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続・補正予算概要

2020.08.09

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幸手市一般会計補正予算(第5号)の主な内容

国の2次補正を受けて予算化された事業について主なものをお知らせいたしますと言いながら、まとめ方を思案しているうちに日にちが経ってしまいご報告が遅くなってしまいました。

4月の緊急事態宣言から今日まで、市民、国民生活は大きく変化。今回の補正予算の事業選択はそんな変化に対し支援するもの、withコロナ、afterコロナを見据えた新しい生活様式に立ち向かうための補助、感染対策など、世代間の公平や市民全体に行き渡る内容が選択されたものと評価しています。概要と言いながら、事業の広がりや予算規模等も是非お伝えいたしたく、敢えて詳細を盛り込みました。これでもこれ以上まとめられない、分割できない骨格情報です 。てんこ盛り情報になってしまいましたが、これを見れば、いかに国 のお金\が地方に注ぎ込まれているかがお分かりいただけるかと。「これじゃ読み切れないよ 」と仰るなかれ。私もこのまとめを書くのに5時間以上格闘しました 。皆様の生活に直結する予算です。是非、ご一読を。ご関心のある項目だけでもご覧ください。

【令和2年度一般会計補正予算(第5号)概要】
〈支援金関係〉
???医療・福祉応援給付(コロナ感染症対策に係る応援給付)予算額22,350千円
・医療機関等分(16,150千円)…1,000千円×病院6・有床診療所500千円×3・無床診療所200千円×21・歯科医院100千円×31・薬局50千円×27
・高齢者施設分(4,450千円)…老人福祉施設等59(各事業所により300千円?50千円)
・障がい者施設分(1,750千円)…市内入所施設等25(各事業所により300千円?50千円)
?児童福祉応援給付(コロナ感染症対策に係る応援給付)予算額1,000千円
・50千円×児童福祉施設(私立保育所9・放課後児童クラブ11)
???中小企業・小規模事業者応援 予算額60,000千円
・1事業者50千円×1200事業所
???公共交通事業者支援(対象事業者各2事業者) 予算額1,810千円
・市内路線バス事業者2 (50千円×21台=1,050千円)
・市内タクシー事業者2 (20千円×38台=760千円)
???新生児特別定額給付(4/28?12/31に出生した新生児)予算額16,000千円
・100千円×160人
?民間保育所補助(追加)予算額1,119千円
・申請予定認可4・認可外6

〈補助金関係〉
???水道料金負担軽減補助(4ヶ月分の水道基本料金を全額免除)予算額66,772千円
・基本料金免除対象額65,520千円
?????ハッピーエールプロジェクト支援補助(デリバリーやテイクアウトなど感染対策費用を補助)予算額2,500千円
・(上限)50千円×50事業者…第3号補正予算で100事業所5,000千円を計上。追加分として
?????ハッピーエール応援券発行事業費補助(市内のお店で使用できる2,000円分の商品券を市民全員に配布)予算額101,400千円
・2,000千円×50,700人
???PayPay導入事業補助(市内の対象店舗でのPayPay支払いに30%ポイント付与&導入事業者の初期設定を補助)予算額21,000千円
???住宅リフォーム資金補助(緊急経済対策追加分)予算額5,000千円
・事業費の10%、上限200千円×25件
?放課後デイサービス支援等事業補助 予算額1,694千円
・特別支援学校等の臨時休業に伴う同サービスの利用者負担の増加分
?学用品等就学援助(オンライン学習通信費を補助)予算額1,854千円
?修学旅行取消料 予算額578千円
・実施時期変更に伴う電車代キャンセル料(東中・西中)

〈給料・報酬関係〉
?市長給料減額(839千円/月から30%減額 8?12月)予算額▲1,258千円
・839千円×▲30%×5ヶ月
?教育長給料減額(696千円/月から10%減額 8?12月)予算額▲348千円
?教育委員会 会計年度任用職員報酬 予算額21,384千円
・学習生活支援員配置事業の実施による会計年度任用職員の追加任用3名×11校

