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統計からみた埼玉県市町村のすがた2015 より
先ほどのサクラの優雅さとは一変して。こんな統計を取り上げてみました。表記統計は、人口、産業、医療、福祉、環境、安全などの64の統計データを、県内における各市町村の位置(順位)を示しながら、市町村の特色を分かりやすくまとめた統計資料です。
2014年度から始まったこの統計ですが、新たに2015年度版が出ていることを教えてくださる方がいて、その方が独自にいくつかの指標をセレクトして全市・前年度対比表を送ってきてくださいました(有難いことです)ので、いっしょに幸手市とはどのような「特色」のあるまちなのかみていきたいと思います。基本的な部分として人口に関する指標から。
2015年 2014年 比較
1.総人口 52,715人 39位 53,239人 39位 △524人
2.年少人口の割合 11.1% 39位 11.1% 40位 △56人
3.生産年齢人口の割 62.2% 37位 63.7% 35位 △997人
4.老年人口の割合 26.7% 3位 25.2% 3位 701人増
5.1人当たり医療費312,339円 2位 307,555円 1位 4,784円増
国は地方公共団体に対して「地方版総合戦略」「人口ビジョン」の策定を努力目標化しています。私は、これからの5年は地方創生=地域の活性化に本気で取り組む期間だと考えていますし、新年度は組織再編をし、地方創生に特化した部署を作って取り組んでいくよう提言してきました。しかし、残念ながら、そのような組織改編の動きはなく。大いに落胆しています。
幸手市の「特徴」を語る前に、人口減少や高齢化への対応は最優先すべき市の最大の課題です。この課題への決着のつけ方で、幸手市の将来、そして幸手市の「特徴」が決定付けられるでしょう。
ただし、以前にもお伝えしましたが、幸手市は決して「資源」のないまちではありません。アイディア次第でまだまだやれることはあるはずです。
これから4月になると県議会選挙、市議会選挙が続きます。危機感を持つ市民の皆さまには、どのような議員に何を託すのか。しっかりと見極めて投票をいただきたいと存じます。
民主主義は選挙、皆さまの1票で政治は決まります。必ず投票にお出かけくださいませ。よろしくお願いいたします。