2017.11.03

弘前市でみた経営戦略に裏打ちされた力強さ
昨日、一昨日は幸手市議会3常任委員会合同の行政視察で青森県に。八戸市では防災について、弘前市ではシティープロモーションについて学んできました。
【八戸市 防災対策事業】
八戸市は3.11東日本大震災で大きな被害を受けた地域です。現在は、津波防災地域づくり法の規定に基づき、青森県が最大クラスの津波に対して総合的防災対策を構築する際の基礎となる「津波浸水想定区域」を設定。八戸市でも防災マップや津波避難ハンドブックを作成し、学校教育では「防災ノート」を活用して子どもたちへの防災教育を推進しているということでした。
下のマップは最大津波マップです。海岸線の紫の地域は浸水深20メートル地域です。赤の地域は5メートル以上10メートル未満。オレンジの地域でも1メートル以上2メートル未満の浸水が想定されています。赤い色が二股となっていますが、それぞれの地域の真ん中を流れる川に沿って内陸部まで津波が押し寄せることが想定されているためです。
災害対策は日頃の訓練が一番大切だと。幸手市でも水害と地震のハザードマップが作成されていますが、どの災害の時にどうするのか。どこへ逃げるべきなのか。お家でも話し合っていただけると有難いです。

【弘前市 シティープロモーションについて】
シティープロモーションとは、まちの魅力を発信する活動です。どのような資源があるかはそれぞれの自治体やまちの特徴そのもので、まずはその魅力に気づけること、そして取り出すこと、そして、それをどう発信していくのか。そこには戦略が必要です。弘前市は弘前城を中心として観光に力を入れていて弘前市に観光客を呼び込むだけでなく、伝統工芸品をフランスやイタリアなど海外出展して商談を成立させるなど成果を上げています。戦略的な事業が積み重ねられていることを羨ましく感じました。
弘前市のシティープロモーション担当は経営戦略部に所属。説明をしてくれた若い職員からは『単発のイベントはやらない。新しい価値を次々続けていくことだ大事」と。自信と誇りに満ちた力強い言葉でした。経営戦略に裏打ちされた力強さであると私は感じました。
