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感動の歴史~高度経済成長期~

2012.10.22

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ある方のお手紙より


 昨日、ある方からお手紙をいただきました。東京オリンピック、新幹線から始まる、まさに高度経済成長期にメーカーに入社し経済活動に従事して来られたビジネスマンという経歴をお持ちの方です。その方が扱ってこられた”商品”は「快適な水回り空間」。まだ水洗トイレが大都市にしかなく、水道は地方のほとんどが簡易水道が中心であったという時代。それから一貫して日本の生活文化の「住」における改革・改善に取り組んで来られたとのこと。「安心して飲める水道の普及とトイレの水洗化という文化国家として最も重要な生活基盤の発展に些かなりとも関与できたことを誇りとしています」という文面から本当に”誇り”が香り立つのが見えるようなお手紙です。
 そして、「現在も、あらゆる建設物や住宅の水回りに対し、時代の変化、ニーズに対応して快適でより省エネな空間提供をしていくことが私の生涯のテーマと考えています」と結んでおられる、そんなお手紙でした。

 改めて考えると、私たちの今の清潔で文化的な生活は「世界一安全安心な上水と、トイレの水洗化を支える末端まで行き届いた下水の整備」の上に成り立っていることに気付かされます。安心安全で快適な私たちの生活が出来上がるまでには多くの先人のたゆまぬ努力があったことに、もっと感謝の気持ちを持たなければいけませんね。あって当たり前、日常の中に溶け込んで見えなくなっているものは他にもたくさんありますよね。感謝です。

 以前のブログで「そばにあって見えないものは”日常”」と書いたことがあります。そして、この日本の”文化国家”としての歩みは戦後わずか67年の間に作られてきたもの。これも以前のブログで書きましたが、私は小さな頃、汽車に乗っていましたし、小学5年生まで住んでいた家は俗に言う”どっぼん便所”で。そうそう、お風呂だって”五右衛門風呂”だったんですよ。薪をくべて・・・。母は兄のおむつを洗うのに川に洗濯に行っていたと言ってましたから、なんちゅう田舎、時代、時の移り変わり。感慨深いです。

 今回いただいたお手紙でそんな日本の歴史、そして歴史を刻んだヒトを知り、また、日本の「モノづくり」やサービスの原点を知りました。お手紙から私が感じた「日本人としての誇り」と「感動」を皆様にもお届けしたくて、こんな時間ですがブログを書き込んでいます。