〈感染症対策関係〉
???災害備蓄、公共施設等への備品配備 事業費61,090千円
・感染症防護服(100セット 職員用、状況により供出も想定)
・陽性者家族に対する支援(日用品・食料等30人分×2週間 県と協議の上運用)
・マスク、消毒液、手袋、フェイスシールド等(災害避難場所受付用も含む)
・災害対策(着替え用テント、仕切り版、通過式体温計、折り畳みベッド500台)
・消毒保管庫
・新しい生活様式パンフレット配布 など

〈改修関係〉非接触型設備への改修 事業費78,276千円
?市役所トイレ(手洗い自動水洗化及び一部(第二庁舎・本庁舎2・3F)便器洋式化)
?コミセントイレ(手洗い自動水栓化及び一部便器洋式化
?ウエルス幸手排煙窓修繕等
?にじいろ児童クラブ(さくら小)手洗交換
?公民館改修(換気扇修繕、カーペット張替、空調機工事等)
???公民館トイレ(手洗いの自動水栓化及び一部便器洋式化)

〈その他〉
?国県補助金にかかる事業 事業費45,180千円
・空気清浄機、非接触型体温計、消毒液等(学校、児童館等)
・(再掲) 学習の遅れ等を解消するための学習支援員等の配置(全校33名)
・感染症予防を徹底しながら効率的、効果的な学習を進めるための物品等

〈歳入財源〉
補正額 527,435千円
・国庫支出金(新型コロナウイルス感染症対策地方創生臨時交付金 他) 495,046千円
・県支出金(新型コロナウイルス感染症・学習支援事業補助金 他)27,044千円
・幸手市(財政調整基金繰入金)5,345千円(市長・教育長の給料減額を含む)

以上です。

♥ここまでお読みいただき有難うございます。最後になりましたが、詳細項目の??マークは会派幸手市政クラブの要望項目、??マークは私が以前より要望していた項目、??マークは私が補正予算審議で積極的に質疑した項目です。

♥??マークの新生児への支援については、国の4/27日までに生まれた新生児に対する支給の補完として期間を延長するものですが、届け出期限が12月末と短く、コロナに負けず幸手市で出産する現妊婦の皆さんをできるだけ応援するため、期限を年度内に延長するよう求めました。また、公民館のトイレについては、現在の個室は大変狭く、個室の拡張を含め設計するよう求めました。

先日のコロナ支援本部会議では、できるだけ早く皆さまに支援をお届けすべく市は早期執行に鋭意取り組んでいると市長。事業によってお時間をいただくものもありますが、1次補正の際に予算化した全家庭へのゴミ袋配布なども含め順次皆さまに支援金・物が届く予定ですのでご了解ください。

臨時議会 コロナ対策 補正予算可決

2020.07.31

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新型コロナウイルス感染症対策地方創生臨時交付金 事業決定

今日、臨時議会が開催されました。議案は3件。午前10時から午後4時まで質疑を行い3議案とも可決。月曜日までとなっていた会期を短縮し今日、閉会となりました。概要をお知らせいたします。

?幸手市長及び教育長の給料の減額に関する条例 ??賛成多数可決
?令和2年度幸手市一般会計補正予算(第5号) ??賛成全員可決
?令和2年度幸手市水道事業会計補正予算(第1号) ??賛成全員可決

?市長は給料月額の30/100、教育長は給料月額の10/100を減額する条例です。新型コロナウイルスの拡大収束が見えない中、減額分は対策の一部に充てたいとする市長に教育長も賛同。減額期間はともに令和2年8月1日から令和2年12月31日まで5ヶ月という内容。減額に教育長を巻き込むべきではないとする共産党議員から、教育長に関する条文を削除する修正案が出されましたが、多くの議員は議会の踏み込む範疇にあらずと修正案を否決。賛成多数で原案可決しました。

