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タウンミーティングのご案内

2016.11.20

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本日、午前10時30分より市役所にて

 予てより市報、HP、私のブログでもご案内しておりました市の主催するタウンミーティング。今年度最終回が本日開催されます。市政への理解と深め、生活の中で感じておられることを市長に直接伝えるチャンスです。是非、ご参加を。

【タウンミーティング】
 日時:10月20日(日) 午前10時30分から
 場所:市役所第二庁舎 2階第1会議室
 内容:市政概要及び市政運営方針等の説明及び懇談
 対象:お住まいの地域に限らず、参加自由

 先に行われた他地区の会に参加いたしましたが、参加者は少なかったです。タウンミーティングそのものが、市民の皆さまのご要望等に関して職員が熟慮をして応える場ではない中で、市長の一存で即答されることもあり、それについては危惧を感じるケースもありますが、しかし、市民の皆さまの公式な発言の場として、貴重な機会ですので、是非、ご参加され、日頃の思いを発していただきたいと存じます。
 

市民運動、その後

2016.11.09

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市民と市長の対話集会が終って

 8月から展開されていた市民活動の最終章として、去る28日、駅舎問題に関する市長との対話集会が持たれたことはご案内のとおりです。3時間に及ぶ質疑応答は並行線。市長はハナから中座を決め込み、民意はまったく顧みられることもなく会は終了となりました。会場には消化不良のフラストレーションとともに、徒労感や空しさも漂っていましたが、会場に行かれた皆さまにはどのようなご感想をお持ちになったでしょうか。

 署名活動を推進された皆さまには長らくのご活動本当にお疲れ様でした。そしていろいろご協力をいただきありがとうございました。現実を動かせなかったことには悔いが残りますが、皆さまのご労苦によって駅舎問題の問題性が浮き彫りになり、署名を通して市民の思いが表現されたことはとても意義深いことであったと考えます。
 皆さまといっしょに活動させていただいたことでいろいろ学ばせていただきました。この経験が活かせるようこれからも頑張っていかなければと思っております。

 さて、時折しも、財政課では新年度予算の編成が進められています。事後論となってしまうかもしれませんが、今回の駅舎問題では、私はこの事業が予算化されたときにもっとチェックしておかなければならなかったことがあったように感じています。自治体予算について、改めて勉強して、3月の予算審議に臨みたいと考えています。
 また、あと半月ほどで12月議会も始まります。小池東京都知事の言葉を借りるなら、「市民ファースト」、生活者の目線と女性の視点を大切に活動していきたいと考えています。これからも市政や市議会に関心をお寄せくださいますよう。そして、今後とも変わらぬご支援をよろしくお願い申し上げます。

対話集会の後、文章を書いたり消したりしていたのですが、なかなか思考がまとまらず、今頃の更新となってしまいました。このブログも書きたいことがいっぱいあるのにまとまらずとりとめのない内容となって申し訳ございません。毎日訪れてくださる皆さまには心より感謝しております。これからはもう少し頻度を上げて更新をしていきたいと思いますますので、こちらもよろしくお願いいたします。

   
 

税金の使われ方に関心を持とう

2016.10.26

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納税率向上 13市町村表彰 幸手市は納税率部門第3位

 なかなか新聞をリアルタイムで読むことができず、遅ればせながらですが、18日付けの埼玉新聞より。

 去る17日、2015年度に個人住民税(県民税・市町村民税)の徴収で優秀な実績を挙げた市町村の表彰式が知事公館で行われ、13市町村が上田知事から表彰された、という記事が18日付けの埼玉新聞に掲載されていました。

 「徴収」の反対にあるのが「納税」です。納税率第3位は、関わる職員の努力と、納税義務を果たしてくださる皆さまの双方のお蔭あっての受彰であり、皆さまの努力に敬意と感謝を申し上げます。

 さて、こうして集められた税金の使われ方をチェックするのは誰か。それは議会であり、住民の皆さまです。昨日は西公民館で市主催のタウンミーティングが開催されました。住民の皆さまのご意見を聞く貴重な機会として私も参加して参りましたが、参加者は少なかったですね。
 会は1時間で、とのコールで始まり、初めに市長から、納税者に一番にお話しをしなければならない財政問題や、基幹産業である農業政策や経済政策にはほとんど言及のない市政報告がなされました。その後、25分程度の質問時間が持たれましたが、25分では少し込み入った質問が出ると時間は足りず。今回も終了時間を理由に、最後の質問者の質問が許可されない事態も。15分程度の延長はあったものの、会場には最後の一人が発現をしても、その後エンドレスに質問が出る雰囲気もなかったなかで、最後の質問者を不許可とした運営には残念さが残りました。

