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東日本大震災から11年

2022.03.12

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悲しみは癒えずとも 記憶を胸に刻んで

昨日は戦後最悪の犠牲者を出した地震災害“東日本大震災“から11年。新聞各社は各地で開催された追悼の会の様子を伝えています。

昨日、知人宅にて、大震災に遭われ、今は幸手にお住まいだという方とお会いする機会がありました。肉親を2人失った。夫の遺体はポケットに残された免許証により1年後に見つかった。それがせめてもの救いだと。そして、幸手に移り住み、今このような知人と巡り会えたことに感謝している。そんなお話しでした。
未だ遺体が行方不明のまま悲しみを抱えておられる皆さまもまだまだいらっしゃる中、改めて、被災された皆さまにお見舞いを申し上げるとともに、亡くなられた方のご冥福を心からお祈り申し上げます。

キンモクセイに鳩の図 第二弾

2022.03.10

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哲学的な眼差し

今日も鳩の話題から。

今朝、家人がキンモクセイの鳩の巣にたまごを抱く親鳥発見。そっと写真を撮りました。いかがですか。この顔つき。なかなか哲学的な表情でしょ。つくづく、野生って凄いと思います。本能と身一つで生きている。凛とした目線、姿…。最後までたまごを温めてほしいです。

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鳩の巣

2022.03.10

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キンモクセイに鳩の巣

先のブログで鶯の声が聞こえたとお知らせし、幸手に棲む万物に幸あれと書きました。昨日の朝、家人が庭のキンモクセイに鳩が巣をかけているのを発見。どこから来ていつ巣を作ったのか。巣にはたまごが一つ。親鳥は家人に驚いたか巣を飛び出してお隣りの屋根から心配気にこちらを見ています。家人がそっと写真を撮りました。鳩はこれまでも何度かキンモクセイに巣をかけましたがヒナが孵ったことはありません。さて、今年はどうなりますか。

たまご、わかりますか?万物に幸あれ??
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春告鳥(はるつげどり)

2022.03.09

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今年初 庭から鶯(ウグイス)の声が

お正月から節分、ひな祭りと季節は移ろい、最近は寒い寒いと言いながら、陽射しや風に、小さな花の蕾の膨らみや木々の芽吹きに、夕暮れの伸びに、少しずつ春の訪れを感じるようになって来ました。一昨日は近所のお庭から漂う梅の花の甘い香りに心がトロける気分に。そして昨日は、ご近所のお庭から鶯の声が。何ともステキな春一番の鳴き声 ?に、さらに心が華やぎました。

鶯は「春告鳥(はるつげどり)」とも呼ばれ、古くから日本人は、鶯の「ホーホケキョ」という囀(さえず)りによって春の訪れを感じてきました。この鳴き声は気象庁の季節前線の一つとなっているそうです。わが家ではここ数年、毎年ご近所から鶯の声が聞こえて来ます。梅に鶯。赤よろし。花札の絵柄にもあるように日本の愛すべき風情ですね。

昨年は田舎の豊かさの自慢も含め、「鶯の声が聞こえた」と東京の娘に。そうしたら「ウチの近所でも鳴いているよー」との返事…。悔しかったですねー。確かに、鶯が日本のあちこちに棲息していることは嬉しい。しかしながら、またしても“東京"の懐の深さを目の当たりに。悔しい。田舎のオハコまで総取りかいと。(因みに、昨年は孫が東京の住まい近くの小さな公園でカブトムシやクワガタを複数get。これにもたまげました)
確かに、「鶯谷」の地名が示すように江戸の頃から東京は鶯の棲息地だったんです。娘の住まいは東京の市部ではありますが、まだまだ大都市東京には豊かな自然が生き残っています。

この東京の懐の深さ。認めざるを得ないですが、これは恐らく東京の街づくり、中でも土地活用の成せる結晶と推測します。一方、わが町はどうか。幸手市は市域の大半が農地です。その農地を住宅地に変えながら時代の要請に応えて来た街づくりの歴史があります。が、今後の人口減少や移住定住政策を考える時、幸手は都会力を磨くのか、田舎力を磨くのか。資源を集中して何に勝負をかけていくのか。あれもこれもで全て中途半端な町にしてはいけない。あれはあるがこれはない。でもあれが好きという方にどれだけ振り向いていただけるか。そんな街づくりは、どうとんがるか=自治体間で競う前に、何をブラッシュアップしていくか。これを決めることがスタートです。

私は“農の緑“が大好きで幸手市に引っ越して来ました。農業が作り出す自然は人が作り上げた人工環境ですが、私の瞼には、元々、レンゲやツクシや稲田の色彩が織りなす四季折々の原風景あり。人の営みが作り出す自然を愛してきた歴史があります。そして、手植えの田植えや鎌による稲刈りを見てきて思うのは、農の自然は人が主人公でなければ成り立たないということ。私は、幸手の農の自然は失いたくありません。そのためには農家の皆さんの営みが成り立たなければこの環境は守れないということです。東京のベッドタウンとしての街づくりを長年続けて来て、多様な人が住む幸手市。東京に1時間で行ける便利さ?「田舎力」のブラッシュアップが重要です。

