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幸手市の学童保育事情

2015.05.17

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第28回幸手市学童保育連絡協議会の総会にて

 昨夜は上記総会に招かれて出席してまいりました。学童保育室とは、働きながら子育てをするご家庭の小学生のお子さんの放課後の居場所です。開室時間は最長午後7時まで。学校休業日も開室しています。

 市内には7つの学童保育室があり、それぞれの保育室は単独で父母会が運営しています。その単位学童室が集まって連絡協議会を設置しており、その総会に出席したということです。働くお父さんやお母さんの集まりですから、開会は午後6時30分。8時までみっちりと議事が進行しました。皆さまにも学童保育室へのご理解を深めていただくために、幸手市の学童保育の状況の一端をお知らせいたします。

 このブログを読んでくださる皆さまの中にもお子様を保育園に入れて子育てをしたという方もいらっしゃることでしょう。また、小学生となったお子さんを学童保育室に預けたという方、預けているという方もいらっしゃることと思います。また、子どもは自分の目の前で育てたいという方も少なからずいらっしゃるものと思います。

 どちらの子育てもそれぞれに大変なことや楽しいことがありますね。学童関係者からは、「学童保育は働く親たちにとっての安心である」との言葉が何度も出ました。今、子どもの生活を脅かす要素が増えていることを考えると、働きながら子育てをする親御さんが安心して働くためには、放課後の子どもの安全は不可欠なものであると私も思います。

 幸手市ではこの放課後の子どもの居場所を「父母会」が運営しています。幸手市が「父母会」に運営を委託するかたちです。「父母会」として、単位学童の運営だけでなく、市の連絡協議会、また、学童保育は県や全国的な上位組織がありますから、そのイベントや行事など多岐に亘る運営にも参加されるなど、本当に頑張っておられます。 

 利用できるのは3年生までというまちが多いなかで、幸手市では6年生までのお子さんを受け入れていることも保護者の皆さまの大きな安心に繋がっています。4年生から6年生という多感な時期に大人のいる環境で必要なサポートをしてもらえるというのは大事な環境です。
 仕事と掛け持ちで「父母会」の運営に参加する親御さんにはたいへんなご苦労があるでしょうが、今の頑張りは必ずや子どもたちやそして自分の成長につながると信じて頑張ってほしいなと、心からエールを贈りたくなった総会でした。

 施策の充実にはお金が必要です。公平性と公正性と、そして何より、必要な施策が財政面で息切れしないよう、議員として、市全体の財政運営をしっかりみていかなければならないということを再認識した昨夜でありました。