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3月議会 総務常任委員会報告

2013.03.08

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総務常任委員会の報告です

 総務常任委員会は2日間の審議予定でしたが、昨日1日で審議が終了しました。主な審議内容は条例改正、歳入全般、総務費などでした。

①条例の改正内容は、労働基準法や国、県の規定改正に準じた職員の時間外勤務手当の単価や病気休暇制度の改正です。また、4月から非常勤特別職として土木関係の専門職を採用するため、その報酬や費用弁償などの条例が一部改正されます。また、4月より消防組織が組合化(広域化)され、今まで幸手市の消防に所属していた職員は「埼玉東部消防組合」の職員となります。幸手市の職員数が減ることから、職員定数にかかる条例が改正されるものです。

②歳入全般では、市税収入が微増に。個人市民税は減収なるも、法人税、固定資産税、そして「たばこ税」(市町村への税源移譲で大幅増)が増収となりました。市税は個人税・法人税を合わせて約63億円(約1億6千万円の増)を見込んでいます。地方交付税は19億8千万円。また、国や県からの負担金は、民生費の増大等で前年比約2億円増えています。
 市債発行額は約11億円。うち3億円は用水路や湛水防除、道路整備等に充てられます。(残り9億円は臨時財政対策債=最終的には国から補てんされる市債ーの発行です)

③総務費等の支出に関しては各項目に対する内容確認などが行われましたが、特に審議が集中する項目はありませんでした。

④最後に、予算全般に関して、市税の落ち込みなどで厳しい財政と言いながら、平成23,24年度は多額の剰余金(使わずに残ったお金)があった。今後の財政見通しはという質問に対し、財政担当から「23,24年の特殊性が今後も続くものではない」旨の答弁がありました。

 以上、ご報告です。そして、委員会に付託された議案は全委員挙手で可決されました。

 幸手市が今後長期的に計画的にやっていかなければならない事業として「公共施設の老朽化対策と長寿命化」があります。建物、橋りょうなど、昭和の高度経済成長期に作られた公共施設は耐震化や補修が待ったなしですが、しかし、幸手市では大型事業の政策優先順位が「幸手駅舎橋上化」を最優先とする以外、市長から明確に示されていないのです。

 土木関係の事業については来週の建設経済常任委員会で審議されます。私の所属する委員会の審議は終了しましたが、来週はこの建設経済常任委員会を、私も傍聴に行こうと思っています。建設経済常任委員会は主に土木関係、商工農業政策などについて審議します。
 また、ご報告いたします。

3月議会 文教厚生常任委員会報告

2013.03.07

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文教厚生常任委員会の報告です

 5・6日の2日間、文教厚生常任委員会が開催されました。この委員会は民生費、衛生費、教育費、特別会計(国民健康保険・介護保険・後期高齢者介護保険)などを審議します。委員会に備えて準備をしていたため、ここ数日書き込みが滞っておりましたが、委員会での主な審議内容、予算の傾向についてご報告いたします。

①民生費の多くを占める扶助費(生活保護費や医療費など)。前年度比約3億5千万円増えています。ここ数年は毎年1億円程度の伸びとなっています。また、保育園や学童保育室の運営、私立保育園の新築移転の補助などにも約17億6千万円が計上されています。

②衛生費では予防接種など保健衛生のほか、塵芥処理費(ごみ処理)にも約9億円を計上。なかでも昭和47年に15億円をかけて建設された「し尿処理施設」には今までも毎年多くの修繕費用をかけてきましたが、今予算でも「長寿命化」対策のための工事費が計上されたことに、委員会では審議に多くの時間が費やされました。施設は延命をしても15年程度の寿命との診断もあり、幸手市の今後の大きな課題です。

③教育費では、教育そのものへの費用の大幅な増減はありませんが、校舎の改築や大規模改修(長倉小給食室・上高野小、幸手中学校管理棟)が予定されるなど、施設管理に予算が計上されています。市内全小中学校の校舎、体育館の耐震化は東日本大震災以降、埼玉県内で3番目という早さで完了していますが、毎年の改修や改築なども計画的に進めているということです。
 学校への人員配置では、従来の学習サポーターやALT、さわやか相談員、心すこやか支援員などの配置に加え、25年度から「ふれあい相談員」を各中学校に配置し、いじめ問題への対応や小学校訪問も充実させます。また、日本語での授業が困難なお子さんの学習をサポートするため、「日本語学習指導員」が臨時職員として採用されます(必要に応じて市内の小中学校に派遣)。
 また、幸手市立小中学校給食費の補助が新たな制度として計上されており、これについても慎重審議がなされました。

③特別会計の1つ、国民健康保険会計では保険税の徴収額が増加。これは、定年等によりそれまで社会保険被保険者だった方が国民健康保険に移行したことが要因です。また、24年度に引き続き更なる負担の軽減のため、条例改正により保険税が減額改正されます。
 介護保険会計については、現在、幸手市の高齢化率が市の東側地域25.3%、西地域21,6%となっており、予防事業や介護サービスの充実などに多くの費用が計上されています。

 以上、簡単ではありますが報告といたします。委員会に付託された各議案はすべて全委員挙手で可決されました。
 さて、今日と明日は総務常任委員会が開催されます。私も所属する委員会です。主に歳入や財政など総務費について審議します。先輩議員と共に頑張って取り組みたいと思います。それにしても、財政の仕組みは本当に難しいです・・・。

