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黒雲来たりて

2023.07.11

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大気が不安定になっています

今日も暑かったですね。外出しての帰路、北の空に黒雲が。関東は天候急変に注意とテレビが報道しています。大気が不安定になっているようです。茨城県ではまた雷や雹(ひょう)も。今夜はゲリラ雷雨も予想されています。

帰宅途中の皆さまにはお気をつけて。

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防災シンポジウム@ソニックシティ

2023.07.11

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関東大震災100年 いま首都圏直下地震への備えについて考える

昨日、上記シンポジウムに、地域の災害ボランティア有志と一緒に行ってきました。以下に内容をまとめます。
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防災シンポジウム
Key Word : 連携・実践・わがこと化

◆今年は、大正12年(1923) 100年目の節目
 ➡️直下地震の切迫化
 準備と想像力が危機管理のカギ

◆関東大震災はマルチハザードだった
被害のほとんどは火災による。
1923.9.1 11:58に発災し、
半日くらいで大きく延焼。

◆日本の「地震火災リスク」はまだまだ高い
都市は安全になっているのか?(100年前との比較)
指標 ①出火②延焼③消防④避難でチェック
①出火率は、低下も出火件数は増加。
②不燃化は、進むもまだまだ密集ゆえ燃える。
③消防は、常備化で強化されるも大地震時には手が回らない。
④避難は、避難路や避難場所のハードは充実も、逃げる力(ソフト)は弱っている。

◆都市の対策①「帰宅困難」問題
震度5強なら都市インフラは壊れないが、
6弱以上だと様々な災害起きる
 ➡️群集事故発生リスクがアップ

群集事故を回避するには、帰宅困難者の半分が帰らない、帰さないための環境整備。
車で迎えに行かない、行かせないための社内整備、滞留場所確保が課題。

◆都市の対策②「広域避難」
3.11東日本大地震では、地域の人口減に拍車。
 これを機に避難した人が避難先で定住。
 ➡️避難地域の人口減少が加速する懸念

♥将来について
人口減少、少子高齢化などで脆弱さは増し、自助、共助、公助が立ち行かなくなる時代が来る。工夫が必要だと。「文明が進めば進むほど天災や暴威による災害がその激烈の度を増すという事実」とどう向き合うか。それは一人ひとりが命を守る判断をするしかないことを改めて認識する機会となりました。一緒に行った有志の皆さんも「とにかく、自衛と、いざという時に『助けて!』と言える関係性も大事だね」と。人と地域のネットワークづくり、地域の関係性づくりをライフワークとして来た私としては、全くその通り、"御意"です。