 参加者からは「高齢者には夜の7時半が外出が厳しい」との本質的意見も。さらに、若い方の参加もほとんどなし。参加者が少なかったのは、特に28日にコミュニティセンターで駅舎問題に特化した対話集会が予定されていたことも影響したのかもしれませんが、参加者が少なく、若い方の参加もほとんどなく、さらにその少ない参加者のうち役所の職員が半数といういつもながらの光景を目の当たりにするにつけ、いつもながらの時間設定や運営内容、市民への周知などにもっと工夫が必要と感じた次第です。

 しかし、納税者の皆さまにもお願いしたいのは、市民に与えられたオフィシャルな場は、十分活用をしていただきたいということです。私が5年半の議員活動で切実に感じるのは「言うべき時やるべき時に、言う、やる」ということの大切さです。
 私たちが法治国家に住んでいる以上、オフィシャルに与えられる機会を利用せず、後で「ああいろ、こうしろ」とインフォーマルに叫んでも通用しないことが多いです。逆に、インフォーマルな関係性が通用するというのは、公平性や公正性、透明性に欠く土壌となりやすくなりますし、「機会はあったが使わなかったのはアナタです」と言わしめる背景になるのです。
 これはタウンミーティングだけでなく、議会も然り。議会には地方自治法で「議決すべきもの」が定められており、議会の議決は自治体の意志とみなされます。市民の皆さまには議会の議決とは別に、委員会や審議会、協議会など、民意を発現する機会があり、そのオフィシャルな機会を十分に活用することも納税義務とセットの権利であり、義務だと捉えていただきたいのです。
 広報紙や市のHPなどでも縦覧やパブリックコメントなどの機会が広報されますが、つい見過ごしてしまう広報の中に、実は市民の権利や義務が隠れています。その隠れた機会を十分認知して、議会と共に税金の使われ方について監視をしていただきたいのです。
 先に述べました通り、幸手市が県内で第3番目の納税率で表彰されるのは、住民の皆さまあっての実績です。その使い途こそ、住民としてチェックしていかなければならない大切なことなのです。私がこのようなブログやチラシを通して様々な情報をお伝えするのは、私の意見を押し付けるのではなく、皆さまの判断に少しでも役立てていただきたいからです。

 さて、話が横に反れてしまいましたが、部門別の表彰自治体は以下のとおりです。

【納税率部門】 加須市、桶川市、幸手市、東秩父村、越生市、美里町
【納税率アップ部門】 東松山市、寄居町
【収入未済額圧縮額部門】 草加市、上里町
【収入未済額圧縮率アップ部門】 日高市、神川町
【功績部門】 行田市

 なお、収納率は、加須市(97.291%)、
         桶川市(97.288%)、
         幸手市(95.9%) です。
 

都市計画審議会 

2016.10.20

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「幸手都市計画(幸手市・杉戸町・宮代町)都市計画区域の整備、開発及び保全の方針」変更に考える

 昨日は「第16回幸手市都市計画審議会」が開催され、私も委員として出席。幸手市の今後のまちづくりの重要な変更点などにお知らせいたします。

 「都市計画」とは自治体のまちづくりの要です。埼玉県の「まちづくり埼玉プラン」に基づき(即して)、幸手市の土地利用や都市計画の方針が定められます。「幸手都市計画区域」の構成団体は幸手市・杉戸町・宮代町です。
 大元となる埼玉県のプランが「おおむね20年後の年の姿を展望した上で、その実現のための方針が、目標年次平成37年として変更決定されたことを受け、幸手都市計画も変更となりましたので、主な変更点をお知らせいたします。

