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一般質問通告(続き)

2017.11.21

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先号の続きです

4.高齢化が進むニュータウンへの対策について
(内容)実に衝撃的なデータを目にしました。一昨日19日のことです。参加された方もいらっしゃるでしょうか。実は県の組織の研究会有志チームによる研究発表が香日向でありました。その中で発表されたデータでは、埼玉県に約100ある昭和から平成にかけて作られたニュータウンのうち、香日向が「県内消滅可能性ニュータウン ワースト2位」との結果になったというのです。
 子どもたちを「世界にはばたけ」と育てた地域としてこの結果は当然の帰結とも言えますが、しかし、東京のベッドタウンとして行政運営をしてきた幸手市も住民がこれから立ち向かう試練の解決に協働していく必要がある。そのアイディアはあるのかを問いたいと思います。
 これからのまちづくりでは、住民がすべて行政に下駄を預けることではなく、行政のアイディアと住民の確固たる意志によってしか物事は解決しないのです。それは香日向も同じです。そして世間では、同じような問題を抱えた自治体、あるいは自治会や地域がすでに動き出しています。
 十人十色の意見のベクトルを合わせることは生半可なおっつけ仕事ではできないことであり、症状は違えど同根の課題を持つ地域は幸手市にも散在しています。「やってます」的パフォーマンスの時期は終わっています。まず行政の、そして市長の覚悟を質問してみたいと思います。

5.水害対策の今後の推進について
(内容)このところ、ずーっと追いかけている問題です。ある種、ライフワーク化していて、最近の毎度毎度の一般質問通告に、職員から「一回飛ばしくらいで・・・」と言われるほど(笑)。この職員の意図は、そんなに毎回質問しても新しい材料が少ないことを心配してくれての発言と私は好意的に捉えていますが、しかし、財政的に余裕のない幸手市にあって、治水対策はかなり大がかりな事業となることは暗に想定される中で、できるだけコストと効果が一見できる環境を作って進めていくべきだと考えており、そういう意味での環境がまだ整っていないことについては執拗と言わようとも頑張って行くつもりです。私の主張は”ベースをつくろう”です。治水対策を俯瞰した計画をベースに事業をすすめようということです。基礎の無いところに家を建てようとしても建てられない。そこのところにまだ納得感がないのです。毎年の個々の事業もこのベースがあって効果が発揮できるのではないでしょうか。

6.広域行政の推進、広域的な連携強化について
(内容)幸手市が合併に揺れた時のことを覚えていらっしゃいますか。歴史にたらればはありませんが、あの時、どこかと合併していたらどうなっていたか。まあ、そのような不毛な問いかけはこっちにおいて、今は私は合併を目指す時期ではないと思います。少なくとも今の幸手市では有効な交渉ができるとは思えないし。そこで、私が問いたいのは「広域的な連携強化」です。いろいろなやり方はあるでしょう。国の地方創生交付金にも「広域連携」メニューがあります。一体、幸手市にはどんなアイディアがあるのかを質し、この項目については私の構想を提言したいと思っています。

 さて、長きにわたってお読みいただきありがとうございました。これだけの量を私に与えられた質問時間45分でいかに配分するか。私がこれから苦闘するのは「そこ」です(笑)。多くの職員にも心配されるのです(笑笑)。できるだけ散漫にならないよう質問要旨をまとめていきます。皆さまには賛同できること、これはこうではないかなどのご意見がございましたら是非、メールでお寄せください。

さて、後2週間。頑張ります(また、家の片づけが遠のきました。家族よ、ゴメン 笑)

