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市政の動き

2023.08.24

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市の報告より

(前号の続き)
次は、幸手市にとって大変重要な学校再編に関する報告です。

皆さまもご承知のように、幸手市における児童生徒数は、昭和57年度の9,687人をピークとして、年々減少。令和5年5月1日では3,164人と、ピーク時の約3分の1程度に減少しています。また、今後の児童生徒数の将来推計では、令和17年には小学校児童数は1,412人、中学校生徒数は706人となることが想定されています。
幸手市では、令和3年8月20日付けで木村市長から教育委員会に市内小中学校の今後の在り方についての検討依頼があり、今年7月11日、教育委員会は策定した「幸手市立小・中学校適正規模・適正配置等に関する基本方針」と合わせて教育委員会の意見を附し、総合教育会議に報告。
以下は、教育委員会がまとめた「幸手市立小・中学校適正規模、適正配置等に関する基本方針」の各項目の結論のみ抜粋です。

「幸手市立小・中学校適正規模、適正配置等に関する基本方針」(一部抜粋)

❶適正規模・適正配置の望ましい目安
◆望ましい学校規模の目安
小学校➖概ね12学級以上 中学校➖概ね9学級
◆望ましい通学距離の目安
小学校➖概ね4km以内 中学校➖概ね6km以内

❷再編方針
◆学校再編の具体的な枠組み
再編方針1➖東中学校区の小学校3校(権現堂小、吉田小、八代小)と中学校1校(東中)を一体的にとらえて、義務教育学校を現在の東中学校に開校する。
再編方針2➖さかえ小を上高野小に統合する。
【配慮点】
再編方針1➖義務教育学校を速やかに開校するとともに将来的に魅力ある施設づくりに努める/児童生徒や保護者の要望により市内全域から入学できることとする。
再編方針2➖当面の間は幸手中と西中のいずれに進学するか選択できるような弾力的な扱いにする/さかえ小に関係する弾力的な扱いについても継続する。

なお、幸手小、行幸小は、先の4校を除き将来的に6学級から11学級となることが見込まれるが、現時点では検討基準には該当しない。しかし、児童数の動向を注視しつつ、状況に応じて学校再編の適否について検討するものとする。
東中については、再編方針1のような方策を講じることで、小規模校であることの課題を解消・緩和し魅力ある学校づくりに資するものとする。

<教育委員会附帯意見>
学校再編を進めるにあたっては学校設置者の責務として、次の事項にご配慮をお願いしたい。
・より良い学校環境を子供たちに提供できるよう、学校再編を早期に実現すること。
・今後も新しい魅力ある幸手市の学校教育を実現するための予算措置を講ずること。
・学校再編後も継続して使用する学校施設を整備するために、十分な予算措置を講ずること。
・学校再編を円滑に実現するために十分な人員配置を行うなど、適切な組織体制を構築すること。
・通学距離が長くなる場合はスクールバスを必ず運行すること。
・地域住民との合意が図られるよう丁寧な説明を実施すること。

<各種調査>
【対象者】
・市内小中学校在学児童・生徒の保護者
・市内小中学校在学児童・生徒(小5、6 中1、2)
・学校運営協議会委員
・私立幼稚園・保育園、公立保育所に子供を通わせている市内在住の保護者
【調査機関】
令和4年9月12日〜9月30日
【回収結果】
対象者数 4,149人 回答数 2,727人
回答率 65.7%

♥骨組みのみの抜粋ながらかなりな情報量となりました。検討内容まではお知らせし切れませんが、市教育員会総務課ー幸手市教育審議会と検索すると、この問題を審議した教育審議会の会議録を見ることができます。どんな議論があったのか。ご関心のある方はリンクを貼っておきますのでご覧ください。
https://www.city.satte.lg.jp/sitetop/soshiki/soumu/1/9277.html

市政の動き

2023.08.24

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市の報告より

(前号続き)
土木関係報告では、浸水対策が進みそうです。
水害対策は幸手市の最大級の課題です。市内には大雨時の浸水・冠水地域が複数箇所あり。少しずつ改善しているとは言え、長年、住民の皆さまに大変なご苦労をおかけしてきました。

