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漁夫の利を得るのは

2020.11.06

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アメリカ大統領選挙に思う

アメリカNewsweekのネット版に大統領選挙に関する記事が複数掲載されています。今、Newsweekが盛んに書いているのが、アメリカ🇺🇸大統領選挙に関する中国🇨🇳政府の関与です。内政干渉に敏感な中国ですが、他国への国家的干渉疑惑に事欠かず。今回のアメリカ大統領選挙への中国関与の目的は候補者のどちらかを勝たせることではなく、一国の国力を奪うことであり正に"分断“だとNewsweek。

一党独裁の共産主義国家と違い2大政党制の民主主義国アメリカはもともと政治体制に「分断」は織り込み済みなワケですが、今回はこれまで以上に国内が分断されている感あり。その背景にどちらが勝っても笑う"他国の漁夫"があるとしたら…。その術中にハマったかの分断振りです。

改めて、漁夫の利とは、当事者同士が争っかているうちに、第三者が何の苦労もなく利益をさらうことのたとえですが、私たちが毎日接する情報の恣意性には気をつけなければなりません。情報の有益性も恣意性も、判断するのは受け手の私たちです。

♥一方、昨日の日本の国会。参議院予算委員会のテレビ中継をご覧になりましたか?総理はじめ全閣僚が答弁者に居並ぶ中、大臣に問う国家的論戦とは思えない論議に思わずスイッチを切りました。日本でも他国のサイバー攻撃はじめアメリカ大統領選挙の混沌は"対岸の岸"の問題ではありません。
国家国家と言うとグローバル社会の遺物と思われるかも知れませんが、国家とは、謂わば"貝殻"のようなモノです。"むき身"の貝では海で生きてはいけません。貝殻があるから守られる。その国家を疎かにして私たちの生活や生命、財産は守れない。そして、実は国家の存亡は国民一人ひとりの情報への向き合い方、咀嚼力にかかっていると言っても過言なし。アメリカ大統領選挙の混沌はその教訓の一つの現実です。世界の大国アメリカがクシャミをすれば日本が風邪をひくと言われてきました。面白おかしく傍観するのではなくいろいろな視点、角度から今後を見守って参りましょう。