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平成28年度一般会計決算についてご報告
9月議会のまとめがなかなかご報告できずにおりましたが、国政が慌ただしくなる前に、市政についてご報告です。
まず、平成28年度一般会計決算について。
歳入決算額 181億8574万円
歳出決算額 168億7878万円
決算剰余金 9億1059万円
(うち不用額 5億4140万円)
予算に対する執行率 91.3%
財政力指数 0.712
★財政規模は過去最高となりました。
歳出の構成比の大きな順に、
民生費(38.7%)
土木費(14.9%)
教育費・総務費(10.9%)となっています。
★民生費では社会福祉費が約19億円、障がい福祉費は約13億円、生活保護費が約13億円、児童福祉費が20億円で、幸手市においては、高齢者福祉と児童福祉はほぼ同額の支出となっています。土木費では、古川橋架替、下水道事業特別会計への繰出、圏央道関連事業負担金、駅舎整備、西口区画整理特別会計への繰出などに大きな経費を支出しました。また、総務費では職員の退職手当に係る負担金や情報管理システムに係る費用などが、教育費では給食関連費、行幸小学校大規模改修、市立幼稚園への補助金、指定管理料などへの支出が大きくなっています。
会派先進は、大型事業が滞りなく執行される一方、厳しい財政状況の中、不用額が増加していること、執行率が低下したことなどについては改善を要求しています。また、繰越金については、道路や水路の刈払や浚渫、そして雨水対策などは十分とは言い難く、予算配分の増額も検討すべきではないかと提言しています。
また、平成28年度決算では、農地費における市の補助金交付について、不適正な事務処理が大きな議論となりました。これについてはすでに執行部の謝罪と今後の調査が約束され、今後の調査によって返還の手続きが取られることになっていますので、その報告があった時点で詳細をお知らせいたします。