記事一覧

一般質問総括

2014.12.25

アイコン

12月議会一般質問の総括です

 暮れも押し迫って参りましたね。普段溜め込んだ家事がなかなかはかどりません。また、先日来、PCが不調となり、やっとこ復旧するという顛末もあり、遅くなってしまいましたが、12月議会での一般質問のわが意を、今年の総括としてお伝えしたいと思います。

 12月議会の一般質問では、国が進める「地方創生」に本気で対応していかなければ幸手市の飛躍はない、との強い思いで3つの質問に臨みました。
①幸手市人口問題対策会議について
②昨年度に引き続き許可された「住民基本台帳の一部の写し」の大量閲覧について
③生涯学習環境の整備・市民サービスの拡充について

①は、皆さまご存知の通り、今年5月に幸手市は「2040年消滅可能性都市」に数えられ、私は6月議会からずっと質問に取り上げてきました。その後、幸手市では副市長を座長に、部長級職員からなる「人口問題対策会議」が設置され、現状把握・課題分析中でありますが、しかし、よく調べてみるとこの会議は活動期限もなく、活動頻度も2か月に1回程度。しかも組織体系の中ではあくまで「内部組織」の位置づけ。「これからの地域創生に対応していく体制を市の組織体系に位置づけるべきでは」と問いました。
 組織力を十分発揮していくには、まずは組織体制を整えることが不可欠です。風通しよく、意思疎通が活発に行われる組織とは。そして、市民との関係も大事です。香日向小学校跡地利用で禍根を残した行政手法を繰り返すことなく、市民を巻き込んで地方創生に立ち向かってほしいと思います。

 さて、答弁は、国の地域創生関連法案の可決に伴い、市では地方人口ビジョンや地方版総合戦略を策定することが努力義務とされ、幸手市でも状況に応じて対応する担当等を配置するなど検討しなければならないと考えている、というものでした。来年度の組織改編はあるのか。期待したいと思います。

②では、「住民基本台帳の一部の写し」という住民の個人情報が今年も大量閲覧されたことについて。なぜ、このような大量閲覧(住基台帳約500ページ=約16000人分の情報閲覧)を許可するのか。その必然性を問いました。

 答弁では「法律的に違法ではない」の一点張り。しかし、私が調べた他のまちでこのような大量の閲覧を窓口業務で許可している団体はありませんでした。特に「市民協働」の先進自治体である三鷹市や飯能市では同じような事業に対して民間団体と「パートナーシップ協定」などを取り交わし、住基台帳からの対象者抽出、発送までは市の事務局が担当していました。市の共催事業としての位置づけです。もちろん、共催事業とするには市の政策意図と合致していることが条件ですが。
 幸手市は昨年度末に「協働の指針」をまとめ、今年度から「市民協働課」が新設されています。今回の案件は是非、協働課で、協働の視点からも研究し、今後の対応を検討するよう要望しました。

③では、公民館の施設や付帯設備に不備が多く、公民館を利用する市民から整備を要望する声を聞きます。市が把握している各公民館の施設や付帯設備の不備状況、今後の整備方針、財源確保について問いました。

 これまで3年間、多額の剰余金を積み立てながら、市民の小さな不便に対応しないのはいかがなものでしょうか。私はこのような修理の財源にこそ「ふるさと納税」の何割かを充ててはどうかと提案しました。ふるさと納税は幸手市のふるさとづくりに使うことを目的としていただくご寄附です。
 幸手市の財政をしっかりチェックし、小さな不便にも最善の整備ができるよう提案、提言をし続けていきたいと思います。

余談ですが、今回はPC不調の”恐怖”を味わいました。PCが生活の一部になっている。今更ながら、PCが普及し始めたふた昔前とは隔世の感ありです。

  

12月議会 総務・文教常任委員会

2014.12.12

アイコン

総務常任委員会、文教厚生常任委員会

 10日、11日は私が所属している常任委員会が開催されました。今議会の委員会への付託議案は条例改正、補正予算などでした。質問が集中したのは「図書館の指定管理者の指定について」。結果は1名が反対、9名の委員が賛成となり、今後は社会教育課と指定管理者との具体的な協議が行われていくことになります。
 図書館に指定管理者(民間)を導入するのは、今まで以上の市民サービスを拡充するためです。今後も協議の状況を注視して参りたいと思います。

 本日、建設経済常任委員会が開催されます。私は委員ではありませんが傍聴に行く予定です。今後会は議案以外にもいろいろな資料が配布されていることをお知らせしておりますが、3常任委員会が終りましたら議案のほか、今議会の全体的な総括をまとめてお知らせいたします。
 ご報告が遅れて申し訳ございません。

 

 

明日は開会時間が変更になります

2014.12.01

アイコン

明日は開会時間が変わります

 今日は一般質問1日目。5人の議員が一般質問をしました。

 明日は一般質問2日目です。開会時間が変則となります。
私も明日、一般質問をするのですが、2人目の登壇ということで14時半ごろから始まるかなと。なかなか言いたいことをうまく質問としてまとめるのは難しいですが、素直に用意したいと思っています。
 以下に開会時間をお知らせします。

