可決されたら辞めるのが政治モラル

先程まで、議長不信任決議の混乱の最善の解決方法は何かと調べていて、議長不信任決議の“トリセツ"的な興味深くも貴重な講義録を見つけました。

「会議録の作成と留意点」
都道府県議会議長会 議会制度研究アドバイザー 野村 稔氏 平成 28 年度第 2 回議会事務局・職員研修会 H28.10.21(金)・県民会館「902」http://www.hyogo-town-councils.jp/asset/00032/PDF/kouenroku/28kyokucyo2.pdf

講師の野村稔氏は議会制度研究のスペシャリストで、歯に絹着せぬ語り口で議員に議会制度を説きながら全国を行脚されています。以前、幸手市議会にもお越しいただいたことが。この資料は、会議録についての兵庫県の議会事務局研修会の講義録のようですが、22ページ以降に(その他)として、議長不信任決議について恐らく雑談的に語られたものが収録されています。下に少し抜粋を掲載しておきます。いろいろな事例を引いての非常に明解なお話しです。

◆議長又は副議長に対して不信任決議が出ることがあります。不信任決議は法律上認められていませんが、事実上出てきた場合、例えば議長不信任決議が出てきた場合は、…… 採決して、否決になれば問題ないが、可決になっても法的に効力はありませんから、「俺は居座る」と言ったらそれまでです。ですが、半数以上の議員がダメと言っているのだから、辞めるのが政治モラルです。

◆「法的に俺は議長だ」「お前が議長でいるなら審議はやらない」と言って本会議が成り立たない状態が出てくる場合があるのです。…… 3月に議長不信任決議案が出て可決になったが辞めない。6月議会でまた議長不信任決議案が出て可決されたが辞めない。だから審議に参加しない議員まで出てきたのです。議案の審議ができないことになって1番得をするのは市長です。「議会が審議しないなら専決でやれば良い」。一番簡単です。
ですが、私は議会の立場だから議会としてそんな事はあり得ません。半数以上が「あんたダメだ」と言った場合は議長と副議長が対立しているところが多いですから、議長を補佐する事務局長が、対立していないなら、副議長あるいは議運の委員長が「議長を辞めないと具合悪いよ」と助言して議長に辞表を出させればいいのです。

◆辞めるように説得するのが副議長、事務局長の役目です。……副議長や事務局長は議長と2人のところで、「こういう事は例にいないです。歴史に残るからお辞めになった方がいいです」と言う。「私は職員だから言えません」と言うのなら、会派代表者の方々だけが集まって、そこで議長を呼んで「辞めたほうがいいよ」と説得するのです。

◆……「1番得するのは市長です。審議しないで閉会になる。そんなことを議会がやっていいのか」と私は強調したのです。

♥至極もっともなお話しです。幸手市議会では会派代表者3名が先日、18日に議長に抗議と促しを、また、議運では委員長が助言をし辞任を促しました。それは先日お知らせした通りです。副議長は残念ながら調整役たるや…？野村先生は議会が審議出来ない、そんなことはあり得ないと。

♥♥幸手市議会も不信任は過半数で可決されています。私たちは9月議会の本会議が成り立たないような事態は全く望んでいません。今、誰が何をしなければいけないのか。開会は25日です。

♥♥♥先日配布された議案のチェックもしなければならないのですが、なかなか解決に向かわないこの問題のために、このような情報集めにエネルギーを費やしています。私は納得するまで調べまくるタイプなので仕方ないのですが、夕方から調べ始めてもう、午前1時半になってしまいました。送信して休みます。オヤスミナサイ🥱

※今朝、分かりづらい表現等を見つけました。内容に変更はありませんが、少々文言整理を致しましたのでよろしくお願いします。(午前9：00)

スゴイ通り雨

夕方の雨、スゴかったですね。久しぶりのthe夕立、でした。皆さまには大丈夫でしたか。その後の空は何だか恐ろしいような夕焼けが燃えて。自宅の真上の空をカシャ！

お盆が過ぎれば風が変わると言われます。まだまだ日中は暑いですが、何となく朝夕が少〜し凌ぎやすくなったようななってないような…。わずかな変化に秋が待ち遠しいです。

さて、幸手市はこれから新米の季節です。先日、JAの直売所桜ファームで聞いてみると、今は杉戸の新米が出始めた。幸手の特別栽培米は10月頃から出回るかな、と仰っていました。楽しみですね。幸手のお米は本当に美味しいです。もし、このブログにご訪問くださる方で幸手市以外にお住まいの方は是非、ふるさと納税の返礼品でご賞味を。幸手市の方でまだ幸手産のお米を食べたことがないという方は桜ファームの今年の新米を是非、ご賞味くださいませ。幸手のお米、イチオシです🌾

