13日 東海 関東甲信に上陸の見込み 線状降水帯も
気象庁によりますと、台風は13日の日中、東海や関東甲信にかなり接近し、上陸する見込みです。東海や関東甲信では局地的に、雷を伴って1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降り、14日にかけて大雨になるおそれがあります。
皆さまには防災無線などにも注意し、必要な備えと避難場所や避難所、ご自宅からの避難ルート、また、ご家族との連絡方法など、改めてご確認を。避難場所は基本的には一時避難であり、必要と思われるものは持参するのが原則です。薬や飲み物など、ご自分に必要なモノはご用意ください。
なお、避難とは命を守る行動です。命を危険に晒して何が何でも避難場所に行くというのではなく、"どうすることが一番生存率が高いか""より安全の可能性が高いか"をそれぞれの皆さまが判断され、もし、自宅の2階にいた方が命の助かる確率が高いと思われる時は、ご自宅での垂直避難もご検討を。特に、大雨時の車での外出には十分お気をつけください。
以下はNHKネットニュースより都市型災害の危険性に関する抜粋です。
❶排水が追いつかないと周囲より低い土地や狭い道路には水が集まりやすくなり、川のような急な流れができて足元をすくわれる危険があります。
❷車が浸水すると、30センチ程度でエンジンが停止し、50センチ以上では車が浮いて流される危険があります。
❸急に天候が悪化した場合、見通しが悪い場合には無理をせず安全な場所に車を止めて、雨風が弱まるのを待って下さい。
❹都市部では、建物が多い上に道路も舗装されて雨水がしみ込みにくく、1時間に50ミリ程度以上の雨が降ると排水が追いつかなくなるおそれがあります。下水道などの排水機能が追いつかなくなり、地上に水があふれ出す「内水氾濫」と呼ばれる現象です。
♥内水氾濫は幸手市でも常習的に発生してしまう場所があります。市では排水ポンプや仮設ポンプの事前設置により強制排水を行なっていますが、地形上及び大中落や倉松川への排水路が集中することにより、吐ききれない雨水による内水氾濫が起きやすく、地域の皆さまには雨の度ご心労をおかけしてしまいます。その地区に車でご移動される必要のある方は通行止めになっていない道路であっても❷を参考に他の道を迂回するなど、絶対ご無理のないようご行動願います。
♥♥ちなみに、気象庁では発達した積乱雲が次々と連なる「線状降水帯」の発生のおそれが高まった場合、気象情報の中で警戒を呼びかけています。一方で精度には限界もあります。気象庁によりますと、過去の事例からみた“的中率”は全国で2回に1回程度、地方単位では4回に1回程度で、情報が出ない中で線状降水帯が発生するいわゆる“見逃し”も3回に2回程度あるということです。
『予測が出ていない地域が安全だ』というわけではありません。
急激に状況が悪化した場合は早めに安全な場所に移動するようにしてください。