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農業特区 兵庫県養父市

2014.11.07

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3常任委員会合同視察で養父(やぶ)市へ

 幸手市議会では、毎年、3つの常任委員会が合同での視察研修を実施しています。今年度は兵庫県養父市と明石市立図書館が視察先に決まりました。

 養父市は国家戦略区の認定を受け、農地の売買や貸し借りの許可業務を農業委員会から市に移すなど、市長の強力なリーダーシップのもと、過疎地からの生き残りをかけて農業改革を推進しているまちです。建設経済常任委員会からの要望で行き先が決まりました。
 かたや、明石市は図書館を指定管理精度を導入している市です。幸手市も来年から指定管理者に管理を委託することになっていることから、養父市に近い明石市が視察先と決まりました。

 その養父市が今日の日経新聞に取り上げられていましたので、予習も予て取り上げてみたいと思います。記事によると、養父市は標高約700mの山間に130枚の棚田を持つまちですが、10年間で人口が1割減り、耕作放棄地は4年で2倍に増え、30年前に30人いた生産者も今は20人弱。雑草が伸び放題の耕作放棄地が目立つという過疎化を辿っていたまちです。
 ところが、今年は戦略特区として「岩盤規制」を打ち砕いて始めた棚田オーナー制度が全体の3割近くに広がり、生産者のやる気が高まっているというのです。仕掛けたのは広瀬市長。民間建設会社から役所の臨時職員になり、上司から働き振りを認められて正職員になったという経歴の持ち主。その後、08年に市長に就任。「何年経っても投資対効果を見ない仕事の進め方になじめない」という民間感覚を原動力として改革を進めています。

 その市長が2013年に招聘したのが三野副市長。ハウステンボスの再生の指揮を執るなど企業再生の専門家で、市長が「どうしても民間感覚を持った人が必要」と口説いたのだとか。そしてそこに意気投合したのが、改革派の生産者「農業法人 新鮮組」の岡本社長。特区の提案説明会で岡本社長から提案を申し入れたという。養父市では他にもオリックス、クボタ、ヤンマーなどの大企業も農業ビジネスを計画しているというのです。

 なんだか役者がそろってますよ。羨ましいくらい。人が人を呼んでいますよね。しかし、役者がそろっただけでは人を動かすことはできません。反発をされながらも農地買収などの許可権限を、農業委員会から市へ移管。そして、農業振興という目的に向かって住民をまとめあげた市長の熱意と粘りが人を動かしているのです。

 しかしです。特区認定で規制緩和を実現した養父市も問題はこれからだと記事は書いています。後継者が足りない。耕作放棄地が広がる。狭い農地が多く企業の参入は難しい…。日本の縮図ともいえる養父市の農業改革。米価の低迷、コメの消費量低下、TPP交渉やアジア戦略などが渦巻く農業は今や世界とも戦わなくてはならないのです。

 ちなみに、幸手市では、私は圏央道産業団地の規模拡大や、幸手駅西口土地区画整理事業に住民の方のご理解を得て、県認可に導かれた(私が尊敬する)前町田市長の功績が養父市長とダブって感じてなりません。
 財政難の中、駅東口ロータリーを整備し、日本保険医療大学を誘致し、東埼玉総合病院を誘致し、子ども医療費の対象者拡大も平成24年度からと考えておられたのです。その上に将来につながる大事業の認可を進めてこられた。権利を動かすというのは本当に大変なことだと思います。
 話しが横に反れましたが、幸手市の農業も、まだ、数年は農耕者はおられるかも知れませんが、「農業」の将来を考えていかなければならないことは確かです。

 しっかり視察してきたいと思っています。視察の結果はまたこのブログでご報告いたしますので、お楽しみに。
 
 

議会基本条例説明会の様子

2014.10.24

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第1回説明会@西公民館 速報

 昨日は冷たい雨がそぼ降る日となり、また、夕刻のお忙しい時間帯にも関わらず、市民の皆さまにお集まりいただいて、第1回の説明会を開催することができました。

 まず、市議会議長、幸手市議会基本条例調査特別委員会委員長のあいさつの後、委員長から各条の説明がなされました。私は書記という役割を務めながら、「21時という閉会時間の設定で、ご説明が少々慌ただしかったか」との感想も持ちましたが、委員長の説明の後の質疑応答では活発なご意見を頂戴することができました。

 市民の皆さまのご質問をお聞きして、今の幸手市議会に不足していることを、市議会が自ら改め、改革し、改善していくことが強く求められていることを改めて感じました。

 個々の内容については、今後、議会で検討していくことになろうかと思いますが、10月末までは「パグリック・コメント」も受け付けています。本日もウェルス幸手において、19時30分から第2回目の説明会を開催いたします。ご都合のつく方は是非、ご参集くださいますようよろしくお願いいたします。

昨日ご参集くださった皆さま、本当に有難うございました。わが香日向地区からも複数の方にご参加いただきました。心より御礼申し上げます。

議会基本条例市民説明会

2014.10.23

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幸手市議会基本条例(素案)説明会の開催

 以前にもお伝えしたしましたが、市議会では、二元代表制の一翼としてしっかりと市政の発展に寄与していこうとの旨にて、市議会、市議会議員の在り方を理念として条例にまとめました。その条例(素案)の説明会を開催いたしますので、是非、多くの皆さまのご参集をよろしくお願いいたします。