♥自然を相手に、暑い夏の間中も管理を怠らず丹精込めてやっと実りの時が。お昼に農業者の方が、明日から稲刈りを始めようと思っていると。明日までに稲が乾いてくれるといいですね。

8月に入って新たな動き

6月議会最終日、議長不信任決議が9名という過半数以上の議員により可決されてから2ヶ月が経ちますが、未だ議会の意思を軽視した議会運営が続いています。

監査委員選出を巡り8月に動きがありました。まず、議長から、9人で決めたらコチラは追認するよ、と理解あり気ながら独善的な提案が郵送されてきました。議長としては苦肉の策の提案かも知れませんが、そもそも、不信任を可とした議員がこの提案に乗ると考えるならあまりに9人を軽んじる発想です。(いつものことながら、なぜか写真が縦にならず。また、文字が薄く見にくい状況で申し訳ありません)

そのあまりの独善さに、ついに昨日、会派代表者3名の連名による抗議文が議会運営委員会という公式の場で提出されました。私も全面同意いたします。
そもそも円滑な議会運営のためにある議長職を巡ってこれほどに議会を混乱させる事態は、幸手市議会として前代未聞の出来事であり、辞めない議長に辞める必要はないとのエールもありますが、多くの議員は戸惑いの中、すでに議会を代表する立場を失っている現状を議長に理解していただけるよう苦心しているのです。

改めて。議長不信任決議は、議会内のこと故に、本来なら議会内で収めるべき事柄ですが、副議長のチラシやその他ビラなどで皆さまに一方的な周知のこととなったことから、私も私の責任において、できる限り事の経過と転末の事実を備忘録も含めこのブログでお知らせしています。

♥皆さまには何をやっているのか的内紛、コップの中の嵐と見えるかも知れませんが、多数決という議会の意思を無視し続けるという、自治の基本を脅かす行為は、幸手市議会にとって見過ごすことのできない重大な問題です。
不信任決議の端緒は監査委員選出の不調整でありましたが、しかしそれ以上に大きな要素は独断的な議長の姿勢であり、自治の基本、民主的な議会が脅かされていることの是正です。
監査委員の欠員は重大問題ではありますが、決算監査が終わり議案とともに9月議会に報告書が提出済みの今、監査委員選出に矮小化した提案で解決できる=不信任をなし崩しにできると思われたのなら、的外れと言わざるを得ません。今日、貼付した3枚から見える問題の深さを、皆さまにもご理解いただきたいと思う次第です。

オクラ、ナス、トウガラシ、栗カボチャ　夏野菜オンパレード　新鮮野菜に元気をいただきました！

今朝は少し雲があり凌ぎやすいかと思いきや、やはり今日もジリジリと暑い日となりました。今朝は早朝に、知人がキレイなツヤツヤピカピカツンツンの新鮮夏野菜を届けてくださいました。

どうですか、このツヤツヤ！
いただいたお野菜のあまりの美しさと溢れるエネルギーを、皆さまにも写真でお裾分けです。
農の営みは本当スゴイですね。台風や大雨、熱波など自然の脅威を経験から予測し、毎年、時期を見て土を耕し、タネをまき、水をやり、手入れをし、こんなにも美しい野菜たちを収穫される。
外の環境が変わっても適応し、変わらない日常を営み続ける。これは本当にスゴイことです。自然に逆らわず、やり方を変える柔軟性。30度を超える極暑には早起きで対応する。当然のように、暗いうちから起きて畑に向かわれるお姿があのツヤツヤの野菜たちの向こうに見えるようです😆

♥お届けいただいたツヤツヤピカピカのお野菜はナスもオクラもトゲが立って痛い。その小さなトゲトゲがツンツンと立つオクラを、今日のお昼は大切に胡麻和えでいただきました！"新鮮""もぎたて““茹でたて"と3拍子揃ったオクラ、サイコーです！
家人も大満足。エネルギー満タン野菜に身も心も癒され元気と幸せの連鎖を実感する一日となりました✨

大野知事再選

台風の進路や雨の被害が気になりながらも、今日は少し暑さが和らぎほっと一息ですね。お盆も近くなって来ました。お盆になると風が変わると言われますが、あともう少し、熱中症やコロナ風邪に気をつけて過ごしましょう。

暑い最中の知事選、結果は、自民、公明、立民、国民、維新の与野党相乗りとなった大野知事が圧倒的大勝利に終わりました。しかし、連日の猛暑もあってか、投票率は過去最低の23.76%を記録。埼玉県知事選は上田知事の頃から投票率は低かったですが、今回も世相を分断するような争点もなく、4年前に自民党が担ぎ、今は維新の参議院議員となった青島健太氏が満面の笑みで大野氏を応援する姿に有権者として複雑な思いですが、とにかく、圧倒的な勝利でした。大野知事おめでとうございます。幸手市も10月は市長選です。