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埼玉新聞掲載 さいたま市長選を振り返る より
今日の埼玉新聞一面。先日のさいたま市長選挙の投票率が37.98%、2009年の前回投票率42.78%を下回る結果であったと伝えています。
現市長清水氏再選の勝因の1つを「市民派を掲げ政党色を消して戦ったこと」とする上田知事は「他の候補者は争点化に成功しなかった。争点がなければ現職が強い。清水市政の課題を明確に打ち出すことができなかった」と分析しています。いずれにしても、投票率の低迷という課題を残した結果に。
夏の参院選が7月に迫っていますが、有権者の皆さまにとって「選挙」とはどのようなものなのでしょうか。先の衆院選、実に多数の政党が乱立ました。様々な主張が飛び交いました。そして、あの頃は飛ぶ鳥落とす勢いだった維新の会がここにきて、橋下共同代表発言のマスコミ報道波紋で勢いを欠いています。
(橋下氏の発言は歴史認識の真意は不明ながら、大阪市の子どもたちの教育に関わる自治体の最高責任者という首長の資質が問われていると考えます。特に”風俗利用”発言は、教育行政の末端に携わっていた私としては容認できないものと受け止めています)。
誰がやってもやらねばならぬことはやらねばならず、争点も見出しにくい上に、政治がゴタゴタしている中で、有権者として誰をどう選ぶか。悩ましい限りです。加えて、7月からはインターネットによる選挙運動も解禁されます。地味でも地道に活動している候補者をどうやって見つけたらいいか。私たち有権者は「選球眼」を磨くしかありません。