 今回の主な変更点
①人口             平成22年     平成37年
 都市計画区域内人口  134.5千人 ⇒ おおむね124.0千人
 市街化区域内人口    86.9千人 ⇒ おおむね 78.3千人
②産業の規模
 総生産額(製造業+物流業)565億円 ⇒ 986億円
 準生産額(卸売業+小売業)318億円 ⇒ 248億円
③市街化区域のおおむねの規模
 市街化区域面積     おおむね1,389ha ⇒ 同
④市街地における特定大規模建物(大規模商業施設等)の立地に関する方針
 特定大規模建物(1万㎡を超える)の立地は商業地に誘導する。
⑤その他の土地利用の方針
 ・集団的に存在する農地や生産性の高いのうちなどについては、
  今後も優良な農地として保全に努める。

などです。
 特徴として、幸手都市計画区域においては、市街化区域と市街化調整区域の面積に変更はなく、今後20年間は今の区割りでまちづくりをしていくことになります。また、大型店舗の建設にあたっては市街化区域への誘導が求められます。これによって、大型郊外店の進出に制限がかかることになりますが、しかし、商業地への1万㎡超の大規模店の出店となると用地確保が厳しいこと、さらに、もし、市街地への大型店出店があった場合には市街地の小売環境への大きな影響が危惧されることに。
 また、産業団地進出企業による生産額増を見込む反面、域内の人口は20年で約1万人減、準生産額が70億円減少の推計もあり、幸手市としてしっかりと地域の経済活動を支えていく覚悟が必要です。

 この他、目指すべき市街地像やそれぞれの地域が担うべき役割を明確にするため、埼玉県が考える各市町の位置づけは以下のとおりです。
○中心拠点
 幸手駅舎東武動物公園駅の周辺は、環境との調和に配慮しながら、商業業務施設、公共施設、医療・福祉・子育て支援施設など多様な都市機能を集積し、まちの顔となる拠点を形成する。
○生活拠点
 杉戸高野台駅や姫宮駅の周辺は、商業施設、公共施設、医療・福祉・子育て支援施設などが充実した地域生活を支える拠点を形成する。
○産業拠点
 幸手インターチェンジ周辺、幸手工業団地、幸手ひばりヶ丘工業団地、杉戸屏風深輪地区、杉戸本郷地区は、産業を集積する拠点を形成する。

 幸手市は「中心拠点」と「産業拠点」の形成というなかに位置づけられています。この県の定める都市像は次期「幸手市マスタープラン」や「幸手市総合振興計画」の都市像として落し込まれます。
 駅周辺に公共施設を集約するという将来像の実現には、高い計画性を以って市民の皆さま、住民の皆さまに納得とご理解のいただけるまちづくりを進めていくことが今後さらにいっそう求められます。

 市政の主人公が市民です。いかなるまちづくりも市民の皆さまのためにこそあるのです。さまざまなご判断をいただくためにはまず、情報が必要です。皆さまには今後もできる限りさまざまな情報をお知らせいたしますので、どうか市政や市議会に関心をお寄せくださいますようお願いいたします。

9月議会が終って

2016.10.02

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請願・陳情の願意は「不採択」「否決」に

 久しぶりの書き込みです。毎日慌ただしく過ごしているうちに、めっきり秋らしくなり、キンモクセイが香り、そして、日の暮れるのが早くなりました。今日は10月2日。皆さまにはお変わりなくお過ごしでしょうか。

 昨日はアスカルにて、「幸手市制施行30周年記念式典」が挙行され、私も参加いたしました。表彰を受けられた多くの皆さま、受賞おめでとうございます。敬意を持って感謝申し上げます。まちとはいろいろな意見を持った人の集合体であり、先人によって紡がれた歴史の上に今があります。その時代の民意を吸い上げ、できるだけ多くの市民の合意を形成する努力は、今後も続けていかなければならないということを改めて感じた次第であります。

