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台風19号における市の対応等について協議

2019.11.14

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執行部と市による意見交換

先日の台風19号では市の防災体制の不備、準備不足が露呈。議会からも意見や課題を伝えていましたが、昨日は議員全員協議会が開催され、改めて執行部からの報告、説明と議員との質疑応答がありました。

執行部からは、市長、関係部課長が出席。市民生活部長からは台風19号の時系列による対応が、建設経済部長からは雨水の侵入で止まってしまった幸手駅自由通路エレベーターの停止から補修までの経緯の説明があり、その後、議員からの質問に市長、執行部から答弁がなされました。
感じたことを少しまとめてお伝えします。

まず、今回の台風は数日前から規模の大きさや命を守る対応がメディア等で伝えられていました。説明では、9日、11日に対策会議が招集され、対応を協議したとのこと。しかし、メディアや気象庁の度重なる警告にも関わらず、今回、対策会議では普段の大雨時と同様、「内水」を想定し、仮設ポンプなどの配備や交通規制のための人員待機を指示したということでした。
質疑応答の中で、担当部長からは個々の不手際についての説明と反省が述べられ、また、市長からも反省と、組織を挙げて改良、改善していくとの答弁がありました。そして、今、避難場所に派遣した職員らによる検証会議を行っているということでした。

それにしてもです。私も12日のブログで「不要不急の外出を控え、防災無線などの情報に耳を傾けてください。幸手市では昨日様々な確認をして即応体制をとっているようですが、仮に避難が必要になった場合も市の情報、指導に従い、危険のないよう気をつけて行動してください」と呼びかけました。が、その即応体制が内水対応だったというのはショッキングです。対応の不手際以前に、実はすでに最初の被害想定の段階でのボタンの掛け違いがあった。んー、台風15号後にも関わらずです。この点については十分な検証が必要ですね。ここは基本だと思います。

私の長倉小学校での避難場所経験、感想と、住民の皆さからお聞きした経験、感想はできるだけリアルタイムでこのブログでも連続して取り上げました。皆さまからは「何もなかったのは幸いだった。良い教訓としてほしい」というお声もお聞きします。災害対策は自助が基本とは言え、しかし、何かあれば公助の責任と、行政の不断の危機管理が問われます。市長には是非とも組織を挙げた改善を早急に取りまとめ、市民にも分かるように公表いただきたい。

さて、改めて、今回の件で疑問に思うことは、
?普段とは違う災害予測が警告される中、想定が通常の「内水対策」に止まったのは何故か。
?職員の中に「これでは準備不足」との認識を発する職員はいなかったのか。
?地震であれ風水害であれ、既にあって然るべき避難場所、避難所開設のマニュアルも用意されていなかった。
?例えば、旧香日向小学校を避難場所として開設できなかった問題。内水想定ではカギの所在も事前確認もしていなかったという初歩的なミスの他に、看護学校と締結している「災害時の協定書」で定められた諸項目が詰められておらず、結果、学校への緊急連絡もできなかった。契約締結時に、締結事務に携わる職員の当然の責務が果たされず協定締結を形式的な儀式に終わらせていた。そして、それで良しとして来てしまった背景の、業務に対する考え方に問題はないか。

ということです。今回のことを教訓にするなら、組織を挙げて改善していくなら、深い検証が必須です。仕事は普段の積み重ね。甘い仕事には甘い結果しかなし。
さても検証とは、木を見て森を見る作業です。幸手市が締結している他にも複数ある災害時の協定は締結以降数年が経っているが、本当に実効性が継続的に担保されているか。即刻、検証をしていただきたい。私も今回の避難場所での体験(木)を見るに止まらず。これから市の検証会議の報告を見て、行政の言い分も確認しながら、さらに様々な問題を整理をしていきたいと思っています。

さて、昨日はまだ論点整理が進まない中、被害想定のボタンの掛け違いという大元の問題に深い追求はなく、当日の不手際に対する謝罪が繰り返されました。何をやっても100%とはいきませんが、部課長がこれ程謝罪をしなければならない要素は普段から減じるべきですね。これは部課長や職員の"保身"も含めてです。私のチェックポイントはそこです。謝らなくてもいい業務執行体質への脱皮あるのみ。