  平成26年12月2日(火) 13:30~ 一般質問

今議会はいろいろな資料や報告がたくさんあるのですが、今日は明日の準備をしなければなりませんので、それが終りましたら、少しずつお伝えしたいと思っています。
 

議員報酬改正 8対6で否決

2014.11.29

アイコン

議会初日の採決で 議員報酬改正を否決

 昨日から12月議会が始まりました。議案説明の後、市長の専決処分と4つの条例改正、条例改正に伴う補正予算、2つの人事案件が採決されましたので、ご報告いたします。

 まず、否決となった議案について
 幸手市議会の議員の期末手当を引き上げるという議案でした。詳しくは以下に記しますが、人事院勧告・埼玉県人事委員会勧告に則って職員の給与が改正されることに準じて議員の期末手当も年間0.15か月引き上げるというもの。

 会派先進は反対しました。反対討論では「アベノミクスの各種経済対策の恩恵がまだ届いていない現状がある。人事院勧告、埼玉県人事委員会勧告は民間と公務員の給与格差を是正するもので、議員は市民の現状に合わせるべきと考える。よって、期末手当の支給割合の増となる改正に反対するものである」と述べました。
 議員の報酬は、来年度から施行することが予定されている「議会基本条例」第17条の2項に「議員報酬の改定に当たっては、様々な角度から調査及び検討を行うものとする」と、自分たちの意思を持って決めていく条文を盛り込んだばかり。今回は期末手当が公務員給与の改定をスライドするかたちで改正されるものでした。議員の適正な報酬については今後の議論で調査検討していくべきかと。会派先進の他、反対した会派は、明政、新政会、自民。賛成は改革、民主・公明・社民でした。

以下は、議会初日に採決がなされた議案です。
1.市長専決処分…承認 
・議案第70号 12月14日投開票の衆議院選挙費 2300千円
(提案理由・内容)
 準備行為の円滑化のため、補正予算を専決処分。
 原資はすべて国庫支出金です。

2.条例の一部を改正する条例 4件…3件可決・1件否決
・議案第71号 幸手市議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する
        条例
・議案第72号 幸手市長の給与等に関する条例
・議案第73号 幸手市教育委員長の給与等に関する条例
・議案第74号 幸手市職員の給与に関する条例
(提案理由・内容)
 すべて人事院勧告及び埼玉県人事委員会勧告を踏まえた条例改正です。
 議員、市長、教育長は期末手当支給割合を年間0.15か月引き上げ。
 なお、現市長は公約により、付則で任期中は改正を適用しない。
 職員は、給与、勤勉手当、通勤手当の支給割合を改正します。
 職員給与は若年層が対象。部長クラスの引き上げはありません。

3.上記、条例改正に伴う補正予算…可決
・議案第75号~77号
 うち、75号は、議会費に計上されていた議員期末手当分、952千円を予備費に組み替えるため、「修正」が加えられました。952千円を単純に15人の議員で割ると、約63千円/人・年となります。

4.人事案件…同意・承認
・教育委員会員 深作昭美氏 
・人権擁護委員候補者 森 久子氏
 深作氏は、今年10月に辞任した巻島氏の後任人事です。

以上。
 
 
 
 

12月議会始まる

2014.11.22

アイコン

12月議会定例会の日程が決まりました

 昨日、全員協議会の場で、12月議会の日程が決まりましたのでお知らせします。

 11月28日(金)10:00~ 開会・議案説明 他
 12月 1日(月)10:00~ 一般質問
 12月 2日(火)13:30~ 一般質問
 12月 3日(水)10:00~ 一般質問
 12月 9日(火)10:00~ 議案に対する質疑
 12月10日(水)10:00~ 総務常任委員会
 12月11日(木)10:00~ 文教厚生常任委員会
 12月12日(金)10:00~ 建設経済常任委員会
 12月19日(金)10:00~ 討論・採決 閉会

 一般質問は11人。2日は時間が変則になります。

 私は以下の質問を出しています。
1.幸手市人口問題対策会議について
2.昨年度に引き続き許可された「住民基本台帳の一部の写し」の
  大量閲覧について
3.生涯学習環境の整備・市民サービスの充実について

 1.今、すべての施策はこの問題に通じると言っても過言でない「人口減少問題」。6月、9月議会に続いて今回も質問項目としました。人口問題は、無用に恐れるのではなく、ビジョンを持って、1つ1つ、対策を積み上げていくしかありません。自治体の総合力と首長のビジョンが問われる問題です。

 2.私たちの個人情報である「住民基本台帳の一部の写し」の大量閲覧が、昨年に続いて今年も許可されました。この問題は昨年12月の一般質問でも取り上げ、検討を求めましたが、今年も。なぜ?
 私が市民協働の先進的自治体や近隣自治体を調査したところ、市民情報をこのように大量に閲覧させている自治体はありませんでした。個人情報の扱いは自治行政の”超基本的な問題”です。幸手市民の個人情報は守られているのか。「原則非公開」の「住民基本台帳の一部の写し」の大量閲覧を許可する必然性を問います。

 3.生涯学習の拠点である公民館の施設や付帯設備の不具合や不備が増えているようです。贅沢をしろと言うものではありませんが、必要な整備はしてほしい。多くの剰余金を基金に積み立てながら、市民の要望にどう応えていくのか。財源の確保、今後の整備方針などを質し、確認したいと思います。

 私は7番目の登壇ということで、2日目になると思われます。

 

ページ移動