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12月議会閉会

2022.12.22

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本会議 全ての議案を可決

昨日の議会最終日は、コロナ陽性となったご家族の濃厚接触者ということで1名の議員が欠席でした。私も議会狭間の8月に濃厚接触者を経験しましたが、今は8月より感染が身近に感じられます。当該議員のご家族には早期ご回復を。

さて、12月議会に提出された議案の中から見える市政の動きをご報告いたします。
❶損害賠償事案 複数報告
自動車による対物賠償が2件、水道管不具合で発生した濁り水による営業補償2件、物損賠償1件。全て、支払いは保険対応の事案です。閉会のご挨拶の中で、市長から猛省、謝罪、対策への言葉がありました。
自動車の対物賠償は職員に反省を求めるしかありませんが、私がより問題だと思うのは水道管の件です。賠償を払うなというのではありません。昭和40年代、日本全域に一斉に引かれた上水道の配水管が経年劣化し、あちこちの自治体でも破裂事案が発生しています。幸手市でも計画的に維持管理や敷設替えが行われていますが、劣化に追いついていないのが現状で、今後は補償リスクが高まるのではないかとの懸念です。
濁り水による補償に関する議案の採決は賛否が分かれました。反対議員からは現場確認手続きなどの不手際の指摘と賛成にはその対策の提示が不可欠との主張。私は、市が契約する賠責保険の補償対象事業と保険会社が査定したものであり賠償は妥当と判断し賛成しました。しかし、今後の賠償リスクを最小限にするには施設の老朽管の維持管理費に相当な財源の投入が必要となりますが、受益者使用料への転嫁も難しい中、どのような対応が可能か。この検討は必要というのは同意見です。出来るだけ安価に安全な水を供給するのが水道事業の使命ですが、維持管理強化には受益者の皆さまのご理解とご協力が必要です。今後の対策につきましては、この議案とは別の話として、私も注視していきたいと思っています。
❷電気料金高騰の影響
自治体の大事な仕事の一つにごみ行政があります。物価高騰が私たちの生活を直撃していますが、市においてもやはり、し尿処理やごみ焼却など、使う電気量の多い施設で多額の増額に及んでいます。また、公共施設(アスカル、武道館、コミセン、総合公園など)の指定管理施設でも光熱費の上昇が見られることから、これら施設に対して高騰の一部を補助します。
❸職員、議員等の給料改定
公務員にはスト権がありません。その代わり、人事院が民間の給与との比較において、勧告としてまず国家公務員給与の賃上げ、賃下げの基準を決め、それを地方公務員が準用する仕組みです。さらに議員報酬にも適用され改定が行われます。今年の改定は若手職員を中心に、月給が200円〜4000円、職員(再任用、会計年度任用職員等を含む)、市長、副市長、教育長、議員の期末手当が0.5ヶ月分賃上げとなります。総額で約1000万円の増に。ご理解の程お願いいたします。
❹天神の湯休止に伴う回数券払い戻し
これについては以前の号でもお知らせいたしましたが、これまでたくさんの方にご利用いただいてきた天神の湯がコロナ禍で休館となり再開の目処が立たないまま今日に至っています。再開の可能性は今のところ低い状況にありますが、コロナ禍で休止となって3年となり、一旦、これまでの回数券の払い戻しをすることに。再開を心待ちにされている方には残念なことではありますが、補正予算が成立しましたのでお手続きをお願いいたします。

♥この他にも児童館敷地内への防犯カメラ設置、小中学校タブレット端末の補修費、中学校のスキー林間中止によるキャンセル料など補正予算の項目に世相が窺える12月議会でした。長くなりますので主なもののみのお知らせでした。

令和4年度幸手市小中学生 人権作文発表会

2022.12.10

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12月4日@北公民館 文教厚生常任委員長として参加してきました

日にちが前後して申し訳ございません。

ファイル 1785-1.jpeg先日の日曜日、幸手市教育委員会、幸手市人権教育推進協議会共催の市内小中学生の人権作文発表会があり文教厚生常任委員長としてお招きに預かり参加してきました。