これまでも組織の強度を高めることを呈してきた私としては、本当に不思議なんです。「ちゃんとしないと何かあると責任が追求されちゃう」という最低限の気持ちすら湧かないという組織の土壌に何があるのか。今回のことでも、職員一人ひとりに適正で責任のある事務執行を求める組織、職場風土の変革を求めて行きたいと思います。
職員が責任ある仕事をすることで市民に信頼される行政の実現は可能です。それが市民のための行政の"王道"であり近道でもあるのです。そして、そのような仕事が職員をさら輝かせる。粒選りの職員集団。一つひとつ問題を取り除きながら実現して行きたい組織の理想形ですね。

♥蛇足ながら。 艶々と粒選りの、粒の立ったご飯と、コメ粒の姿かたちが見えないベチャベチャご飯。どちらが美味しいと思いますか?人も社会も同様と思います。

令和2年度予算要望

2019.11.12

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会派「幸手市政クラブ」 市長に来年度予算要望を提出

来年度予算の編成期の今、役所では各部課へのヒヤリングと査定に向けた調整が行われている時期です。私たち会派も昨日、市長に対し、来年度予算の要望を提出してきました。

来年度予算がとてもタイトであることは市の予算編成方針を見ても明らかだと、先日もこのブログでお伝えいたしました。それを底辺に何をどう組み立てるのか。どのように財源を捻出し、新市長が公約とした事業を進めるのか。何と言っても新年度は新市長初めての予算編成ですから大いに注目ですね。そのような状況にあって、昨日は、武藤議員とともに会派の考えを要望書にまとめ、市長に提出してきました。
要望書の内容は以下の通りです。

【令和2年度予算要望書】
当局におかれましては、市政進展のためご尽力を賜り心より感謝申し上げます。
さて、残念ながら、昨今、本市においてはさまざまの不祥事等を始め、市民の皆様に不安を抱かせ信頼を損なう事象が続発しております。令和2年度予算編成にあたりましては、これらを払拭し、信頼を回復すべき年となります。つきましては、財政状況の厳しい折ではありますが、市民の安心、安全な市民生活確保のため、下記の事項にご配慮いただきますよう要望申し上げます。

●危機管理、防災体制の確立及び消防体制の強化
●ライフラインの安全確保
●高齢社会に対するデマンド交通の見直しなど交通手段の確保
●生活道路の補修整備
●学習環境の整備
●財政基盤強化のため新たな県企業局による産業団地の誘致と、圏央道、4号バイパス(東埼玉道路)との接続となる惣新田幸手線バイパスの整備促進
●公共施設の整備管理計画の確立と早期着手
●一人ひとりの職員が公務員として、幸手市をどうすべきか、市民サービスをいかに行うか、市長のためだけでなく市民のために働くという自覚と責任の確立、また、そのための研修の充実
●法令、条例、規則等の遵守と業務執行

以上お願い申し上げます。

個別な事業に細かな要望をするというスタイルではありませんので、「これで要望?」と思われるかもしれませんが、市議会議員として皆さまに公約している事項が効果的に実行されることを第一とし、会派としての今後の市政チェックの基本的なスタンスを示したものとお受け取りいただければ幸いです。

短中長期のものが混在していますが、それぞれ段階を踏んで進めていかなければならないものばかりです。先般の台風19号における防災体制の見直しや地域の交通手段の確保、学習環境の整備などは長期展望を持ちながらも短期に結果が求められるものです。また、幸手市庁舎を始め、公共施設は、床面積を30%削減する計画であり、住民の皆さまの理解なく進めることができない施策です。整備のあり方も含め、住民の皆さまに十分なご意見をいただきながら進めるには時間がかかりますが、できればコンサル丸投げではなく、このような住民と対話を要する案件は職員手づくりで計画を詰めて欲しい。そして、そのためにも、何より市政クラブの思いとして、下の2つの●は重要ポイントです。前書きにもありますように、ここ数年、幸手市では様々な不祥事が頻発しています。その度に私たちは、コンプライアンスや規律について提言を繰り返してきました。新市長には是非ともこの点にこそ大鉈を振るっていただくことを期待するものです。

