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いただいたメールより
私が議会報告書づくりという目的に”視野狭窄状態”で取り組んでいるうちに、読者の方からメールをいただいておりました。その中から、「そうです。そうなんです」と思わず共感したことについて皆さまにもお伝えしたいと思います。
メールを送ってくださった方は、幸手市在住暦7年という、東北地方出身の方です。転勤族で、海外も含め、日本各地で生活をされ、幸手市を終の棲家として引っ越して来られたとか。すでに地域で根の張った活動に参加されているという方です。
最後の赴任先となったのまちでは10市町村という大合併が断行されたという。その時の首長たちの”危機意識”はハンパではなかったと伝えてくださる内容の中に、前町田市政に言及されている箇所がありました。一部引用させていただきますと、
「前町田市長さんは、財政健全化に大変苦労された由。言葉は悪いですが、何もしないことが最も苦しいことですが、財政健全化には最も有効な手段で、私は勇気ある市長と思っていました」と。
「そうなんです、そこなんです」。思わずそう思って膝を打ってしまいました。現在、「駅舎が先」として進められている西口開発も、町田市政が、第一義的には長年の市の課題であった地域の防災・安全力強化を伴う「土地区画整理事業」の進展を目指し、額に汗して事業認可を取り付けられたもの。圏央道周辺産業団地も農地転用など厳しい条件をクリアして、大幅な造成地の拡大が図られました。
その”町田市政の汗”にただ乗りするがごとき、渡辺市長の発想は、「橋上駅舎化」であり、産業団地では大型の進出企業を取り逃がす始末。幸手市がジリ貧となる道筋は、市の将来の人口予測を見ても明らかです。然るに、予算に危機感が感じられないばかりか、市長のビジョンを感じる施策も見えず。
「若い」という年齢差に泣いた前回の市長選。「町田市長は何もやっていない」との批判も聞かれましたが、財政の厳しい中、健全化を図り、子ども医療費の補助対象の拡大など、市の将来を見据えた本物の「政策」を断行されていたことを、是非、市民の皆さまにはご理解いただきたいと思います。
あの頃は、私も「ひよっこ」で、町田さんの偉大さを皆様に伝えきれなかったことが未だに残念であり、悔やんでいます。理想論を振りかざしても現実は動かないという考え方もありますが、私も政治家の端くれ。市民の皆さまの税金を使わせていただいて、様々な施策が行われている以上、市民生活の安寧を第一に、大いなる夢と理想は失ってはいけないということを、今回、メールをいただいて更に思いを強くしました。
皆さまに勇気をいただけることに感謝申し上げます。皆さまには、叱咤も含め、これからも本音でお付き合いくださいますよう、心よりお願い申し上げます。