皆さまのご感想をお寄せください

2017.11.21

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12月議会一般質問について

 前のブログで長々前置きをいたしましたので、ここでは即、本題に。

【松田まさよ12月議会一般質問通告】

1.全国学力調査結果分析について
(内容)平成29年度全国学力調査が4月に行われて半年以上が経ちます。その間、正答率に関する最低限の情報はHPにも掲載され、私たちにも9月議会で報告されています。当然、各学校ではその内容を精査分析し、今年度の教育指導に生かされているわけではありますが、学校関係者以外の私たちとしてもその詳細分析を確認することは大事なことです。
 そこで、分析の詳細結果を尋ねます。また、その内容については、正答率の高い問題、低い問題、未回答の状況などを確認するつもりです。ネットで平成29年度の全国学力テスト問題を検索できます。私もこの質問をするにあたって、昨日、やってみました。その結果は・・・(笑)、ですが、皆さまも是非やってみてください。そして、それぞれの問題で「こんなことに躓いた」という体感がありましたら是非、このブログのメールでお寄せいただけたらと思います。

2.子どもたちの放課後のあり方について
(内容)幸手市では児童の総合的な放課後対策は検討されているのか。これが質問の最大のポイントです。
 今の子どもたちの生活はますます忙しくなり、また、子どもたちの居場所が分散化されています。放課後は正しく放課後ですから、本来は子どもたちに開放される時間ですが、今はそうはいかない。塾に行く、学童クラブに行く、おけいこ事も多種多様になっていますね。さらに、幸手市では昨年度より学校ごとに「アフタースクール」と称して学力向上を目した放課後活用が始まっています。こうして見ると放課後に子どもたちだけで遊ぶ声を聞く、姿を見ることが少なくなっています。
 子どもたちに無理に押し付けるのではなく、子どもたちの居場所の選択肢を広げる。それがバラバラではなく、市としてある程度の統率感を以って進められることで、地域人材登用も人材育成も、地域の関わりも精度が上がる。そのような観点から質問をしようと思っています。今、幸手市は退職された方を含め人材の宝庫です。その”お宝”を放課後の子どもたちに活かしていただける環境づくりも研究課題です。

3.市立吉田幼稚園について
(内容)馴染みが少ない方も多いかと思いますが、幸手市には公立幼稚園として吉田幼稚園があります。場所は東部地区の惣新田にあり、最近の園児減少等もあって市から教育委員会に園の存続について意見が求められ、教育委員会が教育審議会に諮問をしているという状況があります。その審議がどのような状況にあるのか。まだ、何段階かの議論の場はありますので結論を急ぐものではありませんが、現状を確認しておきたいと考えています。

以上、教育関連3つの質問です。子どもたちはいい子です。幸手市の教育課題は学力向上です。長年取り組んでもなかなか上昇しないという点と、私は以前から申し上げているように、中学2年生で学力が伸び悩むことに真正面から向き合う必要があると考えています。後、3項目あるのですが、一気読みでは皆さまにお疲れいただくかと思い、続きは次号に分割して掲載いたします。

12月一般質問通告

2017.11.21

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昨日は一般質問通告提出 いろいろ考えて、今回も6項目を選定

 いつもながら、一般質問通告は悩ましい。私たちの生活の課題は山積していますが、その中から、少ない質問時間で質問しきれるだけの「量」を選ばなければならないからです。このところ、毎回、削りに削っても6項目となり、多くの方、職員からも「詰め過ぎじゃあ」と心配されるのですが、時間があればもっともっと質問したいことはあります。

 私は、議員の仕事の1つとして「論点整理」は大事であると思っています。物の見方は様々ある中で、多くの方に納得性が高く、さらに真実性を合せて問題点を抽出し、皆さまに整理してお伝えしていくこと。

 そして、何より大事なのは、代議員として、皆さまの思いを背景に活動をすることであると考えます。すべての皆さまのお声にお応えすることはできませんし、皆さまにご理解をお願いすることもありましょう。だからこそ、虚偽性のない、誠心誠意の活動をまずは皆さまにご理解いただくことから。

 随分前置きが長くなってしまいましたが、日々、そのような気持ちで活動していることをお伝えして次号で一般質問通告の内容に触れたいと思います。皆さまには変わらぬご支援誠にありがとうございます。