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12月議会中間報告

2013.12.05

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今日は一般質問の最終日

 2日から開会した12月議会。昨日、一昨日と2日間の一般質問が終り、今日は一般質問の最終日です。私は2日目に登壇しましたが、しっかりとまとめができましたらご報告をいたします。

 さて、すでにご案内のとおり、今日は議会の午前中の予定が変更され、一般質問は、午後1時からとなります。実は今日、「ラオス人民民主主義共和国」からお客様がお見えになり、その歓迎式典が開催され、午前中いっぱいは市長が同行するためです。以前、幸手市が寄贈した消防団の消防車両2台(市では廃車)が同国に寄贈されており、そのお礼と日本の先進的な消防体制を視察・研修するという主旨で、幸手消防が対応する行事です。
 ご来訪者には是非、有効な視察にしていただきたいと思います。私たち議員は歓迎セレモニー(10時30分~45分)に参加。その後、午後1時から議会となります。

「裏話として…」
 市長がいない議場で一般質問はできません。そのようなことで議会の予定にも変更が生じ、議会初日、開会後に「会期日程の変更」が諮られました。開催された議会運営委員会(議会の運営について協議する会議)では協議に必要な資料や説明が整うのに時間がかかり、本議会が再開されたのは午後1時となってしまいました。この日の午前中は、いつもより多くの傍聴者がお越しになっていたのですが、皆さまには議会が動かないまま、2時間待っていただき、午後の再開時には傍聴者が激減しておりました。

 これにはまあ、いろいろな事情があったのですが、ひと言で言えば、”市長が動くと波乱が起きる”の典型というか、なんというか…。住民をも翻弄させるという、香日向で起こっている問題と同根の構図があるように私は感じています。

一般質問やその他の書類提出などで、更新が滞り気味ですが申し訳ございません。

今日から12月議会

2013.12.02

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今日から12月議会が始まりました

 早くも年の瀬を迎え、今年も後1か月となってしまいました。今年最後の議会が今日から開会。
 日程をお知らせします。議案は14件、一般質問は13人が登壇します。私は5番目の登壇です。3日になるか、4日になるか。本会議はインターネット中継で見ることもできますので、よろしくご視聴のほどお願いいたします。

 会議日程
3日、4日 10:00~ 一般質問
5日 午後  1:00~ 一般質問
10日   10:00~ 議案に対する質疑
11日   10:00~ 総務常任委員会(委員会室)
12日   10:00~ 文教厚生常任委員会( 〃  )
13日   10:00~ 建設経済常任委員会( 〃  )
20日   10:00~ 最終日

 私の一般質問の、今回なテーマは
①香日向小契約問題について
②「幸手市住民基本台帳の一部の写し」の閲覧について
です。

 

 

所管事務調査

2013.11.02

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文教厚生常任委員会 所管事務調査

 私が所属する文教厚生常任委員会は、所管する行政の事務範囲が広く、保健衛生や教育などが主な担当となっています。

 昨日は、その中の「環境衛生行政」に関わる施設のうち、「杉戸環境センター」「幸手市し尿処理施設」「幸手市廃棄物最終処分場」「粗大ごみ処理施設」を所管の事務調査として回っておりました。

 幸手市は現在、杉戸町と互いに可燃物は杉戸で焼却、し尿は幸手市で処理をしています。事務委託方式と呼んでいます。この2つの施設はともに焼却炉を持っていて、焼却後に出る焼却灰や残渣は、お互いに持ち込んだごみやし尿のの量によって按分して最終処分をし、費用を負担しています。

 どちらの施設も建設から年数が経ち、これから老朽化対策が必要となっていきます。このような施設は立て直すのも、補修をするのも多額の費用がかかりますが、今後は15年程度の延命を目標に修繕計画を遂行していきます。
 また、幸手市の廃棄物最終処分場は現在7割がた埋め立てられており、ここが満杯になったら次の埋め立て場所を探さなければなりません。現在のごみ処理を円滑に稼働させながらも、将来世代に負担を先送りしないようにしなければならないということ。清潔で衛生的な日本の暮らしはこのような「ごみ行政」に支えられています。

 以下は、各施設の様子です。

杉戸の清掃センター玄関です。
ファイル 352-1.jpg

幸手市廃棄物最終処分場です。焼却灰を固形にして埋め立てます。水分は集めて、緑のタンクの中でダイオキシンなどの有害物質を取り除き、中川に放流。
ファイル 352-2.jpg ファイル 352-3.jpg

粉砕した粗大ごみや不燃物を人力で選り分け。右はし尿処理施設です。
ファイル 352-4.jpg ファイル 352-5.jpg

 不燃ごみは、危険物(ガスボンベやスプレー缶など)や資源物(かやんやなべなど)を人力で選り分けて取り除きます。「ガスボンベやスプレー缶は処理中に爆発すると危険であり、また、施設を痛める原因になります。穴を開けるか、他の不燃物とは別のビニールに分けて出していただきたい」とのことでした。