♥職員の個々の資質というより、組織として人材育成と適材適所配置。さらに、私は組織改編なども有効に活用して筋肉質な業務体制を確立していただきたいと強く願うものです。

議会報告会開催のお知らせ

2019.10.29

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幸手市議会 第4回議会報告会開催に向け準備中

幸手市議会では、平成27年に議会基本条例を策定。その後、28年から毎年、市議会が主催する議会報告会を開催して来ました。今年も11月17日(日)、下記の内容にて4回目となる報告会を開催することになりましたのでご案内申し上げます。

【第4回 議会報告会】
日時 : 令和元年11月17日(日) 午後4時?6時
場所 : 幸手市役所第1会議室
内容 : 議会報告(9月議会関係) /公聴会

多くの皆さまにお越しいただくにはどうしたらいいか。毎年、試行錯誤しながらの取り組みです。昨年からは、議会からの報告だけでなく、市民の皆さまからご意見を頂く「公聴会」(数人ずつのグループに別れてのワークショップ形式)の機会を作りました。今回は、新たな試みとして開催時間を日曜日の夕方に設定してみました。日暮れの早い時期での夕方開催に少々心配もあるのですが、できるだけ幅広い皆さまにお出かけ頂けるようにと試行錯誤しています。11月の市報といっしょにご案内のチラシがお手許に配布される予定です。皆さまには是非、ご予定いただき、足をお運び頂けると有り難いです。

議会報告は、私も建設経済常任委員長として、9月議会の報告(委員会審議の様子)をすることになっており、今、そのための準備をしています。改めて思うのは、いろいろな出来事や事業、馴染みのない財政用語などをいかに分かり易くお伝えできるか。この難しさです。しかも委員長報告の制限時間は10分と限られますので、用語説明ばかりともいきません。ワークショップ公聴会の前談として、少しでも議会や市政にご理解をいただけるよう頑張りたいと思います。
また、市議会では毎議会後に広報を発行しています。皆さまには11月市報とともに配布される「市議会だよりさって」を、ご参考としてまずは是非ともご一読下さい。

さて、先日の埼玉県参議院補欠選挙の投票率(20.81%)を見るまでもなく、今、政治は有権者の皆さまから遠い存在と感じます(特に今回は選択肢がなさ過ぎでしたね)。私も政治の末席にあって、市民の皆さまに理解され、愛される議会活動をしていかなければならないと強く感じる次第です。

♥皆さまのお越しをお待ちしております。

看過できない言葉

2019.09.21

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経年劣化

一昨日の建設経済常任委員会の決算審議。建設して2、3年しか経たない建物の修理費に対する答弁で「経年劣化」という言葉が使われ波紋を残しました。

建設して2、3年しか経たない建物で雨漏りが発生。今回、市は雨漏りの調査を施工業者以外の業者に発注。ボルトの経年劣化が原因だと言われ市費で修理した、ということ。「2年で経年劣化」…?。この言葉が発せられた時、委員会室がざわつきました。その後もさらに質疑応答がなされましたが、答弁は一貫して経年劣化と判断したと。「2年で経年劣化との判断は市民感覚とズレている」との厳しい指摘もありましたが、最後は部長から今後の反省材料とするとの反省めいた答弁があり決算は認定されました。委員長として質疑応答を調整しながら、今回のシュチュエーションでの経年劣化という言葉は私にもなんとも違和感の残る言葉の使い様です。

委員会審議の内容は本会議で委員長が報告書を調製して読み上げますが、私が委員長として責任を持って報告するために、調製の前にもう少し事実確認を試みたいと思っています。

