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台風8号

2022.08.13

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13日 東海 関東甲信に上陸の見込み 線状降水帯も

気象庁によりますと、台風は13日の日中、東海や関東甲信にかなり接近し、上陸する見込みです。東海や関東甲信では局地的に、雷を伴って1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降り、14日にかけて大雨になるおそれがあります。

皆さまには防災無線などにも注意し、必要な備えと避難場所や避難所、ご自宅からの避難ルート、また、ご家族との連絡方法など、改めてご確認を。避難場所は基本的には一時避難であり、必要と思われるものは持参するのが原則です。薬や飲み物など、ご自分に必要なモノはご用意ください。

なお、避難とは命を守る行動です。命を危険に晒して何が何でも避難場所に行くというのではなく、"どうすることが一番生存率が高いか""より安全の可能性が高いか"をそれぞれの皆さまが判断され、もし、自宅の2階にいた方が命の助かる確率が高いと思われる時は、ご自宅での垂直避難もご検討を。特に、大雨時の車での外出には十分お気をつけください。

以下はNHKネットニュースより都市型災害の危険性に関する抜粋です。
❶排水が追いつかないと周囲より低い土地や狭い道路には水が集まりやすくなり、川のような急な流れができて足元をすくわれる危険があります。
❷車が浸水すると、30センチ程度でエンジンが停止し、50センチ以上では車が浮いて流される危険があります。
❸急に天候が悪化した場合、見通しが悪い場合には無理をせず安全な場所に車を止めて、雨風が弱まるのを待って下さい。
❹都市部では、建物が多い上に道路も舗装されて雨水がしみ込みにくく、1時間に50ミリ程度以上の雨が降ると排水が追いつかなくなるおそれがあります。下水道などの排水機能が追いつかなくなり、地上に水があふれ出す「内水氾濫」と呼ばれる現象です。

♥内水氾濫は幸手市でも常習的に発生してしまう場所があります。市では排水ポンプや仮設ポンプの事前設置により強制排水を行なっていますが、地形上及び大中落や倉松川への排水路が集中することにより、吐ききれない雨水による内水氾濫が起きやすく、地域の皆さまには雨の度ご心労をおかけしてしまいます。その地区に車でご移動される必要のある方は通行止めになっていない道路であっても❷を参考に他の道を迂回するなど、絶対ご無理のないようご行動願います。

♥♥ちなみに、気象庁では発達した積乱雲が次々と連なる「線状降水帯」の発生のおそれが高まった場合、気象情報の中で警戒を呼びかけています。一方で精度には限界もあります。気象庁によりますと、過去の事例からみた“的中率”は全国で2回に1回程度、地方単位では4回に1回程度で、情報が出ない中で線状降水帯が発生するいわゆる“見逃し”も3回に2回程度あるということです。
『予測が出ていない地域が安全だ』というわけではありません。
急激に状況が悪化した場合は早めに安全な場所に移動するようにしてください。

ハザードマップ更新

2022.04.02

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個人の避難行動計画=マイタイムライン=

4月号広報さってに折り込まれている「幸手市地震ハザードマップ」「幸手市洪水ハザードマップ」はもうご覧になりましたか。2つのハザードマップが昨年3月に更新されました。

ハザードマップは、地震災害や洪水・はん濫に関する情報と避難方法などを市民の皆さまに提供することにより、日頃からの防災意識を高めるとともに、いざという時に安全かつスムーズな避難行動に繋げ被害を最小限にすることを目的とした地図です。
ハザードマップには、災害時の持ち出し品など「わが家の防災メモ」が記入できるようになっています。

また、洪水ハザードマップに織り込まれている「マイタイムライン」記入用紙。市の危機管理防災課HPには、
?高齢者世帯の場合
?子ども世帯の場合
?ペット同居世帯の場合
の3つの世帯別に記入例が掲載されています。幸手市で初めて避難勧告が発令された台風19号の経験をもとに、わが家の場合、どんな備えが必要かについて、この機会に是非、ご家族で話し合ってみてください。

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地震も含め、災害時は自助7:共助2:公助1と心得て。何か心配なことがありましたら、日常から備えて参りましょう。皆さまのご協力をお願いいたします。

また、幸手市では避難行動にご心配のある方に対して、避難計画の作成をサポートしていますので、こちらも平時よりご確認ください。

台風14号

2021.09.20

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台風14号は18日午後、静岡県の沖合で温帯低気圧に

気象庁によりますと、台風14号は17日夜、福岡県に上陸したあと、18日未明に愛媛県、18日朝早くには和歌山県に再上陸。その後、太平洋へ抜けて東海の南の海上を東へ進み、午後3時に静岡県の沖合で温帯低気圧に変わりました。

台風14号に限らず、昨今の台風や豪雨は大型化の傾向にあり、九州から関東まで、日本列島を総なめにするかのごとく縦断するのが特徴的です。台風が大型化する原因はやはり海水温の上昇にあると専門家。地球温暖化、脱炭素など難しい問題が立ちはだかります。

♥今回は、関東地域に到達するまでに温帯低気圧に変わり、幸手市も事なきを得ましたが、人智や経験の追いつかない自然現象はいつ発生するか分かりません。何度か備えが空振りすると備えを疎かにしがちですが、気を緩めることなく、普段から災害に備えて参りましょう。