一般質問まとめ

2013.03.02

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少し遅くなりましたが、一般質問2日目(3/22)、私の一般質問のまとめです

  
主な質問は

1.香日向小学校跡利利用について
 市内看護学校の利用を認めた場合、市民の利用は大きな制約(校舎の2~4階は使えない)が発生します。1階部分というスペースで住民の意向の何に応えることができると考えているのか。また、今後、市民、若しくは住民への説明の機会をどのように作っていくのかを市長に訊ねました。そして、適切な時期に住民説明会を開催するよう市長に要望いたしました。

2.市長の情報発信について
 最近、議会軽視かと思われる発信が目につく市長に対し、姿勢を質すとともに、市の「公式発表」(記者会見・プレス発表など)を公表するよう求めました。副市長の答弁によると、昨年市が行った記者会見やプレス発表は72回に及ぶとか。すでの多くの自治体ではこの類の情報はHPなどで公表しています。わが町が外に向かってどんなアピールをしているのか。市民として気になりますよね。早急に検討いただきたいものです。

3.平成25年度予算編成について
 当初予算を編成するにあたり、各課から上がってくる予算要求件数と予算化率について問いました。執行部からは「明らかにできない」との答弁がありましたが、予算化=査定に関する資料はさいたま市など先駆的な自治体ではすでのインターネットで公表されていることを例に、幸手市でも公表できるのではないかと問いましたところ、前向きに検討する旨の答弁が。期待したいと思います。

 今回の一般質問では市長に多くの答弁を求めました。その根底にあったのは「行政活動や政策の見える化」の推進でした。どんな政策も基準が明確にされ、透明化され、公表されなければ、市民も議会もその政策の評価や検証はできません。先駆的な自治体では、地方分権時代の「市民に対する説明責任」として、行政によって積極的に多くの情報が整理され発信されています。

 わが幸手市でも、より多くの情報が公表されるようこれからも求めて参ります。
  

3月議会3日目

2013.02.23

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一般質問2日目が終わりました

 昨日は、会派「先進」の私、中村たか子議員を含む5名の一般質問が終りました。3月議会は来年度の予算が主な審議内容となることから、まずは市長の「予算にかける思い」など市政運営への姿勢を知らなければなりません。そんなこともあって、私の質問ではほとんどの項目で市長の答弁を求めました。

 さて、月曜日は一般質問最終日です。「先進」代表の木村議員他2名の議員が登壇予定です。それが終りますと、3月4日は「質疑」。3月5日から常任委員会が始まります。
 大きな金額の予算は大体これまでに政策決定されていた事業の実施にかかる費用が多く、反対に小さな金額の項目にはこれから動き出す「政策の芽」が含まれていることが多いように思います。より深い審議ができるよう、しっかりと勉強し、議員に与えられたいろいろな機会を充分に活用して臨みたいと思います。

 以下に3月の議事日程を掲載いたします。常任委員会は委員会室での質疑で、インターネット中継はありません。しかし、情報の宝庫ですので、是非、皆さまには傍聴にお越しくださいますようお願いいたします。

  3月4日     質疑
  3月5・6日   文教厚生常任員会
  3月7・8日   総務常任委員会
  3月11・12日 建設経済常任委員会
  3月19日    採決    (いずれも10時からです)

3月議会初日

2013.02.20

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幸手市一般会計予算編成方針

 今日は3月議会初日でした。3月議会は予算審議が主な議案となりますが、今日は朝から執行部による議案説明が延々行われ、議場の乾燥した空気と相まって目がショボショボになりました(笑)。
 その議案説明の前に、市長が読み上げた「一般会計予算編成方針」の中の幸手市の状況を分析した件(くだり)を転記します。

 「当市におきましても、市政を取り巻く状況は今なお厳しく、市税においては若干の回復が見込まれるものの、依然として、増加の一途をたどる生活保護費を始めとした社会保障関係経費や、老朽化した施設の更新費用などの経常経費に、多くの財源が必要とされております。さらに明日の幸手市の発展のために、必要不可欠な幸手駅舎橋上化事業、西口土地区画整理事業、子育て支援や、高齢者福祉に関する施策なども着実に実施していかなければなりません。

 予算編成におきましては、歳入面において、国県支出金を始めとする特定財源の積極的な確保に努めるとともに、歳出面においては、改めて経常的経費をゼロベースで見直し、財政健全化の姿勢を堅持しつつ、・・・」

 ということでした。しかし、今回の予算では市長が拡充した補助金が複数含まれています。上記のような厳しい財政の中で、一度始めたらなかなかやめることのできない「補助金」の拡充は、市民の皆さまの福祉向上と財政的負担をトータルで精査しないと将来世代にも負担を強いることになります。
 行財政改革を断行するというのは補助金を出すよりよほどエネルギーがいります。そうして思えば、市民の皆さまに痛みを伴う「改革」を断行しながらも将来への投資として産業団地や西口開発の突破口を開いてこられた町田前市長はやっぱりすごいと思いますね。
 私も気を引き締めて、自分が貢献できる部分から頑張っていきたいと思います。

 明日からは一般質問が始まります。

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