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豪雨 岡山や広島では”経験のない”事態に
観測史上稀にみる早い梅雨明けが宣言された関東地方。しかし、西日本から東日本にかけて停滞した梅雨前線が活発化し、山口や広島など西日本を中心に「数十年に一度」という記録的な大雨が襲い、多くの方が被災されました。
気象庁によると、特別警報を一度に8府県に発令したのは初めてで、多くの地点で72時間雨量が観測史上1位となったということ。
近年の災害の猛威は驚異的ですらある。「いずれ月に移住します」という方以外、この地球で生きていくしかない私たちです。台風の巨大化は日本だけのことではありません。なぜ、このようなことが起きるのか。「他人事」ではなく「自分事」として考えていかねばなりません。
専門家の皆さんには気象の観点のほかにも、環境、国土・土地利用などあらゆる視点から原因究明を。国会議員、都道府県議会の先生方には地域に応じた対策を。もちろん、市議会議員も同様です。
そして、私たち一人一人に何ができるか。こと、環境面に関しては江戸時代、日本は世界でも気宇な「エコロジー社会=資源循環型社会」を構築していました。その精神を引く現代日本人の英知を集めれば何かできるはず。
人類は常に「進化」を目指して今日まできました。しかし、最近の状況をみると、私たちはこれまでの「進化」の定義を見直すというくらい大きな視点で、地球規模の問題として、災害の原因究明と対策を議論しなければいけないのかもしれません。
暑い夏。クーラーを節約しろというのではなく、引き算の法則で。まず、自分が贅沢しているな、というところから見直す。引き算をしても大丈夫なところから引き算を実践する。個人の小さな積み重ねが大きな結果につながると信じて、自分には何ができるかを考えるきっかけにしようではありませんか。
国は災害対策本部を立ち上げ救命救助にあたるとしています。被災地の皆さまにはたいへんなことと思いますが、救援を信じて頑張っていただきたいと思います。