♥♥災害は、いつ来るか分からない。
災害発生時は、自助7、共助2、公助1と心得て。家族の連絡方法などをご確認下さい。

♥♥♥また、身近なことで、できることからエコライフを進めて参りましょう。

大雨警戒レベルおさらい

2021.09.18

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避難情報と大雨警戒レベル

朝から雨音が強くなって来ました。改めて「大雨警戒レベル」について確認しておきましょう。以下は、警戒レベル1から順に住民がとるべき行動の詳細です。

■ 警戒レベル1 災害への心構えを高める
災害発生の危険性はまだ低い段階ですが、気象庁から警戒レベル1「早期注意情報」が発表された場合には最新の防災気象情報などに留意するなど、災害への心構えを高めてください。
◇◇早期注意情報は気象庁別ウインドウで開きますのページで確認することができます。

■ 警戒レベル2 ハザードマップ等で避難行動を確認
気象庁から警戒レベル2「大雨注意報」や「洪水注意報」等が発表され、災害発生に対する注意が高まってきた段階です。ハザードマップで災害の危険性のある区域や避難場所、避難経路、避難のタイミングの再確認など、避難に備え、自らの避難行動を確認しておきましょう。
◇◇大雨注意報や洪水注意報等は気象庁別ウインドウで開きますのページで確認することができます。

■ 警戒レベル3 危険な場所から高齢者等は避難
市町村から警戒レベル3「高齢者等避難」が発令された段階です。避難に時間がかかる高齢の方や障がいのある方、避難を支援する方などは危険な場所から安全な場所へ避難しましょう。また、土砂災害の危険性がある区域や急激な水位上昇のおそれがある河川沿いにお住まいの方も、準備が整い次第、この段階での避難が強く望まれます。また、それ以外の方も普段の行動を見合わせたり、いつでも避難できるように準備をしたり、危険を感じたら自主的に避難をしましょう。
◇◇避難情報の発令状況は各自治体やNHKのページ等でも確認できます。
◇◇◇幸手市では市のHPホーム画面に「排水用仮設ポンプ設置に伴う交通規制場所」のお知らせが貼付されています。それをクリックすると様々な緊急情報がリンクされていますのでご確認ください。

■ 警戒レベル4は、対象地域住民のうち危険な場所にいる人は全員避難
市町村から警戒レベル4「避難指示」が発令された段階です。対象地域の方は全員速やかに危険な場所から避難してください。

■ 警戒レベル5は、”命の危険。直ちに安全確保”
市町村から警戒レベル5「緊急安全確保」が発令された段階です。既に災害が発生しているか又は災害が発生直前であったり、確認できていないもののどこかで既に発生していてもおかしくない状況で、命が危険な状況ですので、直ちに安全な場所で命を守る行動をとってください。
警戒レベル5になってからでは、安全な避難が難しい状況です。予定していた避難場所への避難が危険な場合には、自宅の上の階や、崖から離れた部屋に移動するなど、その場でとることができる少しでも身の安全を確保するための行動をとるようにしましょう。

♥ 大雨警戒レベル」は、災害発生の危険度が高くなるほど数字が大きくなります。
重要なポイントは、
「警戒レベル3」=市町村「高齢者等避難」発令
「警戒レベル4」=市町村「避難指示」発令
「警戒レベル5」=市町村「緊急安全確保」発令
◇◇◇防災無線にご注意ください。

♥♥まだ稲刈りの済んでいない田んぼもあり。生産者の皆さまにはご心配もあるかとお察しいたします。しかし、河川や田畑の状況などを見に行く、水が溜まりはじめた道路を歩行、走行するのは危険です。改めて、ご家族で避難行動について確認して万が一に備えましょう。

昨日の大雨

2020.09.05

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市内の状況

昨夜の集中豪雨は本当にひどい状況でした。私は雨が降っていた時間、屋内にいて雷の音が聞こえていたのですが、用事が済んだ時間には雨が上がっていて、ニュースなどの情報も収集できていませんでしたが、ふとみると携帯防災メールに交通規制の注意喚起の文言が。改めて市内に大変な被害が出ていることを確認した次第です。

その後、11時前まで市内の気になる地域を巡回しました。大堰橋周辺は職員が出て交通規制をしていましたが、大変広い範囲で道路冠水、住宅浸水が見られ、遠回りしても冠水地にあるお家まで帰れないという帰宅者も。舟もボートも私の見渡す限りでは見当たりませんでした。交通規制が解除になったのが午前2時。どうやってお家に戻られたのか。気がかりです。

さて、冠水の原因は何か。幸手市でも埼玉県と交渉し、倉松川へのポンプの増強対策などが取られてきました。しかし、北側用水から南の水が全て倉松側に流れ込む幸手市の地形では流入水のポンプアップに並行して「市街地に流入させない対策は必要です。

治水対策は大事業です。私が簡単に請け負うことはできませんが、これからも早期改善を訴えてまいります。この度の豪雨で被害が発生した地域の皆さまに改めてお見舞い申し上げます。

まだ、今回の集中豪雨に関する情報が不明ですので、詳細情報を確認してから引き続き幸手市の治水について検証していきたいと思っています。

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