幸手市の豊かな農環境を守る。これは幸手市の大半の土地が農地であることからも街づくりのベースです。国にとっても食糧自給は安全保障の要であり、大都市の近郊にあって「農の緑」 =農地を守ることは、農業が基幹産業である幸手市の生き道でもあり。耕作放棄地問題、後継者問題も含め、農を守り安全な食糧の供給基地となることは決して的外れな目標ではないと私は考えます。皆さまはいかがでしょう。

♥ 話しは鶯から街づくりに飛躍して 。
何でも街づくりに紐づけてしまう“職業病“とご容赦ください。また、農を大切にする街づくりの考え方。皆さまに共感はいただけるでしょうか。皆さまには幸手市の産物の応援団として、消費者としてご協力をいただければなお幸いです。これからも地場産の野菜のご利用を是非よろしくお願いします。

♥♥ さて、普段は警戒心の強い鳥が大きな声で鳴くのは縄張りの主張が求愛の時。どこから来ているのか。どこに住んでいるのか。愛の巣はどこに…。小さな体で自然と向き合って生きる野生の動物たち。毎年声は聞こえど姿は見たことがありませんが、季節の繰り返しを気づかせてくれる春告鳥。来年も再来年もこの声が聞こえて来ますように
幸手に棲む万物に幸あれ??

♥♥♥力が入ってしまいました。長文ご容赦あれ。

誰のための何のための正義か

2022.02.28

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寒風の中の庭仕事で一考

このところ、予算書のチェックやその他、いろいろな調べ物が続き、家の中での作業が多くなっていましたので、気分転換も含め、昨日は少し庭の手入れをしました。入力した情報や知識を咀嚼する時間として、作業から離れる時間はとても貴重です。いわゆる、「ねかせる」時間。熟成に必要な工程です。今日は日記のような、独り言のようなブログです。ご関心のある方にお読みいただければ幸いです。

さて、それにしても昨日の強風は半端ならず。春一番かと思いきや、実は関東地方の春一番は、今年は2月4日に吹いたと東京管区気象台がすでに発表していました。新聞を後読み、ザッと読みしているとこのような情報を見逃してしまいますね。調べてみると、今年の春一番は去年より18日早く、統計史上、最も早い発表だったようで。

しかし今、世界に目を転ずればウクライナ問題やコロナ禍など、春一番どころかとても大きく不穏な風が吹き荒れています。この先春は来るのか。どのような時代が訪れるのか。将来にどんな社会を残せるのか。不安と共に、私は国の防衛を語る知識はありませんが、話し合いの通じない多様性の中で絶対正義は無いということに気付かされます。

先日、小学3年生の孫の国語の教科書のお話しをしたかと思いますが、今、教育は大きな変革期を迎えています。一方的な知識の習得ではなく、与えられたテーマを「話し合い」、そのテーマの選定をも「話し合い」、結果を出す。このような“話し合いの論理性“を身につけた国民の育成に舵が切られているのです。

しかし、話し合いと言っても歴史も文化も違う人たちとの話し合いは簡単ではありません。社会には一筋縄ではいかない問題が重層的に重なり合っています。だからこそ、「誰のために」「なんのために」話し合うのか。その目的が重要です。
今の混沌は無秩序なのか、新しい秩序の生まれる前夜なのかも分かりませんが、ただ言えることは、武力による解決は絶対反対だということです。国際社会はどこかの国民を破滅に追い込む歴史を繰り返してはいけない。

♥伸ばす枝を間違えたら花は咲きません。また、一度に色とりどりの花を咲かせるには花の咲く道理と本質と土壌や環境への洞察が肝要です。様々に飛び交う情報。私たちがテレビやメディアで伝え聞く“見える情報“は表層に過ぎないと心得て。情報にはリークやバイヤスなど人為的な要素は付き物ですから。一面から見た情報は知識として活用すれどそれ以上に鵜呑みにしない。そもそも水面下の“本当の事実“や“思惑“とは秘めやかなもので、見えないのが常套です。
そのような環境下で、誤解を解きながら世界に色とりどりの花を咲かせるために必要なこと、ものは何か。これこそ新しい時代の秩序であり、それは強権や覇権ではなく、私は、33億人の一人ひとりの知恵と小さくても正しい判断と何を美しいと感じるかという感性だと思います。

♥♥私も一人の母として、祖母として、感性を鈍らせてはいけないなあと、昨日の寒風の中で、大小の草木の剪定をしながら、改めてそんなことに思いを馳せたひと時でした。

♥♥♥ここまでお読みくださった皆さまには、雑然とした稚拙な考察に最後までお付き合いありがとうございました。決して偉そうなことを申し上げるものではありません。皆さまのご意見等お聞かせいただければ幸いです。

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