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済生会栗橋病院 移転計画

2016.04.16

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重症病床を加須へ 加須市が移転先確保し支援

 今朝の埼玉新聞一面に掲載された上記記事について

 「彩生会栗橋病院は、急性期病床の機能を加須市に移転することを決め、すでに加須市との間で覚書を締結。時期や規模、加須市からの支援内容などは未定。移転候補地は東武伊勢崎線加須駅南口から徒歩約10分の場所で、病院は2025年までの建設を予定している」とのこと。

 昨日には加須市議会に報告があったとされ、また久喜市には医院長が、現在の栗橋病院に一般外来、回復期やリハビリの病床、訪問看護などは残すと説明しているとのことですが。

 済生会栗橋病院は1986年7月会員。病床数326床、うち本館は209床で会員時の建築。東館100床と地域救急センター20床は1999年以降に建てられた。と記事は結んでいます。

 これは「対岸の火事」では済まされない問題です。建物の老朽化、建替問題以外にも様々な要因があっての移転計画であろうと思いますが、が、しかし、今後、この移転がどのような結果となるのか。幸手市は市民の医療環境を守れるか。
 いかに住民の医療環境を守るか。これは基礎自治体が住民に対して果たすべき重要な課題です。ここ数年、私たちを取り巻く医療環境が大きく変動しています。幸手市民への影響なども併せ、市にはしっかりと対応していただかねばなりません。しかし、今、駅舎整備で12億円もの負担増が懸念される厳しい財政の幸手市に、仮に求められれば病院への支援を含む対策を立てることは可能なのか。時代は刻々と変化しています。次々と新しい課題が生まれてくる現状、また、新しい、さらに厳しい剣が突きつけられています。私たちも傍観者ではいられません。現幸手市政はどう判断する。
 

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