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幸手市子ども会議傍聴記

2013.02.09

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本会議場にて「平成24年度幸手市子ども会議」開会

 遅ればせながら、先日2月5日、幸手市議会本会議場で行われた「子ども会議」の様子をご報告します。
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 (議事進行中は写真撮影禁止のため、開会前の議場の様子です)

 「子ども会議」は毎年2月に開会され、幸手市内の各小学校の6年生代表2名ずつが質問席に登壇、出された質問に執行部(市長・副市長・教育長・部長他)が答える形式で行われます。登壇者は18名。
 校長先生、保護者の皆さま、市議会議員など多数の傍聴者の前で、子どもたちはしっかりとそして堂々と質問。「安心・安全な道路の整備を」「市営バスの少なさについて」「いじめ問題への対応について」「太陽光発電導入の取り組みについて」「安心して遊べる・ボール遊びができる公園づくりについて」などいろいろな質問がなされました。
 部長たちからはそれぞれ子どもたちに丁寧な答弁がなされ、「できることからやっていきます」「市政運営に参考にします」と市長。毎年子どもたちに質問されながらもなかなか改善できない難かしい問題は多いわけですが、子どもたちが「私・ぼくのまちは変わった」と思ってもらえるよう、市長には1つでも2つでも取り組んでいただきたいと思います。

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(会議終了後は幸手市のマスコット「さっちゃん」と記念撮影があり、さっちゃんが議員さんをお見送り)

これで最後にしましょう

2013.01.11

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子どもを「育てる」集団として

 9月の中学生男子のいじめ自死が問題になってから4か月、今後は高校で「指導死」が問題に。何かが起こると必ず何かの対策は取られているのですが、もっと根本的に考えていかないといけない問題があるのでしょうね。

 この学校のホームページ、ご覧になりましたか? 「インターハイ出場!!」の文字が一面に躍るスポーツ校のようです。この学校にどんな歴史的背景があるかは分かりませんが、大阪市からもスポーツ強豪校として期待されてきた歩みがあったのでしょうね。
 私学への対抗や優勝常連校=伝統校って重いですよ。多くの大阪市民の、そしてが入学してくる子どもたちの期待を担って、「優勝」が至上命題となり、使命となって行き、体勢を変えることができない硬直化した体質になって行ったとしても不思議ではありませんよね。
 顧問が18年変わらなかったのも今となっては功罪の検証が必要かも知れませんが、しかし、1つの体制・体勢ができあがるとそれを変えることは本当に難しいことです。

 組織って、そういう一面が大きいのではありませんか?その辺もしっかり議論して解決策を講じなければ、今回の事件は「大阪の件」でしかなくなると思うのです。

 先生方にとって、学校は「職場」です。職場には人間関係がある。そして「評価」がある。現場の努力を後押しするためにこそ「”評価”や対策」があって、その基準を決めるのが文科省や自治体の長、教育委員会の役割なのだろうと思います。現大阪市長は記者会見で弁護士的「断罪」をしているようですが、歴史的背景も含め、自治体の長としてしっかりと解明して対策を立ててほしいですね。「先生個人の資質や現場の体質」に問題を矮小化しても問題はなくならないし、自治体の長が教育長の任命権を持ったとしても解決できないと私は思います。

 副顧問が「三猿」(見ざる、言わざる、聞かざる)となってしまったことも問題です。今回の事件で最後にしてください。このような痛ましい事件が起こらないよう、1つずつ、”本気で”検証してほしいと思います。

 皆さんはどうお考えですか?

人の”本気”が人を動かす

2013.01.08

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平成25年第1回教育委員会定例会傍聴記

 今日は今年始めて開催された教育委員会定例会の傍聴に行って参りました。そして、この報告を書こうとして、昨年12月の定例会の傍聴報告ができていなかったことに今、気付きました。

 12月のあの頃は衆議院の解散総選挙の真っただ中で、傍聴には行ったのですが報告は書けずに・・・。今更ながら12月定例会の感想を一言申し上げるなら、12月から新委員さんの参加により、5人合議体制が復活しました。その新委員さんから新しい目線での発言がなされ、委員会の雰囲気がいい意味でちょっと揺れ、そして、「何か今までと違うことが起きそうな期待感」を感じたというのが率直な感想でした。
 以前の方がどうとかこうとかということではありませんよ。今までがどうということでもありません。今までだって、幸手市教育委員会は本当に真面目に取り組んで来られています。
 ただ、これが”人が替わる”ということなんですね。

 そして、今日は前回以上に各委員さんからとても活発な議論が展開され、前回感じた期待感は「幸手市の教育が変わる予感」に昇華。中でも印象深かったのは「人の”本気”が人を動かす」という発言でした。
 いじめ問題では「本気で取り組んでいる大人の姿に子どもが安心」し、学力問題では、家庭学習の習慣を付けさせるためにきちんと宿題を出し、子どもとコミュニケーションを取りながら返却してやる。そんな「先生の本気」を見れば保護者も協力する。

