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都、再生エネでファンド100億円 東北の風力に投資
日経新聞夕刊より
東京都は再生可能エネルギーを利用した発電事業に投資する官民連携ファンドを創設する。都が10億円程度を拠出したうえで国内外から民間資金も募り、最大で総額100億円程度のファンドとする方針とのこと。再生エネの利用拡大を進める新知事の公約を政策として具現化する第1弾となる、とニュースは報じています。
さすがに東京都知事。こんな大きなことが就任早々、軽々できちゃうんですね~。でも…、再生エネルギーの利用拡大は理想であり、現実に避けて通れない問題ですが、国庫の補助なく採算の取れる施設って、どれくらいあるのかしらんとちょっと心配してしまいます。以前、稚内市のメガソーラー・風力発電施設を視察したことをお知らせいたしましたが、国庫が投入されたモデル事業でも稼働している期間はよいが、施設の終い方(寿命)の観点からはまだ課題含みだという話しもあって…。90億円ものファンドに配当していくというのはすごいことですよね。
東京都は石原都知事の時代、「新銀行東京」で大変だった記憶も…。しかし、このくらいのキモが座っていないと都知事なんて務まらないでしょうね。私のような”貧乏性”な者では想像もつきません。
今、国は1000兆円以上の借金を抱えながら経済対策を進めようとしています。東京都のように力のある自治体は効果的な景気対策が組めるでしょうが、これを起爆剤に、全国津々浦々で経済を押し上げる事業をどうやって組むか。乾いた土に水が染み込む様な政策では元も子もない?
幸手市でも、この議会の会期中に再度補正予算が組まれるという執行部の話しでした。さて、どのような事業がラインナップされるのでしょうか。