幸手市議会基本条例(素案)市民説明会の開催

日時・場所
①10月23日(木) 午後7時30分から 西公民館
②10月24日(金) 午後7時30分から ウェルス幸手
③10月25日(土) 午前10時30分から 市役所第2庁舎

※どこの会場でも参加は自由です。

 「議会基本条例は罰則もない理念条例。このようなものはあえて条例にする必要はない」とのご意見も聞きます。確かに、これまでこの条例がなくても、いろいろな規則などで「自治法に決められたこと」は順守されてきましたし、ベテラン議員さんは、センパイ議員や会派の中で研鑽されて来られたものと思います。また、本来は「地方自治」をある程度体得して議員になるべきなのかも知れませんが、しかし、今、幸手市は議員が15名。しかも半数が新人です。今、この時期に幸手市議会の理念がまとめられることは、それなりに意義深いものと思っています。

 ただ、規則であれ、条例であれ、作って終わりではなく、作った時点がスタートです。本当にその理念を活動に結び付けていくことこそ、私たち議員、そして市議会に求められていることを肝に銘じなければなりません。
 会場にお越しの節は、ご忌憚のないご意見をお寄せください。

松田まさよ活動報告会に是非、ご参加を

2014.10.16

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松田まさよ議会活動報告会開催のお知らせ

 9月議会の活動報告会を開催いたしたく、ご案内申し上げます。

 9月議会は平成25年度決算、平成26年度補正予算、人事案件などが主な議案でした。幸手市だけではなく、今、日本は「人口問題」「公共施設の老朽化対策」「財政難」など難題を抱えていますが、「幸手市はこれからどうしていったらいいのか」「何ができるのか」「香日向(幸手市)を元気にするために」などをテーマに、皆様とざっくばらんな意見交換ができればと思っています。

 できる限り、現状の幸手市の状況をお伝えできるよう準備します。是非、多くの皆さまにご参加いただければと存じます。そして、いただいたご意見は、会派で提出予定の、来年度の「予算編成及び施策に関する要望書」に反映させるべく検討いたします。

 地方自治の主役は市民です。忌憚のないご意見を頂戴できれば幸いです。他地域の方、また、女性の方のご参加も大歓迎、いや、女性の方には是非ご意見をお聞かせいただきたいと思っております。ご参加をお待ち申し上げます。

        松田まさよ議会活動報告会

  日時:平成26年10月19日(日) 午後1:30~
  場所:幸手市コミュニティセンター会議室
  内容:①9月議会の活動報告
     ②ざっくばらんな意見交換会
     テーマ「香日向(幸手市)を元気にするために」など

香日向地区の皆さまには午前中「健康フェスタ」が開催され、参加される方にはお疲れ&慌ただしい時間帯の開催ではございますが、万章お繰り合わせの上、是非、多くの皆さまのご参集をいただけますよう心よりお願い申し上げます。

 

議会基本条例パブコメ

2014.10.03

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議会基本条例(素案)のパブリックコメント始まる

 市議会では、市民に開かれた議会、市民とともに歩む議会、市民のための市政を目指し、これまで「議会基本条例」の制定を検討してきました。

 その素案がまとまりましたので、以下のとおり、市民の皆さまからパグリック・コメント(ご意見)をいただくことになりました。

①意見提出期間 
  平成26年10月1日~31日 ※必着
②ご意見をいただく方 
  市内在住・在勤・在学の人、本条例に利害関係のある人
③提出方法
  意見記入票に必要事項をご記入の上、議会事務局へ
  郵送、FAX、メール、持参のいずれかの方法にて
④意見票
  市HPお知らせにあるE-メールフォーマット使用
  各閲覧場所にて配布
⑤閲覧場所
  各条(素案)は市HPのほか、市役所議会事務局、各公民館、
  図書館、ウェルス幸手の各窓口で厚保欄できます。
  ※市役所は開庁日、施設は開館日のみ

という要領です(詳しくは市HP、10月広報紙でご確認ください)。

 また、10月23,24,25日には「説明会」も開催いたします。
①10月23日(木) 午後7時30分から 西公民館
②10月24日(金) 午後7時30分から ウェルス幸手
③10月25日(土) 午前10時30分から 市役所第二庁舎

 事前申し込みは不要です。市民説明会の開催についてのチラシは、自治会から回覧されるようお願いしています。

 「幸手市議会基本条例」は、議員全員で2年以上をかけて検討してきました。議会や議員の活動をより活発化していくための”議員の心得・活動の理念”などがまとめられています。できたら終わり、ではなく、できた条例をいかに市政の発展や議会の活性化につなげていけるかが問われます。施行は来年度からとなる予定です。
 是非、多くの皆さまに関心をお持ちいただき、パブリック・コメント、もしくは説明会にご参加くださいますよう、よろしくお願いいたします。

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