 さて、一昨日、9月議会が終りました。いろいろ考えることの多い、判断の難しい事案があり、本当に長いと感じた1か月でしたが、まず、一番に皆さまにお伝えしなければならないことは、今議会に提出された「財政支出を大幅削減した幸手駅舎・東西自由通路建設を求める請願」署名の結果です。
 この請願は、総工費28億4500万円(98%市負担)で市が進める幸手駅の橋上化及び自由通路建設について、市の中長期財政状況への懸念から、支出を大幅削減して見直すことを市議会として市に要請してほしいという趣旨の訴えです。
 建設経済常任委員会では審議に先立ち、請願共同代表の1名により意見陳述が行われ、質疑応答がなされました。陳述人からは「私どもは2841名の署名者のご協力を得増してこの請願を出しております。市内49町丁にわたりまして、幅広く率直なご意見を頂戴しております」との前置きの後、
 ①市が国の交付金の補助率を大きく見誤ったこと
 ②他の重要事業に及ぼす影響
 ③請願駅であることにかかわる問題、
 ④市の中長期財政状況の深刻さ
などの観点からの分析を踏まえ、懸命な意見陳述がなされました。その後の審議の結果、委員会の結論は「不採択」。そして、本会議でも「否決」となりました。本会議の採決結果は以下のとおりです。
 賛成:大平・大山・中村・武藤・松田
 反対:青木・小河原・木村・小林啓・小林順・藤沼・本田・宮杉
                       (敬称略) 
 反対討論では、「請願の内容では削減効果がない」、「西口の人も東口の人も公平に使える橋上駅舎ありきと考える」との意見のほかに、「財政をいうなら、区画整理の見直しを」「現在のホームは狭く点字ブロックが柱に重なっており是正のためにも橋上駅舎は必要」と、西口整備の本体事業である区画整理の見直し、鉄道会社に第一義的責任のある事象にまで広げて市の負担とする認識・見識が表明されると、傍聴席からざわめきが起きる一幕も。

 請願署名者数2841名、同様の主旨による陳情を併せると6574人、市長への要望を併せると7500余名の署名で表された民意は潰えました。

「幸手市と鉄道会社との間で協定が結ばれていると言うが、重大なことは、その協定が結ばれた経緯が市民に全く知らされていないことであります。請願駅というのは、市そして市民にとって大きな債務を負う事であって、巨額な債務が納税者である市民に情報開示されないまま今日に至っていることは、極めて重大であると言わざるを得ません。自由通路の効用は大きく認めるものですが、居住人口、都心気の就業者がどんどん減って行く厳しい現実の中、駅というハコモノで人が吸い寄せられるほど、世間は甘くはないと思います。これだけの巨額を注ぎ込んで駅舎建設が活性化につながらなかったら、最終的に攻めを負うのは市長ではなく、納税者である一般市民なのです」という陳述人の訴えは多くの市民の皆さまに共通する思いではないでしょうか。

 そして、実は、今議会に明らかになったのが市の「予算調製力」です。予算調製は自治体の仕事の中でも最大級に重要な仕事であり、自治体予算の編成には「予算編成にあたっては、歳入はより正確かつ現実の経済状況により、予算を計上しなければならない」という原則があるのです。
 そこで、私は一般質問の中でその責任の所在を訊ねましたところ、「交付金の配分については、国が定める予算の範囲内で行われるため予測は困難である」と自ら組織の能力を否定するかの市長答弁をいただきました。「国の動向は予測困難」?
 「国費が予測できなかった」など、本来は自らの能力を否定するあるまじき理屈であり答弁です。私は「予測した職員はいる」と思いますし、上層部にも情報は挙げられていたと思います。それが組織というものですよ。東京都の「豊洲問題」同様、幸手市でも責任体制についてはさらに検証が必要と感じています。

 さて、9月議会が終ると来年度の予算編成に向けた調製が始まります。2か年に亘り財源を見誤った責任の所在も明らかにされないままであり、来年度も厳しい国費配分がすでに予測されるなか、今回の署名・陳情を通して市民が求めた願意を、市長、執行部には十分肝に据えて、来年度の予算調製に着手いただきたい。そして、市民に知らせるべきことは正しく説明を。この点については、私は今後もしつこくチェックしていく所存です。市民の皆さまにも是非関心を失わず市政ウォッチを続けていただきたいと存じます。

願意の「不採択」「否決」という市議会の結果はありましたが、市はこれまでのタウンミーティングの手法を見直し、これまでは区単位での要望しか受け付けていませんでしたが、グループや団体で申請をすれば、市はタウンミーティングを開催することにしたようです。私の一般質問に副市長が答えました。皆さまには事業に賛成・反対というだけでなく、市と市民の合意形成の場として、市政を理解する機会として、是非、この機会をご活用くださいますように。

 請願や陳情の提出は市民に与えられた権利ではあり、その活動を遂行するには多大なエネルギーが必要です。また、労苦が伴います。この度の請願・陳情・要望活動に尽力された市民団体、市民の皆さまには本当に亜疲れ様でした。今後とも市政に関心をお持ちくださいますようお願いいたします。

 

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