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ことし1年の世相を漢字ひと文字で表す「今年の漢字」に「戦」の文字が選ばれました
今年もことしの漢字が話題になる時期に。後2週間ほどで今年が終わります。一年があっという間ですね。寅年🐯の今年はコロナの波、為替の波が乱高下し、なかなかに厳しい世相となりました。
「今年の漢字」は京都市に本部がある「日本漢字能力検定協会」が、その年の世相を表す漢字ひと文字を一般から募集し、最も多かった字が選ばれるということで、今年はロシアのウクライナ侵攻や物価高などの世相を写し、"戦"が多くの方の実感だったようです。
改めて、今年を振り返れば、国内では
埼玉ふじみ野市立てこもり、医師撃たれ死亡
元東京都知事石原慎太郎氏死去
北京五輪、日本勢メダル18個 冬季最多
東電管内で初の電力需給逼迫警報
改正民法施行、成人年齢18歳に
知床観光船沈没事故
沖縄本土復帰50年
安倍元首相撃たれ死亡、9月国葬
五輪汚職、組織委元理事ら逮捕
物価高騰、商品値上げ相次ぐ
セブン、「そごう・西武」売却へ
旧統一協会問題
などなど。上記はネットに掲載された主なニュースから気になるものをピックアップしてみましたが、なかなかに大変な一年であったことが偲ばれますね。このほかにも、国外では北朝鮮のミサイル発射なども世の中の不安、不安定材料でした。
また、海部俊樹さん、西郷輝彦さん、藤子不二雄(A)さん、出井伸之さん、山本コータローさん、島田陽子さん、三宅一生さん、森英恵さん、稲盛和夫さん、古谷一行さん、アンテニオ猪木さんなど各界で一世を風靡した方々の訃報が。海外の指導者では、ゴルバチョフ露元書記長、エリザベス英女王、江沢民中元国家主席などが亡くなられています。
政治家、企業家、俳優、漫画家、デザイナー、などなど…。国内外の訃報から、社会が大きく変わろうとしていることが感じられます。
♥泡沫の水は絶えずして元の水に非ず…。
同じように流れているように見える水(社会)においても、新しいモノが生まれ、古いモノが消える。それは自然の摂理ですが、この一年は、そんな流れの中で溶けたり固まったり、生まれたり消えたり。世代間、国家間、個人間など様々な狭間で"軋み"や"揺らぎ"が顕著に現れた一年であったと私は感じます。皆さまはいかがでしょう。
♥♥そのようなことで、私が今年の漢字ひと文字を選ぶとしたら、"軋"(きしみ)、という文字でしょうか。ギシギシといろいろな価値観が擦れ合うイメージです。この軋みの向こうにどんな世界が広がっているのか。怖くもあり希望もあり…。