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人事案件、追加議案について
昨日、ブログで漏れていた報告です。
❶人事案件
固定資産税評価員会委員 賛成全員で承認
❷追加議案 木村治夫議員の辞職勧告決議
無記名投票 賛成8 反対4 白票1 可決
♥今朝の新聞各社がこの件を取り上げています。採決は議長と本人を除く13名で無記名投票に。各議員がどんな選択をしたかは分かりませんが、結果は上記の通りでした。白票は反対とするルールです。よって反対は5ということに。
今回、辞職勧告決議案が出された背景から。
皆さまも既にご存じかと思いますが、コロナ感染症が拡大しマスク不足が懸念される中、国により購入された俗称「アベノマスク」が大量に残った。厚労省は希望する団体に申請主義でマスクを配布。幸手市の一部自治会、自主防災会はその申請手続きを木村治夫議員に依頼し、木村氏が代理で申請手続きを行い、そのマスクの配布にも関与した。これについて、メディアは当初、議員による寄附行為ではないかとの疑念から本人を追及。しかし、寄附行為としての疑念はその後晴れています。しかし、その疑念が追及される中で本人は議会からの文書質問への回答や議場での弁明で「配布に一切関与していない」とした。しかしその後、一部議員から議長に調査が依頼され、その調査の中で、市民の中から本人が配布に関わっていたとの証言がでたことで、本人の関与なしとの弁明がウソであることが判明した。よって、その本人の発言が偽証であり幸手市議会議員倫理条例に抵触するとして、今回の辞職勧告決議が提出された。そのような経緯です。その文面がこちら(歪んで見にくくてスミマセン)。![]()
今回の一連の流れの中で、決議案が"議会への嘘の証言"を問題としていたにも関わらず、本人の弁明も反対討論も、"行為は寄附行為ではない”とズレた論点で語られていたのが気になりました。採決では2項対立を避けることができ、市議会のためには無記名投票にも一定の意義があったと総括します。物事はシロクロだけで片付くものではなく。皆さまには是非ご理解賜りたくお願いいたします。
しかし、ことの元凶、始まりはそもそもウソをつく必要のないことでウソの証言をしたことにあるかと。本人は「市民に迷惑がかかる。配慮して一切の関与を否定した」としていますが、逆ですね。逆に市民に飛び火する事態となった。そして、何よりも、議会での証言は感情や事情を排して真実を語るべきで、真実を歪めるのは偽証の誹りを免れない。ここは猛省していただきたいと私は強く思います。また、調査と称して多くの皆さまにご迷惑や嫌な思い、ご心配をおかけしてしまったことには、議会の一員として心苦しい限りです。
♥最後に2つの新聞記事を添付しておきます。新聞2社は取り扱う論点が全く違っており、視点の違いが興味深いです。そのようにメディア情報にも視点の違いがあり。
♥♥あの場にいた議員として、客観的な視点で昨日の件を総括しておきたいとこのブログを書き出しましたが、いろいろ慎重にと言葉を選んでいたら半日かかってしまいました。遅筆をご容赦ください。以上、私の感想でした。
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(不明です) (埼玉新聞)