皆さまは人権というとどんなことが思い浮かびますか?人権が守られていないと感じる時はありますか?
多くの場合、当然ですが、差別的な扱いを受けるのは社会的「マイノリティ」です。マイノリティとは少数派という意味です。歴史を遡れば、日本では特に、同質性や均一性が求められる風習や因習が蔓延る統治が行われてきました。もちろん、世界でもいろいろな迫害の歴史は繰り返されており、今でも民族紛争などとして世界を不安定にしています。

差別の根源は何か。恐らく、自分を脅かす脅威(他者の能力)に対する自己保身と想像力の欠如。私はそう考えます。人の能力とは、人それぞれに天から与えられたギフトです。人それぞれに与えられた能力に優劣はなく、あるのは多様性です。そして、如何にその人らしくその能力を発揮するか。もちろん、そこに一定の公共精神は必要ですが、その基盤に立ち、共に関わる人の想像力と相手を思いやる気持ちがあれば、差別や偏見よりも寄り添いが生まれる。私はそう信じますが皆さまはいかがでしょう。

さて、先日の人権作文発表会で登壇された市内小中学生の皆さんは、どの発表も身近な人権をわが身に引き寄せ、私ごととして見つめる素晴らしいものでした。特に印象的だったのは「言葉」について思考し問いかける作品が多かったことです。
家族との間で、友だちとの間で…、小さなすれ違いにも心を震わせながら、子どもたちは成長しています。子どもたちの一日、一時間、一分、一秒の何と大切なことか。

私たち大人も言葉を大切にしなければいけませんね。何げない言葉が人を傷つけることがある。そんなことに畏れと想像力を持って。私たち大人が子どもたちに恥じない言葉を使っていきたいと、改めて感じた次第です。

♥子どもたちからパワーやエネルギーをもらった充実したひと時でした。また、当日ご講演下さった講師の方は全盲の柔道家でパラリンピックの覇者でもある牛窪道場館長 牛窪多喜男氏でした。木村市長が著作と出会い、その生き方に感銘を受け、今回の講演に繋がったということ。人と人のネットワークが繋がった結果の講演でした。

♥♥さて、幸手市のホームページには令和元年に埼葛地区18市町が合同で行った人権に関するアンケート調査の結果報告が載っています。リンクしておきますのでご関心のある方は是非、ご一読いただけましたら。

♥♥♥幸手市のみならず、今後の身近な問題として、例えば、教育関係では、中高生の制服などもこれまでの性別を超えた仕様の採用などへの早期対応が求められているようです。更衣室やトイレなどのあり方も考えていかなければなりません。初めから否定するのではなく、まずは"知る“ことからですね。このリンクを、思考の窓口としていただければ幸いです。よろしくお願いします。

https://www.city.satte.lg.jp/sitetop/soshiki/jinkensuishin/7945.html

12月に入り続く 学級閉鎖 

2022.12.07

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新型コロナによる市内小中学校の学級閉鎖の状況

新型コロナウイルス感染症の陽性者数が減らない中、市内の小中学校でも今年度は少なからぬ学級や学年、学校の閉鎖や臨時休業がありましたが、12月に入り、これまでにない勢いで複数の学校が閉鎖や休業を余儀なくされています。

実は、冬場になり、例年でもインフルエンザや風邪などで体調を崩す児童生徒が増える季節を迎え、さらにコロナも終息を見ない中、このような事態が想定されたことから、今回、12月議会の一般質問で、学校休業等の影響や学校の対応をある意味"時事問題"として取り上げました。

教育長の答弁から、学校現場や教育委員会が現状にしっかり対応されていることを確認いたしましたが、次の号で皆さまにも幸手市の学校現場の頑張りを出来るだけ簡潔明瞭にご報告したいと。

♥因みに、閉鎖や休業は、毎朝行われている健康観察の中での発熱や体調不良などの状況や、その日のお休み連絡などを総合的に、さらに学校医の助言を得て学校長が判断されることに。そして、閉鎖や休業が決まるとその後、保護者の皆さまに連絡が行き、先生は宿題などの準備を整えて下校させるという手筈です。保護者の皆さまや先生方には突然の対応となり大変かと思いますが、子どもたちの健康を守るためにご協力を心よりお願いいたします。また、皆さまには現場を温かく見守ってくださいますようよろしくお願いいたします。

