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タウンミーティングの報告

2012.07.31

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ご参加の皆さま、お疲れ様でした

 昨夜のタウンミーティングのご報告です。出席者は、市からは市長、総務部長、秘書室長をはじめとする秘書課の職員、そして、香日向地区、また、以外の地区からのご参加も合わせ、50名ほどの市民の皆さんが、予定より15分延長して8時45分まで意見交換を行いました。

 冒頭、市長より、「久喜との合併が破たん(原因はいろいろあったが)し、幸手市全体に元気がない。幸手市を改革(かえ)たいと思い市長になった」とし、「幸手市の何が問題か、何が必要か、タウンミーティングでのご意見も取り入れ、市民とともに幸手市を作って行く」と挨拶があり続いて、市長の掲げるマニフェストの5つの柱について説明がなされました。

 その後、市民の方から、防災関連、職員削減と効率的な事務、住民サービス、香日向小学校利用にかかる「市民プロジェクト」などについて意見が出されました。
 防災関連のご意見では、
 ・3.11以降、国、県ともに防災計画の見直しが行われているが、幸手市地域防災計画の見直しの進行状況はいかがか。関係部署に問い合わせても「検討中、整備を進めている」との回答が多く、市長の掲げる職員削減と相反するが、こと、防災に関しては職員の力量ではなく、人員として増員の必要があるのではないか。
・防災に関わる職員は、短期異動では引き継ぎが伝言ゲームとなってしまう。専門的な人員を長期に従事させることは可能か。
・防災会議への女性の登用は市長の思い一つでできるとの報道がある。幸手市ではいかがか。
などの質問が。

職員削減と効率的な事務については、介護保険料の収納事務を例とし、
・もっと効率化が図れるのではないか。
そして、
・市長と職員のコミュニケーションは図られているか。
など。

市民サービスについては、
・庁舎に訪れた際の職員からの挨拶が少ない。
・仕事がきめ細やかでない。
という厳しいご意見も。

香日向小学校の利用については
・香日向住民の意見の聞き取りをしっかりと行ってほしい。
・市民プロジェクトは3月から進んでいるのか。進め方は。
・再利用までの維持管理については不十分。並行して検討していただきたい。

などについて意見が交わされました。

市長や総務部長は回答の中で
・今の仕事で職員は精一杯だと思う。しかし、人員削減は行政改革として必要であり、できることはパート、契約社員、委託で対応していきたい。今までは何でも行政が行ってきたが、これからは市民や地域には幸手全体を家族と考えてまちづくりに協力してもらいたい。

・香日向小学校については、現在、庁舎内の検討委員会でいろいろな利用パターン(公共で使用、賃借、売却など)によるメリット、デメリットを検討している段階。利用方法については9月に委員募集をし、検討していく。ご意見やご希望などは役所にご提出いただければプロジェクト委員会に上程する。
・維持管理については敷地内の剪定などには自治会の協力も得ながら対応していく。災害時対応として、校舎のカギは今後、自主防災組織に管理をお願いする方向で調整している。

などの回答がありました。

 職員削減と行政改革とサービスの質と効率化の問題、香日向小学校では住民の意見の反映と現状の維持管理に対して大きな関心が示されたタウンミーティング。意見が今後の市政にどう生かされていくのか、注目していきたいと思います。

 なお、今後のタウンミーティングの開催予定は未確定とのこと。広報紙等でお知らせをして行くことになるようです。

マイクが使われず、聞きにくい箇所があり、ご意見者のご意志が十分お伝えできていなければご指摘ください。