![]()
台風18号による幸手市内の被害について
正午過ぎ、台風は幸手市周辺を通り過ぎたようです。その被害状況は。
幸手市では雨の降り出しから降り終わりまでの降雨量は222㎜/hで、過去最大だったということです(by市災害対策室)。道路冠水による大規模な交通止めが4か所。市民からの電話などにより確認した被害場所が数か所。災害対策室には回線が繋がりにくくなるほど市民からの電話が寄せられたということでした。
私も雨後に香日向地区を含む西地区を中心に気になる場所を巡回してみましたが、やはり、いつも被害が発生する場所に道路冠水、床下浸水、屋敷内への流れ込みなどの被害が出ていました。毎度毎度、大雨の度に被害が出る場所です。玉の汗をかきながら濁水の後処理をされていた方とお話ししましたが、「もう、いい加減にしてくれ!」、そんな怒りと苛立ちを感じました。
内水対策は、国や県による「首都圏外郭放水路」や「大島新田調節池」などの整備などにより、また、幸手市も排水ポンプの架設などを進め、以前と比較すると被害は少しずつ改善されてきてはいます。
しかし、それでもなお改善されず、毎回、大雨の度に浸水する市内数カ所にはどんな原因があるのか。災害対策室では、「今、災害対策室では災害時に対策班とは別働隊として浸水箇所の調査をする”浸水対策班”を組織して記録を行っている」との話しでした。現状把握は私も大事なことと思っています。しかし、これまで、何度も何度も繰り返してきた内水被害が、もはや住民の我慢を超えていることはしっかり認識して早急に進めていただきたい。
幸手市の排水の大部分の受け皿となる倉松川に関して、枝久保県議のご尽力もあり、流域市町と埼玉県との協議会が立ち上がったことはすでにご存知の方もいらっしゃると思います。倉松川の流量(容量)調査を行い、対策を考えていくことになるとの市担当者の話しですが、担当課には、住民の窮状をしっかりと県に訴え、早期に財源を確保して、抜本対策に着手していただきたいと思います。
内水対策は幸手市の重要課題です。