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台風18号の市内被害状況

2014.10.06

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台風18号による幸手市内の被害について

 正午過ぎ、台風は幸手市周辺を通り過ぎたようです。その被害状況は。

 幸手市では雨の降り出しから降り終わりまでの降雨量は222㎜/hで、過去最大だったということです(by市災害対策室)。道路冠水による大規模な交通止めが4か所。市民からの電話などにより確認した被害場所が数か所。災害対策室には回線が繋がりにくくなるほど市民からの電話が寄せられたということでした。

 私も雨後に香日向地区を含む西地区を中心に気になる場所を巡回してみましたが、やはり、いつも被害が発生する場所に道路冠水、床下浸水、屋敷内への流れ込みなどの被害が出ていました。毎度毎度、大雨の度に被害が出る場所です。玉の汗をかきながら濁水の後処理をされていた方とお話ししましたが、「もう、いい加減にしてくれ!」、そんな怒りと苛立ちを感じました。

 内水対策は、国や県による「首都圏外郭放水路」や「大島新田調節池」などの整備などにより、また、幸手市も排水ポンプの架設などを進め、以前と比較すると被害は少しずつ改善されてきてはいます。
 しかし、それでもなお改善されず、毎回、大雨の度に浸水する市内数カ所にはどんな原因があるのか。災害対策室では、「今、災害対策室では災害時に対策班とは別働隊として浸水箇所の調査をする”浸水対策班”を組織して記録を行っている」との話しでした。現状把握は私も大事なことと思っています。しかし、これまで、何度も何度も繰り返してきた内水被害が、もはや住民の我慢を超えていることはしっかり認識して早急に進めていただきたい。

 幸手市の排水の大部分の受け皿となる倉松川に関して、枝久保県議のご尽力もあり、流域市町と埼玉県との協議会が立ち上がったことはすでにご存知の方もいらっしゃると思います。倉松川の流量(容量)調査を行い、対策を考えていくことになるとの市担当者の話しですが、担当課には、住民の窮状をしっかりと県に訴え、早期に財源を確保して、抜本対策に着手していただきたいと思います。
 内水対策は幸手市の重要課題です。

 
 

幸手市都市計画道路の変更

2014.10.01

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西口開発にかかる自由通路整備

 幸手市の最重要プロジェクトである「西口土地区画整理事業」には、東西通路を通して駅の利便性を向上させる計画が含まれています。その東西通路を幸手市の「市道」として扱うための手続きの一環として9月28日、「幸手都市計画道路の変更に関する説明会」が開催されました。

 参加者は、説明側は幸手市建設経済部長、都市計画課長、まちづくり事業課長とその職員、市民は私を含む14名でした。説明会の様子をお知らせします。

 始めに、都市計画道路とは、都市計画法に基づき「都市計画決定」された道路です、という説明があり、幸手市が整備する東西通路は、「特殊街路」=主に自動車以外の交通のために供される道路(歩行者専用道路)という位置づけであることが示されました。
 正式名称は、8.7.3東西自由通路、延長約130m、幅員5m、鉄道との立体交差1か所という構造で、「幸手駅周辺のまちづくりを推進していく中で、駅利用者の利便性・快適性・安全性の高い交通環境の改善に寄与するため、鉄道により分断された東西市街地を結ぶ道路として、東西自由通路を追加する」というのが変更理由との説明でした。

 この説明会は、東西自由通路の変更という1点において開催されたものでしたが、現実の市の計画では通路建設とともに「橋上駅舎」が同時並行で建設されようとしていることがあり、橋上駅舎や財政問題にまで及ぶ質問が市民から複数出されておりました。

 質疑応答では、「自由通路の建設は良いが、駅舎の整備は優先順位が違うのでは」というご意見が多かったように思います。私たち市議会も、8月に駅舎計画の説明を受けましたがそれだけのことで、この計画の是非が全く問われないまま、「市長の選挙公約」を理由に多額の税金を投入する事業が、市民を抜きに進められている構図。香日向小学校での事業の進め方と同じ「住民不在」の危惧を感じます。

 また、この日は同時間にブッキングする形でウェルスで「市長のタウンミーティング」が開催されていました。私は都市計画変更の説明会終了後、ウェルスに行きましたが、東中学校区の地元の関心が高い問題として「圏央道開通に関連した市道の整備や信号機の設置」などが質疑応答されておりました。西口の整備については市長から簡単に触れられただけだった、とタウンミーティング参加者から聞きました。

 私たち、会派先進は、タウンミーティングではなく、きちんとした「市政説明会」を開催するよう、市長に再三求め続けています。市の重要施策を説明するのは市長の責務ですから。しかし、あろうことかな。今年度はタウンミーティングが3回しか行われないのです。市長があくまでタウンミーティングに拘るのであれば、回数を減らすのではなく、もっと回数を増やして、小さな地区単位で要望を聞くべきです。住民の皆さまのご意見などをタイムリーにお聞きできる機会をきちんと用意すべきです。市長が市民の皆さまのご意見を置き去りにしていて、私たち市議会が責任ある判断はできませんよ。
 特に、南地区の皆さまには、来年度から進むであろう土地区画整理事業の事業計画の全体を説明することは不可避ではと考えます。住民から求めないと開催しないのか。市長の政治姿勢が問われているのではないでしょうか。

 
 

 

幸手市ではパスポート申請できないの?

