2023.02.07
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自殺対策
ゲートキーパーという言葉をご存じですか。「ゲートキーパー」とは、自殺の危険を示すサインに気づき、適切な対応(悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげ、見守る)を図ることができる人のことで、言わば「命の門番」とも位置付けられる人のことです。
昨日、ウエルス幸手においてゲートキーパー養成講座があり参加して来ました。
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全国では交通事故により亡くなる方より自死にて亡くなる方の方が多く、バブル崩壊の頃は男性の数が爆発的に増えました。その後、自殺対策基本法が制定され、国の様々な対策の一環としてゲートキーパーをはじめとする相談体制が強化されて来たそうです。その後は徐々に減少していたが2020〜2021年は女性の方の数が少し上がっており、コロナ禍の影響等検証が必要だとおっしゃっていました。また、幸手市においても毎年複数の方が自ら命を絶たれているという悲しい現実が。
今日の講座は幸手市健康増進課が主催し、講師は埼玉県で相談に携わるカウンセラーの方でしたが、寄り添えてもつながれないこともある。つながれても救えないこともある。専門家でもそんな辛い経験をされる重いテーマです。そのような中、私たちに出来ることは兆候に気づき、必要な支援につなげることかと。幸手市では健康増進課の保健師などが対応しています。