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おかしいモノをおかしいと言える力

2012.09.30

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”地域の支え合い”究極は”税”

 先日も少し触れましたが、民主党政権になって、歳出削減よりも増税の方向性を強く感じ、どうも「負担感」が重くなっているような気がしてなりません。今議会、市議会で市税の一部改正として可決した「復興税」しかり、「環境税」「消費税」の増税、そして、介護保険料や健康保険料の料率アップや「公共料金値上げ」や「扶養控除の廃止」などが加わると、やる気を削ぐというか、気持ちを冷やすというか・・・、私たちの生活を司る「国」とは一体私たちにとって何なのか、その姿が、私たち「生活者」からたいへん理解しづらくなっているように思えます。「租調庸」の昔から、租税と配分の在り方で国(統治機構)の栄枯盛衰は繰り返されているんですから、税制の在り方って本当に大事ですよね。

 日本を逃げ出すことも生活を投げ出すわけにもいかない私たち「生活者」が”気が付けばゆでガエル”とならないために、私たち市議のレベルでももっとやるべきことがあるのではないかと思えてなりません。

 先日、ある市職員から焦り過ぎだよとアドバイスをもらいました。今のところ、自分の考えがどのような”モノ”であるのかを計るのにまずは市職員にぶつけてみるという、言わば、職員の胸を借りている状態ですので、「また、何か言ってるよ。突っ込み過ぎじゃ?」と思われても仕方ないんですけど(笑)。
 しかし、議員が政策論議もできなくていくらのモノか。「おかしいものはおかしい」と”根拠を持って言える力”がほしいですね。”玉虫色”じゃなく、自分の意見をズバッと表現しているインターネットサイトを見ると、ほんとにすごいなと思います。実は今日もそんなサイトを見に行ってちょっぴり焦りながらこのページを書いています。

生活防衛、声を出して

2012.09.27

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自民党の新しい総裁が誕生しました

 昨日のテレビ。午後から夜まで新総裁安倍氏の分析が飛び交っていましたね。

 民主党政権になってから、私たちの生活の負担感が増しています。これが民主党政権の生み出した問題なのか、時代が生み出したものなのかは判断が難しいですが、しかし、私たちとしてはとにかく、新しい政治に期待するしかありません。
 そして、例え政治の新しい枠組ができても、私たちの生活が変わるのはもっと先になるでしょうから、まずは自分の生活防衛を今まで同様、しっかりやって行かねばなりません。
 困ったこと、心配なことは出来る限り解決していきましょう。そのためには、困ったことや問題を「一人で抱え込まない」で信頼できる人に話をしてください。問題は「問題なんです」と言葉にして初めて人に認識してもらえます。突破口は必ずありますよ。私で良ければお話しくださいね。

 さて、明日は9月議会最終日です。今議会は平成23年度の決算が主な議案でした。各常任委員会での審議内容について、委員長から報告もなされます。

 お時間がございましたらお出かけください。
 時間は10時からです。

埼玉県議会傍聴記

2012.06.28

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6月25日、われら幸手市選出、枝久保県議の一般質問傍聴に参加

 少し日が経ってしまいましたが、過日の県議会傍聴について。
昨年に引き続き2度目の枝久保県議の一般質問傍聴でした。2期8年の市議活動から県議会へと進まれた枝久保氏、いや「枝さん」を先輩とし、市議活動をしている私にとって、県議会で活躍されている雄姿をみるのは心強い限りです。

 「枝さん」の質問は原発や教育、地元問題など9項目と多岐にわたり、上田知事からも様々な社会情勢に関する所見が答弁されました。県議会の一般質問は一括質問、再質問なしという、私たち市議会とは異なったスタイルです。
 枝久保さんの質問の中の1つ、「電力問題」に関して、総務部長から電気料金の値上げの県に与える影響額や、知事からは東電の値上げの根拠、ドイツのエネルギー政策転換についての所見が語られたのが印象的でした。

 平成23年、埼玉県の管理する128施設の使用電気料金は7億5千万円。電気料金が値上げになると14%=約1億円の増となる予測が。県では昨年度は節電対策で使用量22%縮減の効果をあげたということでしたが、今年はそれに加え、契約電気の変更や残業ゼロ期間の増などの対応をするということでした。
 上田知事からは、東電の値上げの根拠が明確でない、説明不足などに言及が。また、原発に関しては2022年原発廃止に向け、ドイツはロードマップを作って推進している。
 処理できないものを後世に残すのは無責任である。日本に現存する原発50基の維持費が10兆円、処理費30兆円、廃炉するにも30~40年かかる。その間の技術力と人材の維持も必要となる。原発問題はいろいろな解決策を総合的に検討していくことが大事。まずは、福島の検証と廃炉のロードマップを作って、原発依存からの脱却を図るべし、との所見が示されました。
 教育について、教育行政は短期の首長が大きな権限を担うのは好ましくない。やはり教育委員会が責任を持ってやっていくのがよい。教育に民意をと言っても仕組みを変えるだけではダメ。見識の高い愛情を持った人に委員になっていただくことが必要だ、と。

