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天下国家で繰り返される”お家騒動”
昨日、希望、民進両党が新党「国民民主党」を設立したという一席。題して”二度目のお家騒動”
私は国政を語るにはまだまだ未熟ではありますので、一国民として述べさせていただきます。昨日の新党設立。皆さまはどう受け止めておられますか。私は、半年前の分党・解党・新党劇は何だったのかという不信と「やっぱり」との感が否めません。新党風と自己保身に揺れまくった議員がまた揺れている。国民が主役といいながら、選挙からまだ半年しか経たないうちに繰り返されるお家騒動。
改めて振り返ると、昨年の衆院選挙では、旧民進党党首前原氏と希望の党設立者小池氏によって、少々荒目の網で篩(ふるい)がかけられ、希望の党・立憲民主党・民進党・無所属に袂を分かった。そして、選挙でひとまずの信託をされた議員を、今回、民進党党首大塚氏と希望の党党首玉木氏が更に細かい目で篩にかける。二段階で篩われた結果、網の上に残るのは一体誰なのか。
昨年の右往左往な騒動振りから、旧民進党分裂・希望の党結成が即席で不都合さを内在しての”見切り発車”であったことは予見の範疇ですが、それにしてもあまりにお短期間での今回の動き。「石の上にも三年」の諺もあり。各議員の芯棒のなさ、先見性のなさが露呈される結果と私には映りますが皆さまはいかがでしょう。
玉木新代表は、交代可能な二大政党制を目指しているということでありますが、仮に政権与党となった暁に、このような近視眼的戦略性を以って国家の最高機密を扱い、国際社会の狡猾な指導者と対峙できるのか。私は今の状況では少々懐疑的です。ブレまくり、優柔不断、行き当たりばったりでは国民は守れない。
ブレない軸と柔軟性を兼ね備えた政治家を選ぶのは国民である私たちの義務であり、一票です。さりとて、百歩引いて、不都合を内在した膠着状態を続けることも良いわけではなく、気づいたときに改善することも必要なことではあります。始めてみなければ分からないこともある(本当は少なくとも10年くらいは持つ仕組みが理想ですが)。
さて、新党の真価が変われる国会。今後の国会での行動に注目です。