 ほんとにそうですよね。”人”というのは先生だけでなく、親でも近所のおばさんでもおじさんでもね。人の”本気”が人を動かす。そんな当たり前なことに改めて気付かせていただけて、家に帰ってきても「よかったな」感というか、後味爽やか、わくわくした気分が余韻として残っています。
 委員の皆さまにはこれからも増々活発なご議論やご活躍を期待しております。
 

教育委員会定例会@東中学校

2012.11.13

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本日午前、教育委員会定例会が開催されました

 定例会の傍聴に行ってまいりました。今日も、教育委員1名が欠員のまま、4名の委員により会議が行われました。

 欠員となっている委員は、過去1年間は元中学校長経験者が任用されておりました。私のこのブログ、及び9月議会の活動報告、また、会派「先進」のチラシでも書きましたが、「5人の合議体である教育委員会において、委員の1人を欠いた状態」が、議論の観点を狭めることは否めません。

 さて、今回の定例会では、平成23年度の教育委員会の事務の点検と評価・課題について教育委員による確認が行われました。これを総じて、幸手市の教育行政の現状についてご報告をいたしますと、

1.幸手市の教育環境のハード面の整備は、校舎の耐震化は一昨年に県内第3位という速さで工事が終了し、引き続き、平成23年度は普通学級や特別教室への扇風機設置、図書室の空調機設置、学校玄関や体育館等へのスロープの設置、トイレ環境の整備を、また、職員室の照明のLED化が順次進められるなど、施設管理においては環境整備がかなり進められている。

2.学力向上に関しては、基礎基本の徹底、授業・指導方法の工夫、家庭と連携した家庭学習の定着、幼小中の連携により接続期の教育の連続性を確保などが進められているが、県の学力状況調査においては県平均に達しておらず、課題。

3.学校・家庭・地域の連携については、学校応援団など新しい関係について整備しつつ、より良い子どもたちの学びの環境整備のため既存の事業などの見直しを図っていく。

となろうかと思います。

 もちろん、100点満点の行政というものはないと思いますが、定例会の様子から、教育委員会が教育行政の課題を解決しながらより良い環境づくりに努力しようとしている姿勢を感じました。

 そして、定例会の最後に、以下の事件の報告がなされました。
先週土曜日、行幸小学校で学校開放行事が行われた折り、みんなが体育館に集まっている間に、靴箱に置いてあった児童の靴が何者かによって燃やされ、警察に通報したということがあったとのこと。
 本日、保護者の皆さまには教育委員会から学校を通じて「不審者に関するお知らせ」が配布されるということです。子どもたちの安心・安全を守るために、いろいろな場面で注意を払っていかなければなりません。

 9月議会で、不審者対策の一環として市内全小中学校への「防犯カメラ」設置費が補正予算として計上されましたが、有効な抑止力になってくれることを望みます。

教育委員会定例会議傍聴記

2012.10.10

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委員が1人欠員のままに

 昨日は西中学校で教育委員会の定例会議が開催されました。9月末で任期満了となった委員さんが2人、うち1人は今議会で人事案件として市長から上程され議会が可決。しかし、1人は欠員のままです。今回の定例会は4人の委員さんで会議が進められました。
 欠員となっている委員は校長経験のある方が歴任されてきた枠です。何かと話題に上る教育委員会ですが、合議制の教育委員会において5分の1の重みを持つ委員さんの欠員が長期になることは好ましいことではありません。

 さて、今回の定例会議で私が気になった議題は2つです。
 1つは、公民館運営審議会が復活したこと。教育長の専決事項としてすでに委員さんが任命されており、今日の定例会で承認されました。幸手市は財政再建団体に転落すれすれの時期があり、その頃、節約の一環としていろいろな事業が「仕分け」されました。その中で公民館の運営も見直され、審議会が解散し、公民館の自主事業が縮小されていました。財政が改善されてきたことでこの審議会が再立ち上げされ、公民館の自主事業も復活することになるようです。今後に期待したいです。

 2つには、中学校で行われている「職場体験事業」についての議論。本日の直接の議題ではありませんでしたが、委員さんの中には地域の事業者として職場体験の中学生を受け入れている人もおられて、この話題に。議論を聞いていて私は、この事業の効果ややり方などを改めて検証することがあってもいいのかなという感想を持った次第です。
 「職場体験」は私の息子も体験していますから、かれこれ10年は続いている事業です。教育の継続性は大事ですが、行事の効果を常に聖域なく見直し、時代に沿った教育を編成していくことも大事ではないかと考えます。

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