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平和の祈り 広島原発の日

2025.08.06

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広島原爆投下から80年

第二次世界大戦で広島に原爆が投下されてから80年。広島市平和記念公園では8時から「原爆死没者慰霊式・平和記念式」が営まれ、幸手市はこの式典に毎年、木村市長初め、職員、学校関係者、平和作文の受賞者(市内中学生)を派遣し参加しています。

今、ロシアやウクライナ、イスラエル、パルスチナなど世界では戦闘が絶えません。日本は敗戦国として占領統治を経験し、先人の外交努力のおかげでこの80年、平和国家として国民は守られて来ました。国政の歴史においては、不平等な様々な扱いに、時に苦渋の選択も、恐らく少なくなかったと推測いたします。今、国会では、トランプ関税の交渉をあたかも弱腰だと言わんばかりの論戦が展開されているようですが、一国を背負い、平和的解決を導き、自国民を守る外交交渉とは、自国ファーストの立場だけではいかない難しさは必至です。
外交とは小さなブロックを積み上げる地道な交渉です。以前、「最低でも県外」とのフレーズで性急に基地の移転を試みた民主党も結果は…。現在のグローバルな社会で、世界中が、一つの国の一人の大統領にねじ伏せられるかにいい諾々追従するようなことはあって欲しくはありませんが、しかし、外交の舞台裏を支える外交団の懸命の努力を、同じ国民として私は信じたいです。

♥確かに、"内圧"も大事です。しかし、人を貶めるような発言が飛び交う今の国会の姿は残念であり、国会のセンセイ方には品位ある議論で日本の選択を議論いただきたいと思う次第です。

♥♥平和記念式に派遣された中学生が、どんなことを学び感じてくれるのか。原爆の悲惨さだけでなく、この体験、経験を、これからのいろいろな思考や判断に活かして欲しいと願っています。

歴史に学ぶ

2017.04.13

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上杉鷹山 成さねば成らぬ何事も 成さぬは人の成さぬなり

 Youtubu動画サイトより

 最近、動画サイトのサーフィンをやっています。フェイクや偏向性が指摘されるインターネット情報ですが、それは地上波でも同じ。フェイクや偏向など恣意性は見る側が折り込みで見るべきであり、情報は、疑いなく純粋に1つの方向に傾倒して見る方が間違いです。「マユツバ」は大事な態度だと私は思っています。でも、動画サイトって、配信する人によって同じ事象でも様々な切り口があって、世相観察には面白いです。

 さらに、インターネットはその間口が広い。今朝はそんな中で、故ケネディ米大統領が来日時、尊敬する政治家を問われて「上杉鷹山」と答えたとの動画をみつけました。

 動画はケネディ大統領の逸話をきっかけに、上杉鷹山の功績や生涯が簡潔にまとめられたものでした。歴史好きには「こんな有名な人も知らないの」って言われそうですが、表題の言葉を始め、江戸時代にあって「自助」「互助」「扶助」の精神を説き、寄附を募って学校を作り、稲作以外にベニバナや漆など、新しい作物の栽培による殖産を奨励し、自ら城にもそれらを植えて範となったなどが紹介されていて、「すごい人だったんだ」ということを改めて知りました。
 何よりすごいのは、藩政(施策や仕組み)で結果をだしたこと。長寿化を実現し、藩の収入を増やし、常時は「自助」「互助」を、非常には「扶助」が働く仕組みを構築したことです。江戸時代はぬるま湯につかっていても誰も助けてはくれない。先代までの浪費で疲弊した藩政を立て直し、人心を一新し、さらに新たな価値を生み出していった手法がすごいと思います。コップの上澄みをかき回すようなパフォーマンスではなく。

 私たちは学校で「歴史を学び」ますが、年号や人物の丸暗記ではなく、歴史教育とは「歴史に学ぶ」という態度を涵養することなのでしょう。現代にも通用する、いや、過去に蓄積された日本人の高い精神性を私たちは学び直さないといけないのかも知れません。自虐史でも超賛美でもなく、事実として歴史に学ぶ。
 特に為政者や政治に携わる者が歴史に学ぶことは大事なことであろうと思います。私も改めて日本の歴史を深く学びたいと思います。

 
 

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