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㊗️首都圏中央連絡自動車道(久喜白岡JCT〜幸手IC)四車線化工事完成式典@栗橋イリス会館
今日は午前中、上記記念式典に参加してきました。
皆さまも既にご承知の通り、圏央道久喜白岡JCT〜幸手IC〜茨城県境間は、暫定対面二車線を残しながら平成27年3月に共用が開始され、今年3月に久喜白岡JCT〜幸手ICまでの四車線化工事が完成。対面四車線が共用されています。この開通を祝い、挙行されたのが今日の祝賀式典です。
NEXCO東日本関係者、国交省関係者は式典の中で、暫定二車線でのこの区間は交通量が絞られる圏央道のボトルネックとなり、渋滞がしばしば発生していた。今年3月の四車線共用からは渋滞発生ゼロ、通行車両が2000台増えたと、その効果を語っておられました。
また、式典にはたくさんの国会議員、県会議員、市議会議員、地元関係者などが参列。国会議員諸先生の祝辞では、圏央道事業化の歴史にまつわるお話が。先人により連綿と受け継がれて来た道路整備の歴史。興味深かったです。
大型プロジェクトは百年の計というくらい構想から実現まで時間がかかるものです。圏央道も然り。国家レベルでは敗戦後の昭和30年頃から構想されていたそうです。シルクロードの昔から、道は人を運び、物を運び。道づくりは為政者が一番に力を注ぐ事業です。日本でも奥州街道、中山道、東海道など街道の整備が進められ、人や物が運ばれ、各地に宿ができ、市が立ち。こうして経済や商工業などを発展させ、人々の生活を豊かにして来たのです。国造りは道づくりと言われる所以ですね。
現在、幸手市では国家的構想において、市の東部地域では圏央道、国道4号線バイパス、東埼玉道路、そして、埼玉県による都市計画道路惣新田幸手線バイパスの延伸整備など、北関東圏の物流を担う基盤となる道づくりが進められています。方や、市域西部地区では、住宅開発が道づくりに先んじたこともあり、市の循環道路となるはずの都市計画道路の整備が30年以上も塩漬けに。平成23年3月に県の認可を受けた幸手駅西口都市区画整理事業により、現在、少しずつ、杉戸・幸手・栗橋線の久喜新道から御成街道までの南伸が進められていますが、久喜新道から西公民館までの北伸はまだ先の想定です。市の環状線の形成はまだまだ先となりそうです。
後70年…?これは長過ぎる道のりです。
♥圏央道は北関東圏、東京から60キロ圏内の物流や生産拠点を横に結ぶ循環道路であり、経済だけでなく、災害時の救援物資の輸送路としても大きな貢献が期待されています。この道路は何を担うのか。百年ブレない構想があっての百年の計です。道路整備の重要性を再認識する祝典参加となりました。
【埼玉県内の圏央道事業化の歴史】
(国交省資料より抜粋)
昭和60年度 都県境〜関越道間事業化
平成元年度 関越道〜国道254号間事業化
平成3〜4年度 常磐道〜茨城・千葉県境間事業化
平成6年度 国道254号〜埼玉・茨城県境間事業化
その後、
平成 8年3月 青梅IC〜鶴ヶ島JCT間開通
平成20年3月 鶴ヶ島JCT〜川島IC間開通
平成22年3月 川島IC〜桶川IC間開通
平成23年5月 白岡菖蒲IC〜久喜白岡JCT間開通
平成27年3月 久喜白岡JCT〜埼玉・茨城県境間(境古河IC)暫定二車線で開通
平成27年10月 桶川北本IC〜白岡菖蒲IC間開通
四車線化は、
平成30年3月 久喜白岡JCT〜茨城県大栄JCT92.2km四車線化事業化
令和 5年3月 久喜白岡JCT〜幸手IC四車線化工事完成