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 傍聴後、控室にて上田知事はじめ、県議会の重鎮の方々や「枝さん」の会派のメンバーの方々からごいさつがありました。今回の傍聴、盛り沢山な内容をコンパクトにまとめておられた枝久保さんの質問にとても勉強させていただきました。

 その後、さいたま市にある鉄道博物館に移動、お昼となりました。

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 私は昭和33年生まれ。京都の田舎町には旧国鉄関西本線が走っていて、SLだかD51だか汽車にも乗っていたんですよね。最寄りの加茂駅から奈良駅に向かう途中にある木津駅には操車場があって、貨車が石炭を焚く玉子のようなイオウのニオイがいつも漂っていました。そのニオイが今も鼻の奥にツンと残っています。幼稚園時代にジーゼルになりました。鉄道博物館に鎮座している機関車を見ていると、汽車の走っていた時代がはるか昔のように思われますが・・・、時代の移り変わりを感じますね。

 

足りるVS足りない 電気事情

2012.06.23
誰か、教えてください

本日の新聞より 大飯原発再稼働を受け「政府、節電見直し決定」

『政府は22日、関西電力大飯原発の再稼働が決まったのを受け、関西電力など4電力の夏の節電目標を見直した。東北・東京電力は電力にゆとりがあるため、数値目標は立てていない。
 政府はまた、大規模な停電を起こさないように、計画停電の進め方も決めた。電力が不足する北海道、関西、四国、九州の4電力で万一に備えさせる。
 計画停電は、電力の余裕が1%を下回りそうになった段階で踏み切る。1回の停電時間は2時間。1日1回までを予定。警察、救急病院、都道府県県庁など公共施設では、影響が出ないように配慮。自宅で人工呼吸器を使う人には、小型発電機を貸すなどの対策もとる』

 私の住む地域は昨年3月の東日本大震災直後に計画停電を経験しました。昨年3月はいつまでも寒く、暖房がほしい毎日が続いていました。計画停電のエリアがなかなか確定せず2転3転。自分のところが何時から停電になるのか、どこのエリアなのかも不確かな中で日常生活の段取りをするのは大変ですよ。夜に停電するともう布団にくるまって寝ているしかないし。道路は信号が点かないので危ないし。流石に東京は停電になると影響が大きいというので、電車の間引き運転はされていましたが、都内は計画停電はなかったのではないでしょうか。
 いやー、結構ヒドいものでした。あんなのを関西や四国、九州、夏は涼しい北海道でも予定しているなんて。

 先日、ある学習会に行ったら、講師が福井県出身の方で、「原発の電気がなくても本当は大丈夫なんだ。原発は稼働させているという事実が外交的に必要なのである」というようなお話をされていました。

 一体何が正しいのか。どなたか、電気事情に詳しい方がいらっしゃったら是非、教えてください。電気は足りる?電気は足らない?
 

大飯原発再稼働

2012.06.18

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決められない政治と決める政治

野田政権 関西電力大飯原発3,4号機再稼働を決定。

 「決められない政治」が問題になっています。が、16日、大飯原発の再稼働が「決まり」ました。少し大胆に、そして、あっけなく・・・。これからのエネルギー政策もないまま、夏場の電力不足が与える悪影響の回避を第一義とする今回の決定に、新聞紙上でも賛成反対両論が。しかし、両者の主張はそれぞれにもっともであり、そして、考慮しなければならない「現実」がどちらにもあって、気持ちは反対でもいざ、判断となると本当に難しい問題であると思います。

 実際、原発稼働の安全性はもとより、電力会社が提示する「不足する電力量の試算」すら、専門家ではない者にはその信ぴょう性の判断のしようがないのです。私たちは「部外者」でしかないのかもしれません。

 私たちは毎日、膨大な量の情報を取捨選択しているように思っていますが、本当に知るべき真実を知っているのか。知らされているのか。そもそも、真実って・・・何? 立場によって真実は変わる?原発に限らず「当事者」にとって不都合な真実(事実)は、実は多くが闇に葬られているのかもしれません。

 今回の再稼働に至る経過の中で、反対を表明していた大阪市の橋下市長や滋賀県嘉田知事をも黙らせてしまった福井県西川知事の「政治的手腕」が際立って見えました。物事を決断していく過程には「何のために」という目的に対して、冷静に、良くも悪くも「戦略」を立てることのできる力が必要であることを、同じ政治の世界の末席にいて、目の当たりにした思いです。

 しかし、今回の判断が正しかったか、正しくなかったかの審判は将来に託されました。私は、理想論かもしれませんが原発は反対です。新しいエネルギー政策の方向性が早く示され、原発に依存しないエネルギー利用が広がることを望みます。

ブログの文字が小さいというお声をいただきました。画面右下の100%という文字をクリックしていただくと拡大でききると思います。よろしくお願いいたします。

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