キズに塩 市民とかけ離れた認識露呈

2019.09.05

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副市長(職務代理) 「市長は円満に退職した」

これは昨日の一般質問で、広島平和記念式典派遣中の市長の行動に対する見解を聞く質問の一項目として、市長退任式を行った市の問題意識を問われた時の副市長の答弁です。

インターネット中継をご覧になっていた方もいらっしゃるでしょうか。その場面を私のメモ書きを頼りに要旨を再現すると、

Q.市長の退任式で花束まで贈ったと聞いている。さらに、公用車で辞職の挨拶回りをしたというが、どのような認識か。

A.市長は地方公務員法145条に法り8月21日付けで退職届を議長に提出。議会は臨時議会で決定し退職が認められた。
・引率中の酒が退職の要因。
・市民感情は良くないが法律で認められた退職
・功績もあった。退任式は勤務時間外に管理職を集め、花束は私のポケットマネーで用意した。
・市長の任期は24時まで。21日は秘書課職員が運転し、秘書課長が同行し、県庁、近隣各市町(加須・久喜・白岡・杉戸・五霞など)・地元国会議員事務所・医師会各位・他を回った。任期途中で辞めるという「罰」を市長は受けているが失職ではない。市議会で決定した。「円満に退職した」。

このような答弁でした。この認識には市長不信任決議提出を模索した議員から「市議会のせいにされては困る。(なぜこうなったか考えろ)」との怒りの声も。

今回の事件については、私も一昨日の一般質問で取り上げ、子どもたちの安全に関するリスク管理の欠如と「決済者」の責任を問いました。その中で、副市長からは、
・秘書課長と担当職員には「顛末書」を提出させた
・これから分限懲戒委員会で処分を検討する
との問弁があり。私は「この問題は末端の職員を処分するだけの問題ではない。分限懲戒委員会を構成する部長級管理職のリスクマネジメント欠如も問われている。きちんと対応し信頼回復を図っていただきたい」と指摘をしたばかり。

さらに、実は2泊3日の行程で両夜とも市長、職員2名はホテルを離れ、居酒屋に繰り出していたことも判明。子どもたちの引率者としての責任に対する認識の甘さが露呈しています。
さらに、市長の辞任挨拶回りに、顛末書を提出させざるを得ないような立場の職員を同行させていた感覚にも呆れます。幸手市は表面的にはいざ知らず、根本的には何も改心していないのではないか。そんな感想を強く持ちました。

市はすでに広島市に「詫び状」を送付したとのこと。上記のような認識で出された詫び状で誠意は伝わるのか。言葉ではなんとでも言える。そんな後味を残す副市長発言。副市長の言葉が職員全員の意識かどうかは分かりません。しかし、今、副市長として、職務代理者として幸手市行政のトップを預かる人の発言は重い。
市長の行為で傷ついた幸手市の名前にさらに塩を塗るような、これが幸手市の実態。信頼回復はやはり次の市長に託すしかないのか。

質問者に促され、その言葉は訂正されましたが、売り言葉に買い言葉的な冷静さを欠く論争と、敢えてその言葉を発した副市長に対し、私は副市長の議会に対する「挑戦か」との感想を抱きました。そこまでして一体何を守ろうとしているのか。
そして、「訂正したほうがいいんじゃないですか」「訂正いたします」との論争の挙句、どのような言葉に訂正するのかの発言なく(私のメモにない)、訂正は許可されました。しかし、代替となる認識を表す言葉が不明なまま削除には至らなかったこの言葉、この認識は議会議事録に未来永劫残ることに。幸手市の大きな汚点として。本当に残念です。

さて、副市長に「円満な退職」と言わしめた法律論。例えば、退職金の問題では私も市長が失職していない以上、法治国家の法律は重く、出さないということはできないということをお伝えしてきました。しかし、法律をかさにきて、「議会が決定した」「円満な退職だ」というのは認め難い認識であり、職員にもいろいろな感情はあるでしょうが、敢えて市民感情を逆なでるような言葉は少なくとも口にする必要はなく、必要な言葉でもなかったのでは。副市長にこのような発言をさせている背景に何があるのか。市民はその背景にこそ目を向けなければなりません。

市民にとって今回の事件から見るべき問題は2つです。一つは、子どもたちの安全に無頓着なリスク管理の欠如。そして、市長の行動で幸手市の信頼、名前が貶められたという点です。「功績もあった」確かにそういうこともあったでしょう。しかし、最後は幸手市の名前を貶めるという幸手市にとって不利益な行動で辞任されたのです。そのことは肝に銘じていただきたい。そう思います。

今日は一般質問最終日。一週間ほど後にインターネット録画中継が始まると思います。もう一度細部を確認いたしますが、皆様にまずはご一報をお伝えしました。私の質問の総括は後日。

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