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地方創生 地域の活性化は待ったなし
新しい年が明けました。皆さまには新しい年をいかがお迎えでいらっしゃいますか。昨年は父を見送り喪中にて新年のご挨拶は欠礼させていただきますが、本年もどうぞよろしくご指導のほどお願い申し上げます。
私は新年を郷里にて年老いた母といっしょに迎えました。父が亡くなり、昭和40年頃に建てられた実家は老朽化、親の高齢化、家を継ぐ者不在など、今、日本が直面しているあらゆる課題にわが家も間違いなく直面していることを実感しています。
今年は日本全体が「地方創生」に本気で折り組んでいかなければなりません。本来の地方分権や地方創生は地方のアイディアや企画力が問われるもの。自主自立が原則です。
社会保障などの国のナショナル・ミニマム政策の充実は国の役割です。しかし、地方が全国一律、横並びの政策を続けるのは限界です。大都市以外の地方では、経済の成長一辺倒とはいかないでしょうし、わが家と同じように高齢の両親や老朽化した実家の後継問題、さらには相続などによる財産の分散化が今後増々進んでいくことを前提としながらも、「幸せ感を増大させる(=縮小させない)まちづくり」という大きな課題をしっかりとクリアしていくことが求められていることを強く感じる次第です。
例えば、28億4500万円をかけて新しくする駅舎で幸手市の価値をどう高めていくのか。まちの活性化にどう生かしていくのか。その具体策は示されていません。
私は、幸手市に今、一番足りないのは、農業や商業環境の整備と中心市街地に関する政策だと思っています。駅舎整備も駅前や駅周辺の価値を高めてこその投資です。中心市街地に人の交流する場があまりに少ない。幸手市の基幹産業である農業対策もまだまだ幸手市としての決め手や方向性が十分に示されているとは言い難い。そんな感想を持っています。
商店会ににぎわいをどう取り戻していくのか。駅舎の整備も西口の土地区画整理事業も、産業団地も、最後は市民の幸福度を高め、まちの価値を高める政策をいかに抱き合わせていけるかが勝負であり、これからの1年はその政策が問われる年であると感じています。
これからの時代は市民の皆さまも必要なことにはしっかりと声を上げ、そして、街づくりへの参加の機会を大いに活用していただきたいと思います。インフォーマル(非公式)な関係性ではなく、フォーマル(公式)な場でしっかりと発言をしていくこと。これが未来志向の政策にとって本当に大事なことであると私は考えます。私なりにリサーチした様々な機会をこのブログでも取り上げてまいりますので、是非、公募等がありました際にはエントリー願います。
市政の透明性を高め、私たちの税金が何にどう生かされているのか。これをしっかりと監督していくのは市民の皆さまです。
では、市議会議員として私に何ができるのか。まずは市政チェック力を高めること。政策に責任を持つのは第一義には市長ですが、その政策が間違いなく市民の皆さまの望むものであり、皆さまの安寧や安心・安全を確保し、皆さまの幸福度を高め、まちの価値を高めるものか否か。それをチェックするのが議会です。
議員代表制民主主義の根幹を忘れることなく、しっかりとした視点を持って活動をしていきたいと思っています。本年もよろしくご支援、ご指導のほど重ねてお願い申し上げます。