2017.02.28

3月議会の市長提出議案より
昨日、今日もとても暖かく、さすがに3月を迎える陽気となってきましたね。3月議会は一般質問が終わりましたが、そのまとめをする間もなく、議案の精査を始め、所用に忙殺されております。そして、3月1日は「市長提出議案に対する質疑」が行われます。
質疑とは、議案が各常任委員会に付託される前に、市長提出議案に対する質問事項を通告し、本会議場で疑義を質すものです。私は、4つの議案に対して質疑を提出しました。特に議案第1号、第2号については、市民の皆さまのご理解が必要であると考え、議案の内容を皆様にお伝えし、ご意見を仰ぎ、私の考えをまとめる参考にさせていただきたいと思っております。是非、ご意見をお寄せください。
議案第1号
「幸手市議会の議員報酬及び費用弁償等に関する条例等の
一部を改正する条例」
市長提案理由:幸手市特別職報酬等審議会の答申及び意見を踏まえ、
議員の議員報酬額及び期末手当の支給割合を改定したいので、
この案を提出するものである。
条例案の概要:
1.内容
(1)議員報酬月額の改定(第2条関係)
議長 419,000円 →432,000円
副議長 370,000円 →382,000円
議会運営委員長・常任委員長
354,000円 →365,000円
議員 343,000円 →353,000円
(2)期末手当の支給割合の改定(第5条第2項関係)
6月支給分 100分の200 →100分の207.5
12月支給分100分の215 →100分の222.5
(3)施行期日
平成29年4月1日
議案第2号
「幸手市市長等の給与等に関する条例の一部を改正する条例」
市長提案理由:幸手市特別職報酬等審議会の答申及び意見を踏まえ、
議員の議員報酬額及び期末手当の支給割合を改定したいので、
この案を提出するものである。
条例案の概要:
1.内容
給与月額の改定(第3条関係)
(1)市長 832,000円 →839,000円
(2)副市長 721,000円 →727,000円
(3)教育長 690,300円 →696,000円
2.施行期日
平成29年4月1日
なお、今回、この2件の議案が提出される過程として、幸手市特別職報酬審議会が市長の諮問に対して答申を出されています。幸手市特別職報酬審議会とは、市の特別職(議員や市長、副市長、教育長)の報酬について審議するため市長が招集する諮問機関です。審議会では、審議会の開催が19年間据え置き=報酬や給与も長らく改正無しになっていること、県内の類似団体の平均から見ると幸手市の現状は低いとの観点から、今回の報酬等の改正は、『適当』との答申でありました。
私たちとしては、たいへん有難い答申でありますが、同時に実に悩ましい議案です。今の幸手市の厳しい財政状況で、どれくらいの影響額となるのか。答申を踏まえて議案を提出する市長は選挙で市長給与カットを公約されていた経緯もあり。今回、給与増額となる議案の提出に至った考え方などを質疑したいと思っています。
また、私は、議員報酬と議員定数はセットで考えるべき事案であり、今の15名の議員数では会派も満足に組めないという現状の課題の検証など、多角的な議論が必要ではないかと思っています。
是非、皆さまのお考えをお聞かせください。
♥なお、審議会における審議の詳しい内容は、市のHPの庶務課ページに「議事録」として掲載されています。ご参考ください。