」は統治そのもので、課税には「儲けは誰に帰属するか」というその国の考え方が表れる。さらに、現代のグローバル社会においては、徴税と再配分の2面的機能の適正性が、自国民だけでなく、富める国、貧しい国など国際的バランスの中で問われる。

 先日もお話しいたしましたが、同じ地域に住んでいても「便利・不便」「住みやすい・住みにくい」など正反対の価値観が存在するのが「コミュニティ」であり「社会」です。トランプ大統領を選んで100日がたっても様々な思いが錯綜するアメリカ。これからは、これまでの大統領への期待感から、自分たちの実益を左右する政策の是非が問われていく局面に。
 
 さて、債務が最低水準だとされる米国。米国の議会制度では、予算や税制はホワイトハウスではなく議会に立案と決定権があり、今回の税制改革案には財政規律を重視する議会側と意見の隔たりがあるということです。
 「どこかの国がくしゃみをすればどこかの国が風邪をひく」。グローバル社会の連鎖の中で、今回の米税制改革案は私たちの生活にどのような影響として現れるのでしょうか。

イスラエルの少女

2017.03.12

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国際援助の輪

 3/8日の朝日新聞13面<国際>より またまた新聞後読みです。

 イスラエルとの度重なる戦闘で荒廃したパレスチナ自治区ガザを復興させたいー。そんな情熱を胸に会社を起こしたパレスチナ人の女性(23)とそれを支援する日本の団体のお話しです。

 女性は大学で土木工学を学んでいた2015年に建築資材会社を起業。高価なセメントを少なくして、ごみ同然の焼却灰を使ったブロックを発案し、仕上げた。14年夏の戦闘で被害を受けた約14万戸のうち、再建できたのは半数ほど。ガザの経済は荒廃し、失業率は4割超に。雇用創出が大きな課題となる中、企業が注目を集めている。
 結婚して家庭に入ることが当然とされる社会で、灰を求めて廃棄物処理場や食堂を回り、工場で試作に明け暮れる女性に周囲の視線は冷たかったが、転機となったのが昨年の8月。日本の若手社会人らでつくる有志団体がガザの若者の企業を支援しようと現地で開催したビジネスコンテストで優勝。日本での支援の輪が広がり、設備不良だった素材検査も日本の会社が引き受けた。
 女性は国際女性デーに日本に来日。建築資材の製造や品質管理の先端技術を学ぶほか、若手社会人の有志からビジネスを教わるという。「日本の皆さんとの出会いが私の人生を変えた。将来の夢は、才能があるのにチャンスがないガザの若者のために起業支援の学校をつくることです」と話す。

 いかがですか。嬉しいお話しですね。心の歯車ががっちり合さった心地よさというか。パレスチナの、そして、日本の若者がこんな力強い活動をしているということを知って、本当に嬉しくなりました。
 まず本人が頑張る、そして周りがサポートする。周りがサポートする、そして本人が頑張る。時と場合によりますが、でも、やっぱり先に本人のやる気があってこそ。
 
 そして、この女性が発案したコンクリートブロック。焼却灰を使っているので軽いのが特徴のようです。地震国の日本の安全基準をクリアできるような製品が完成するなら、日本でも応用したい技術ですよ。幸手市では現在のところ、焼却灰は最終処分場に埋め立てていますが、処分場のキャパがなくなれば、県の最終処分場に搬入することになっています。ブロックとして再生できればいいですねえ。
 
 若者が世界で活躍している姿が嬉しくて、ついみなさまにもお伝えしてしたくなりました。こうしてお互いを認め合い、共に切磋琢磨していくなら世界中から戦争がなくなることも夢ではないと思えますね。
 世界の中には暗殺や隣国との間に壁を作ろうという考えが支持されている国もありますが、軽やかな若者の発想に対して、古臭いものの見方、考え方がちょっと陳腐に見えてしまう記事でありました。

    BOYS & GIRLS BE AMBITIOUS!!


 

フィリピンの台風被害、その後

2013.11.15

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支援阻む、治安悪化

 超大型台風がフィリピンを直撃してから1週間。被災地は治安が悪化し、略奪やレイプなど、殺気立った状況下にあることが伝えられています。

 支援物資や援助の手がそこまで届いているのに、治安の悪化で地元まで届けることができない。政府と地元の確執といった特殊な事情もあるようですが、混迷を極めている状況であることは確かなようです。日本にもフィリピンを故郷とする方が多く住んでいらっしゃいます。在比のお身内をお持ちの皆さまのご心労、ご心配お察しいたします。

 災害などが起こると人心が殺気立つのは一面、仕方ないことです。そのようなときに比較的冷静に行動する日本人がよく比較されますが、心中を察するに、本来、同じような思いをお持ちになっていて当然なのです。

 しかし、同じ心理状態に置かれながら、なぜ、違う行動が生まれるのか。日本には何があって、何がないのか。災害政策を考える政治や行政は、さまざまな状況を科学的に究明し、どんなときも国民・住民が冷静な行動をとれるような文化、環境、システムを平常時から構築する。これが災害対策の大きな方向性だろうと思います。
 科学的に、というと冷徹な響きがありますが、科学的な根拠なくしての施策はつづら折り、行き当たりばったりとなり、「浪費・ムダ」を生みます。

 被災されたフィリピンの方々が早急に援助が受けられるよう、まずは政府によって治安が回復されることを祈ります。

宗谷海峡を中国・ロシア艦船航行

2013.07.15

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日経新聞朝刊より

 今、日経新聞朝刊の2面、中国とロシアの海軍のミサイル駆逐艦など計21隻が13日から14日にかけて相次いで北海道の宗谷海峡を通過した(防衛省統合幕僚長監部発表)という記事を見て驚いています。

 中国海軍艦船の宗谷海峡通過を確認したのは初めて。宗谷海峡は国際海峡のため公海と同様、通過に国際法上の問題はないが、防衛省は海洋活動を拡大している中国を警戒している。中国軍は5日から12日まで、ロシア海軍とウラジオストック沖で合同軍事演習をしており、宗谷海峡を通過したのはその演習に参加していた艦船と思われる、ということです。

 ちょうど先週、私は北海道研修で稚内に行き、宗谷岬から遠く、近くサハリンの島影を望んでおりました。その頃、同じ海で中国とロシアが軍事演習していたとは。稚内市はサハリンに事務所を置き、経済交流なども行っていますが、やはり、国境のまちは物々しさから逃れることはできませんね。稚内市には宗谷岬とノシャップ岬という2つの岬が角のようにオホーツク海に突き出ていますが、そのノシャップ岬には自衛隊のレーダーが並んでいました。

 稚内市内公園の展望台よりノシャップ岬を望む
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 宗谷岬から海峡を望む
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