1.大堰橋周辺地区浸水対策シュミレーション結果について
ファイル 1913-1.jpeg 想定される効果は左をご覧ください。
大堰橋左岸周辺は地形が低く、毎年雨水対策を講じていますが、年に数回の台風等の大雨の際には冠水被害が発生。このような中、市や県では過去に冠水対策としていくつかのシミュレーションや検討を行ってきました。このうち、埼玉県の倉松川への雨水受け入れ量の増量についての検討結果において、一定の条件付きで倉松川へのポンプ排水の増量が可能となりました。このため、市では令和4年度に、効果的な浸水対策を検討することを目的としてシュミレーションを行いました。3つの対策案については今後詳細設計を行なって行きます。

♥水害対策は住民の資産価値を高め、引いては幸手市の価値を高める未来投資です。大いに期待したい事業です。この事業の概算費用は約13億円と見込まれます。大きな予算を伴いますが、事業の予算化が滞ることのないよう推移を見守って参ります。

(次号に続く)

市政の動き

2023.08.24

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市の報告より

議会では、定例会開催の前に市からいろいろな報告がなされます。9月議会の議案を精査する前に、まずは市の報告の中から幾つかを何回かに分けてお知らせいたします。市政理解にお役立ていただければ幸いです。

たくさんの情報から
まずはイベントや行政情報です。

1.第6次幸手市総合振興計画のパブコメ募集中
市の最上位計画である第6次総合振興計画の後期計画の素案ができ、現在、パブリックコメントが実施されています。ご関心のある方は9月19日までに市にご意見のご提出を。

1.令和4年度指定管理業務事業評価
幸手市では、アスカル幸手やコミセン、武道館、図書館などの運営のほか、市営釣り場、総合公園などの公園の管理者として8事業者を指定しています。令和4年度評価は、A評価が7事業者、S評価が1事業者。市民の皆さまが安心で快適に利用される環境が維持されているものと認識いたします。

1.幸手市民まつり 10月28日(土)開催決定
場所は、昨年同様権現堂第2公園を予定。

1.令和6年幸手市二十歳を祝う会 令和6年1月7日(日)開催
場所はアスカル幸手にて。成人年齢が18歳となりましたが幸手市では二十歳を祝う会として2度目の開催となります。

(次号に続く)

公共下水道本菅延伸工事

2023.08.24

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工事の進捗

昨日、車で市役所に向かう途中、香日向から小池畳店さんまでの市道で工事があり交通整理がなされていました。

ファイル 1911-1.jpeg大きなオレンジのマンホールの蓋が3枚かけられて。後で市の担当に確認すると、やはり、これは公共下水道の延伸に向けた試掘工事でした。暑い中も様々な工事が休まず進められています。この道路は一部植栽の剪定もされ、キレイになりました。

ファイル 1911-2.jpegまた、今後のこととして、銀杏の根っこが隆起する旧香日向小南側の歩道は、今年の秋頃に凹凸への対策工事を実施予定です。通る度に足を引っかけそうになり、私も何年か前から要望していたものですが、やっと予算がつきました。少しの雨でも水が溜まり、凹凸により歩行者の転倒などの危険性も増している状況が改善されます。他にも同じような不具合の箇所も見られますが、これについても今後、少しずつ改善に向けて要望したいと思います。

♥銀杏並木は樹齢30年以上となり、根っこが歩道を隆起させています。舗装工事では、その根っこの切り詰めが必要となります。幸手八景に数えられる銀杏並木。工事の後、若しかしたら若干樹勢が弱る可能性もありますが、樹木の専門家も関与します。また、工事は紅葉に配慮しながら進められるかと思います。よろしくお願いします。

今日できることは今日

2023.08.23

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改めて求める 議長の速やかな退任

9月議会本会議開会を25日に控え、改めて本日、お昼にお時間をいただき、9名の議員全員で議長室を訪れ、全員の連名による文書を議長に手渡してきました。

ファイル 1910-1.jpeg

人口減少や財政など、議会と執行部がともに発展的な議論を尽くして取り組むべき課題が山積みしている現在、我々の当然あるべき民主議会の運営を巡って、9月議会開催を人質にするような愚かなことはお互いに絶対に避けなければなりません。
議長にもいろいろな思いはお有りかと思います。これは議長と9人のどちらが勝ったの負けたのという話しでもなく。ましてや、多数のイジメでも、どちらが正義とか悪でもなく。議会の正常化に誰がどうするべきか。絡んだ糸の解し方を議員一人ひとりが悩みながら模索しています。皆さまには今しばらくお見守りくださいますよう。よろしくお願いいたします。

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