2014.09.25

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幸手市でもパスポート発給手続きができるようになります

 数日前、ブログの読者の方から「パスポートセンター」についてのお尋ねがありました。早速、市に確認をいたしましたところ、以下のことが分かりましたので、多くの方にもご関心のある事かと思い、この場でお知らせすることにいたしました。

 まず、お尋ねの件は、「宮代町や杉戸町でパスポートの申請などができるのになぜ、幸手市ではできないの?」というものでした。

 県からパスポート発給事務の権限が移譲された市町村の住民は、各市町村・地域の窓口でパスポートの申請・受取ができます。市の回答によると、近隣では、久喜市、加須市、羽生市、白岡市、蓮田市などがすでに事務を取り扱っており、杉戸町、宮代町は今年度から取り扱いが始まったようです。

 権限移譲とは、これまで県の権限であった許可事務等が市町村の事務として、その権限が市町村に委譲されることを言います。毎年、県が権限移譲を進める事務の中から市町村が選択して県に申請します。

 パスポート発給事務については、幸手市も来年度からの取り扱いを目指して、今、県に権限移譲を申請中ということです。近隣では少し出遅れましたが、いよいよ来年から幸手市役所でもパスポート発給ができるようになりますので、ご期待ください。市の予定では7月ごろから、「市民課」窓口での取り扱いとなりそうです。

お尋ねくださった方へ
 お尋ねくださり有難うございました。実は、メールに返信申し上げたところ、エラーで戻ってきてしまいました。しかし、お尋ねの件は、多くの方にも朗報かと思い、このような形でご返答させていただきました。ご容赦くださいませ。

幸手市関連 Google News より

2014.09.06

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幸手駅:東西結ぶ「自由通路」&埼玉県「旧幸手高校跡地売却」??

 今日、ブログを書きながら、ブログトップページにリンクしているグーグルニュースを見てびっくり。

 1件は、9月2日付けの埼玉新聞
 幸手駅:東西結ぶ「自由通路」 氏が計画発表 18年完成へ

 記事によると、
 幸手市は先月、東武幸手行の2階に駅舎と通路を設け、駅の東西を結ぶ「橋上駅舎および自由通路」の建設スケジュールを発表した。ー 事業費は約24億円。市は2015年8月・・・・

 と続きます。が、私は毎日新聞をとっていないのでこれ以上読めないのですが、この記事の「先月」とは、議会に説明があった8月25日の議員全員協議会後を指すのかと察するわけですが、しかし、その席で、議会側から「この説明で議会が賛成したとか、同意したというものではない」と、執行部に釘が刺されたはず。私も「区画整理全体の資金計画もなく、事業の全容が見えない中で、橋上駅舎と自由通路計画だけを判断するのは困難である」と発言しました。

 「幸手駅の橋上化」は渡辺市長の公約ですが、議会、市民の皆さまに十分説明がされ尽くしたという段階ではなく、ましてや、区画整理で換地が必要な方たちすら、未だ納得・理解できる説明が尽くされていない、このような段階で市が軽々、早々にこのような発表するというのはどういう意図か。戸惑いを隠せません。

 さらにもう1件。9月5日付けの埼玉新聞。
 旧幸手高校跡地を売却へ」県、入札参加者募集

 県は4日、2013年3月に閉校となった旧県立幸手高校(幸手市平須賀)の土地と建物を一般競争入札により、売却することを決めた。学校として活用することが入札の条件になっている。県は「県が公共的な施設として利用することが難しく(地元の)幸手市も継続的に使用する意思がない」と説明している。-

 というのです。もちろん、県の財産ですから、市は買わない限りいろいろ言う権利はありません。市は地元の方へ市の「継続して使用する意思がない」との判断は伝えたのか。旧香日向小学校の跡地利用でのあの”コト”の進め方を見てきた私としては、市民(地元)不在の市政運営が繰り返されないことを、祈る思いです。これについてはもう少し詳細を調べてみたいと思います。

幸手市立図書館の指定管理候補者が決まる

2014.08.28

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8/27 幸手市HP新着情報より

 幸手市立図書館外1施設指定管理者の候補者が決まったようです。詳細は以下の通り。

 1、指定管理者の候補者の名称等
   所在地 東京都文京区
   名 称 SATTE HAPPINESS TRC GROUP
   代表者 株式会社図書館流通センター 

 2、審査結果 
   評価点 80.2 (他4社の応募あり)
   審査の概要では、「指定管理者としての基本項目」が満点の25点

 3、今後のスケジュール
   12月 市議会による指定管理者の指定議決
   H27.1月 協議書の締結
   H27.4月 指定管理業務開始

 となっています。株)図書館流通センターをインターネットで調べてみると、全国的に図書館や学校図書館などの運営に携わっている会社のようです。幸手市教育委員会の指定管理導入検討資料によると、近隣では八潮市立図書館、宮代町立図書館などで指定管理を請け負っています。

 旧香日向小学校の図書館(分館)は、内装工事が入札不調になっていましたが、それもなんとか随意契約が整ったように聞いています。今後、どのようなサービスが提供されることになるのか。楽しみですね。
 
さらに詳しい内容は市のHPにてお確かめください。

 

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