?補正予算は、国の2次補正「新型コロナウイルス感染対応地方創生臨時交付金」を財源に、新型コロナウイルスの感染拡大防止や感染拡大の影響を受けている地域経済や住民生活の支援、「新しい生活様式」を踏まえた地域経済の活性化等、地方創生を図ることを目指すもので、幸手市には総額527,435千円が交付され、多くの事業が予算化されました。
概要は、医療福祉機関応援給付・市内事業者の支援金・新生児給付・水道料金補助などに344,495千円のほか、防護服やフェイスシールド、間仕切りや簡易ベッドなどの感染防止防災備蓄品などに61,090千円、公共施設のトイレ洋式化・非接触型手洗いなど衛生環境改善のための改修などに78,276千円など。支出項目は多岐にわたります。

♥皆さまに対する様々な給付や補助あり。詳細は次回以降のブログでお知らせいたします。

埼玉県コロナ対策補正予算1484億円

2020.06.16

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新型コロナウイルス埼玉県緊急対応補正予算 19日提案

国のコロナ関連第2次補正予算に対応した埼玉県2020年度一般会計補正予算案が新聞に載っていました。今後の感染拡大防止の取り組みや県民生活や県内の経済活動を支え、第2波への備えを万全に固めるための予算と大野知事。主な内容をおしらせします。

【埼玉県補正予算案(追加)主な内容】
??医療提供体制強化
・重点医療機関に対する病床確保・設備整備
・医療機関・薬局等の院内感染防止
・クラスター防止対策チーム「COVMAT」設置など
??医療・介護従事者ら支援
・医療従事者らへの慰労金
・介護職員らへ慰労金 など
??中小・小規模事業者支援
・中小企業、個人事業主への家賃補助

今回のコロナ補正額は1484億4435万円。補正後の埼玉県予算の累計は2兆1770億3002万円だそうです。慰労金の対象となる皆さまには本当にお疲れ様でした。特に、日本の高齢者の爆発的感染を防ぎ、防波堤としてご利用者の健康管理にご尽力くださった介護施設のスタッフの方たちの貢献に心より感謝です。

国や県からいろいろな補助や給付などが続きますが、東京都では夜の繁華街PCR検査の実施で連日、複数の陽性者が見つかるなど、クラスターの発見が続いています。海外では抑え込みに成功したとされる中国で新たな感染者確認の報道もあり。まだまだ気を緩めるわけには行きません。withコロナ"の生活は始まったばかりです。新聞には感染者の療養用に確保したホテルについて使用率が低くかつ、宿泊費の設定に公平性を欠く契約が指摘されています。時系列に検証し、withコロナや第2波へ備えを万全に。私たちもこれまで同様、3密の回避に心がけていきましょう。以上、県の動きでした。

■幸手市でも現在、コロナ第2次補正予算の編成作業が始まっています。

♥久々のブログ更新です。毎日、書きかけては文章の決め手を欠き、書き直しを繰り返すうちに日にちが経ってしまいました。毎日ご訪問下さる皆さま、また、諦めずご訪問くださる皆さま本当にありがとうございます。

人事案件2案

2020.06.02

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市長人事 議会は反対多数で否決 これにより副市長不在の長期化決定

昨日の議会初日。市長から出された人事案の採決がありました。

?副市長人事 否決
この人事案が出るまでにはいろいろありました。市長就任当初からやや行き過ぎと感じるあの人、この人推挙もあり、一筋縄ではいかない調整の末の市長の決断人事でした。結果は反対多数(賛成4、反対10)で否決。幸手市の職員として長期にわたり要職にあった行政経験者に、議会は不同意という判断を下しました。

賛成の4人は私を含め、坂本議員、本田議員、小林英雄議員。何より私が残念なのは、木村市政誕生の旗を振った議員の足並みが揃わなかったことです。副市長不在解消より優先する反対の理由とは。