12月議会会期

2022.12.01

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12月議会は昨日から12月21日まで

早くも12月になりました。師走と聞くだけで忙しないですね。

ご連絡が遅くなりましたが、12月議会の開催日程をお知らせいたします。
11月30日(水) 開会
12月1日(木)2日(金)5日(月) 一般質問
12月9日(金) 議案に対する質疑
12月12日(月) 総務常任委員会
12月13日(火) 文教構成常任委員会
12月14日(水) 建設経済常任委員会
12月21日(水) 議案採決 閉会

委員会は委員会室で。それ以外は本会議でインターネット中継があります。
時間は全て10時から。一般質問、私の登壇は明日2日になりそうです。

本会議場の傍聴は可能です。マスクなど感染対策をお願いするほか、間隔を広く開けて人数制限を行いますのでよろしくお願いいたします。

12月議会 市政に対する一般質問提出

2022.11.19

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こんな内容を質問します

昨日は質問通告の締切日でした。いろいろな視点から課題を考えて練って…。その結果、今回は以下の3点を取り上げることにしました。

【松田まさよ12月議会一般質問】
1.新型コロナウィルス感染症に係る学級閉鎖等による学び学力保障への影響について

⑴市内小中学校における臨時休業(学級・学年・学校)の今年度の実施状況を伺う。
⑵学級や学年閉鎖により授業時間の確保や補習・宿題など学習者及び教職員・家庭への負担、学力保障など学校生活や教科履修への影響が懸念されるが、特に、学び・学力保障に関する市教育委員会の対応、学校の取り組み状況を伺う。
⑶学期末、学年末に向けた今後の対応を伺う。

2.入間市との連携交流協定の今後の取り組みについて
⑴連携交流の内容は多岐にわたるが、どのような構想・戦略で進めていくのか。
⑵今後の当市の取り組み体制、双方の窓口となる所管課とその連携体制を伺う。
⑶来年度の取り組みを伺う。

3.職員の適正配置・組織の統廃合について
⑴市民の声、職員意識調査の回答を政策部門はどのように受け止めるか。
⑵市民意識調査の回答の真意をさらに深く調査分析するアプローチを行ったか。
⑶市民の側からも、事業の施行者である職員の側からも機構改革が求められていることを踏まえ、今後この課題にどのように取り組んでいくか伺う。

以上です。
1.は、新型コロナウィルス感染症が未だ収束を見ない中、学級閉鎖や学年閉鎖となる学校が全国的に広がっています。幸手市の状況を確認し、特に、私たちが保障しなければならない児童生徒の学びと学力について、教える側、教えられる側の負担なども含め、学年末までの対応を確認するつもりです。小6、中3生は受験や進学を控えた学年でもあり。教科履修の環境整備は重要です。

2.は、去る10月30日、圏央道の東西玄関口となる幸手市と入間市両市間にて連携交流協定が結ばれました。今後の取り組みに期待するものですが、このような連携を市民の実り、市の発展につなげていくには、取り組みの継続性と毎年進化・深化する仕掛けなどが企図された「事業構想」と「初年度の仕組み化」が肝要との考えから、"この事業を動かす体制"を確認したいと考えています。

3.は、先日、ある市民の方から、幸手市役所に問い合わせようとしたら、部課数が多く「本件は一体どこが所管しているのか」とびっくり、驚愕、唖然としたとのお話をいただきました。これだけであれば周知の方法を考えれば良いのかも知れませんが、実は今年6月に実施された職員意識調査。政策の課題の解決に向けた取り組みを問う設問に対して、「職員の適正配置・組織の統廃合を行い組織体制を整える」と回答する職員が回答者の29.6%(81人)に及んでいることを知りました。内部からも相当動きにくい組織体制であると推測されますね。私はこの81人の職員の意識を大切に改革を進めるべきだと考えます。内発的な問題意識が大改革のチャンスです。市民の生命と財産を守り、さらに幸せを提供するに相応しい時代の変化に合わせた組織機構への変身を促したいと考えています。

♥市民の皆さまからはこの他にも様々なご意見を伺っていますが、45分の質問時間でできることは限られますし、質問するには勉強が必要なもの、相応しい時期もあります。日々の活動の中でも様々な形で課題の解消に努めておりますが、今後もできる限り皆さまの声を市に届けて参りますのでよろしくお願いいたします。

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