新政会の折り込みチラシについて

2013.10.11

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新政会の主張について

 昨日、市議会の会派の1つ、新政会の新聞折り込みが入りました。彼らの折り込みを見て、私の見解を再度お示しする必要があると感じ、今回のブログのテーマといたしました。

 さて、彼らのチラシをご覧になりましたか。このチラシの彼らの主張には議場以外のいろいろなことも書かれていますが、議場以外での「話し合い」はかなり一方的なものであったと私は感じました。そして、私たち会派先進は木村議員と最終的な協議をし、以前から考えていた「7%削減」を趣旨とする条例案を26日に3名の連名で提出しました。

 議決当日、議会運営委員会では削減率を「5%」「6%」「7%」とする3本の条例案とも議案とすることが了承されました。その後、確かに新政会から一本化という「相談」はありましたが、しかし、条例として了承されたものを安易に「調整」するという発想そのものがあり得ない相談でありました。

 彼らの弁によれば、「削減が目的ならばパーセンテージの違いを調整し9人がまとまることが必要と訴え、我々は100%譲歩し5%案を取り下げることを条件に一本化できないか相談したが両方に拒否され、議場での採決となった」とありますが、議員が条例を提出するというのはよくよく考え抜いてのことであり、「譲るも譲らないも議決前に調整する相談には乗れない」と答えたというのが実状です。

 また、「削減することとパーセンテージではどちらが大事か?」との質問に対して、彼らは小島議員と私が同じく「どちらも大事」と答えたとしていますが、私は「どちらも大事」ではなく「一体です」と答えました。
なぜなら、私たちは6月議会で職員には平均7.3%の削減を有無を言わさず可決したのです。それが議員の報酬削減となると自分たちの事情を加味したり、近隣を参酌してパーセントを決めるなどあるまじきです。我々の提出した条例案にとって、職員の削減幅に準じることと削減することは「一体」なのです。

 採決では、彼らが我々の案に賛成をしたことで我々は7票を獲得ました。そして、可否同数となり、議長採決で否決となった。これが事実です。ただ、否決されたことも事実です。このままでいいかというと考えていかなければならない課題は残りました。これらについては今後、同士と共に検討していきたいと思っています。

 新政会のチラシに弁解、弁明するのではありません。議会や議員の議決の重みを考えているのはどちらかということをご判断いただきたく、敢えてこのテーマで訴えさせていただきました。

常任委員会行政視察@宮城県

2013.10.07

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常任委員会行政視察のご報告

 しばらく書き込みが滞っていましたが、10月3、4日と幸手市議会の3つの常任委員会の合同視察研修で宮城県角田市と伊達市に行っておりました。

 幸手市議会は3つの常任委員会があり、各議員が2つの常任委員会に所属しているため、3つの常任委員会が合同で年1回の行政視察を行っています。今年は宮城県角田市で「デマンド型乗合タクシー ラビットくん」について、伊達市では「行政評価システム」について視察をして来ました。報告パート1として、まずは角田市の視察状況をお知らせします。

 宮城県角田市は、仙台市の南40キロ、阿武隈山地の北端に位置し、面積が約147?(幸手市の約5倍)のうち7割が農用地と森林を占め、宅地(道路を含む)は13%程度というまちです。
 昭和50年ごろより人口減少と核家族化が進み(現在の人口は31000人)、高齢化率は平成17年にはすでに24.5%でありました。平成18年の統計によれば、64歳までのほぼ9割は自動車運転免許証を保有するが、65歳以上の特に女性はほとんど免許を持たない状況であり、不採算を理由に民間バスが路線を廃止するなか、病院通いなどが不便になるなど、市として交通弱者への支援が不可避となっていました。
 しかし、民間不採算バス路線を引き継いだ市バスの運営は財政を圧迫。運行路線や便数の減少で更に利用者離れをもたらす悪循環が進行する状態となってしまったというのです。

 そこで、平成18年から検討が始まったのが「デマンド交通システム」の導入でした。検討の結果、まちを4つのエリアとまちなかという5つに区分し、登録制、乗車予約制で4台の大型タクシーと1台の小型タクシーを運行するシステムを考案。

 平成19年から導入されたこのシステムで、市の財政負担は軽減、市民へのサービス向上にも一定の成果はあったものの、すでに現在さまざまな課題も浮上しているとのこと。一例として、発足時に運営主体であった商工会が運営を降り、再度、市の事業となったこと。そして、女性にも免許保有者が増え、サービス需要が減少している点などがあげられます。

 視察を終えて。幸手市も「交通弱者対策」(=免許返納者と免許非取得者への対応)は、今後考えていかなければならない喫緊の課題です。だからこそ、今回の視察の対象に決まったわけですが、幸手市は角田市の約5分の1の面積であり、都心に近く、鉄道の利便性も高く、人口集積、生活環境も全域でほぼ均衡が保たれている。そんな市の特性を考慮し、現在の市の循環バスの見直し・効率性向上も含め、幸手市に相応しいシステムを再構築できればと考えます。

 現在の需要に応えながら5年後、10年後の市民生活の変化を折り込んだ新しいシステムをどう構築していくか。それには、市民の皆さんの声を聞き、現状調査と将来予想を的確に判断し、そして、財政負担と行政サービスの在り方をしっかりと議論していくことが何より肝要だと考えます。

 
 

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