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幸手市立図書館90周年記念 第1回図書館まつり開催
昨日済んでしまったイベント情報で恐縮です。昨日は、図書館本館開設90周年を祝いかつ、第1回目となる図書館まつりが開催されました。
主催は幸手市立図書館図書館まつり実行委員会。昨年暮れから図書館でボランティア活動をするお話し会グループを中心に何度かの実行委員会を重ね、昨日の開催となりました。私も図書館で活動をするグループに所属しており、実行委員会のメンバーとして参加。午前8時50分の開会式、10時30分からのグループのイベント、その後午後13時まで館内ボランティアとして図書館にいました。
開会式では教育長から図書館の誕生した90年前の歴史についてお話しがあり。私たちのグループのイベントでは複数の乳幼児連れの親子さんが、また、館内ボランティアの時には小学生を連れたご家族が多数来館され本を複数冊借りて帰られるのをみて、時代は変化しても子どもたちの知的好奇心に応える身近な図書館であり続けることの大切さを改めて感じた次第です。
さて、幸手市立図書館が設置から90歳という教育長のお話しに関心をそそられて、帰宅後、90年前という時代について少し調べてみました。幸手市の図書館が設置された90年前の1933年(昭和8年)とは、国際的には第二次世界大戦前にあたり、ドイツではナチス独裁政治が確立。日本政府が国際連盟を脱退するなど戦争に向かう前夜となる時代でした。日本では同年8月に改正図書館令が施行されていますが、これにより政府は図書館統制強化を開始しています。当時は国民教化機関として、今とは違う使命を担った図書館。そのような時期に幸手町では今の幸手小学校の敷地内に図書館を設置したことになりますが、先人はどのようにこの図書館を活用したのか。
その後、戦争に突入した日本。敗戦後、新しい図書館法が制定されたのは日本国憲法公布の3年後。戦前の改正図書館令に対する反省の上で成立した図書館法。この図書館法の精神が現在に至っています。
♥図書館まつりのイベント紹介から少し脱線してしまいました。
♥♥さて、昨日のイベントでは、指定管理者が配置している図書館職員さんのいろいろなアイデアで楽しい企画がたくさん運営されました。スタッフの皆さん、ボランティア団体の皆さん、お疲れ様でした。選挙を挟んでのイベントだったことから皆さまへのお知らせが事後となってしまいましたが、しかし、「何もない」との形容詞で語られる幸手市。少し悔しい思いも込めて、いろいろな活動を知っていただきたくお知らせをいたしました。
第1回目がスタートしたということは来年は第2回目開催が期待されます。来年、図書館まつりが開催されましたら皆さまには是非、ご参加を!
最後に、図書館1階や視聴覚室の飾り、開会式などを写真にて
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