これで副市長人事は振り出しです。副市長は市長の相棒であり、市長と職員をつなぐ蝶番(ちょうつがい)という重要なポストです。組織としてあるべき役職を欠く状態は、市民のためにならず。一日でも早く解消すべきであり、副市長不在は市長のみならず、職員の過重な負担の上に成り立っていることは考慮の範疇です。今は何とか凌いでいますが、コロナ災禍の中、今回の議会の判断はこのような現実への理解を欠くものであり、私には残念であり、理解し難いものです。

?教育委員人事 可決
空席となっていた教育委員の人事は賛成多数で岩﨑万紀子さんが同意されました。幸手市の教育の推進にご活躍を期待申し上げます。

※岩﨑万紀子さまのお名前に変換ミスがありました。訂正してお詫び申し上げます。
申し訳ございません。2020.6.3

幸手市のコロナ支援策

2020.05.31

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6月議会議案より

6月議会が始まります。どこの自治体も6月議案はコロナ支援対策を含む補正予算案がメインです。
これまでほかの先行市町の情報が報道されるにつけ、「幸手市はどうした」との声も頂いていました。まだ、審議前ですが、補正予算(案)の状況をお知らせします。

【令和2年度幸手市一般会計補正予算】
■追加補正額 264,558千円
□主な歳入 国庫支出金 274,428千円
□主な歳出(幸手市単独事業)
・子育て世帯幸手産特別栽培米コシヒカリ給付事業 12,166千円
・ひとり親家庭子育て支援臨時給付金 15,000千円
・全世帯への指定ごみ袋配布 9,016千円
・商工会ハッピーエールプロジェクト支援補助金 5,000千円
・小学校、中学校へのGIGAスクール構想への対応経費 194,991千円

今回の補正予算は国の第1次経済対策の地方創生臨時交付金が原資です。このお金の使い道は国の枠組みの中で自治体の裁量に委ねられています。国の対策(就労環境の変動等により収入の減少が懸念され生活に困窮する方を対象とする住居確保給付費・ひとり親家庭子育て支援臨時給付金)による補助金や緊急事態宣言に伴う民間保育所の補助、臨時休業に伴う学校給食費の補助費なども計上されていますが、幸手市の独自対策のメインは、子育て世帯へのコメ給付、全世帯へのごみ袋配布、教育未来投資、市内経済支援の4本です。

コメ給付は、臨時休業が続いたことで中学生以下の子育て中の世帯の家計負担が増えていることからその軽減を目的に、対象約3500世帯に幸手産特別栽培米を郵送で。ごみ袋配布は、ごみの搬出量が増加していることから全約23000世帯を対象に30ℓ用を2袋(45ℓとご報告しましたが、中袋です。訂正いたします。2020.6.3)配布。家計負担の軽減を図ります。新緑の頃の庭木の剪定だけでなく、在宅での断捨離、片付けなどによりごみ袋が普段以上に減りが早いのは実感ですね。

私はこれまで、市議会コロナ対策支援本部を通じて議員に与えられた意見書提出の機会を最大限活かすべく、子育て世帯へのコメの給付、コロナに負けず頑張る市内飲食店応援、コロナ後を見据えた教育、特にインターネット環境の整備(GIGAスクールへの取り組み)などについて意見、提唱して来ました。それぞれ対応がなされることになり、良かったです。GIGAスクールは、江戸時代の米沢藩「米百俵」の故事のように、今の腹を満たす政策ではありませんが、幸手市の義務教育で育つ未来の子ども達への投資です。先生方には是非とも成功させて頂きたい大事業であり、市民の皆さまにも未来投資にご理解を賜りたいと思います。

明日、議案説明があり。6月議会での審議・議案採決の後、予算が執行されます。給付、配布は今しばらくお待ち下さいますよう。

♥令和2年度一般会計予算は、4月に一人10万給付のための国の予算措置5,209,923千円を補正し、さらに今回の補正で、当初予算15,621,780千円を大きく上回り、21,096,261千円に。

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