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官製談合に思う

2014.10.11

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さいたま市公文書偽造事件 そそのかし容疑で市職員逮捕

 このところ、更新ができなくて申し訳ございませんでした。ずいぶん前の日付の新聞を今頃読んでいる状態です。10/5付け、埼玉新聞に気になるニュースがありましたので取り上げたいと思います。

 「さいたま市公文書偽造事件」
2010年、さいたま市が発注した公園遊具の修繕工事で談合をそそのかし、実際には行われなかった工事について虚偽の完了報告書類を作成したとして、市職員(39)が官製談合防止法違反(入札妨害)と虚偽有印公文書作成・行使の疑いで逮捕されました。

 逮捕容疑は10年3月中旬ごろ、公園管理事務所主任だった容疑者が、市内の造園業者を指定し、談合をそそのかし、997万5千円の随意契約を決定。同4月ごろ、業者による工事は実際には行われなかったにもかかわらず、工事完了の報告書類を作成した疑い。容疑者は施工業者を選定、決定する権限を持っていた。

 談合が行われたのは老朽化した大型遊具の取り替え修繕工事。業者と結んだ契約では、1千万円近い規模の工事が年度末間近に手を付けられ、大型遊具の取り替え工事がわずか2週間程度で終わったことになっている。書類には工事終了後の写真は添付されていなかったという。
 埼玉県警捜査2課は、08年度に行われたという大型遊具の工事についても同じ業者に対する談合、虚偽の公文書を作成した事実を確認している。
 工事が架空だったことについて、さいたま市都市計画部長は「事実関係を確認できていない」と述べ、当時の工事完了確認がきわめてずさんだったことを認めた。容疑者は容疑を認めているという。

 さいたま市議会は調査特別委員会(百条委)を設置。当時の所長らは業者との癒着・談合を否定する発言をしていた。 

 という事件です。
 公園の大型遊具の取り替えというのは、どこのまちでも行っている当たり前の事業です。そこで起きた公文書偽造事件。そしてそれが発展しての官製談合事件。他にも余罪を疑ってしまう事件です。

 この大型遊具は、工事が行われず、そのままの姿で今も使用されているということ。一目で分かる偽装工作に市はなぜ気付かなかったのか。
 容疑者は「一人でやった」と供述しているようですが、容疑者が犯行に及んだ経緯には不可解な点が多いということ。業務の進行に当たり、市の管理体制に問題はなかったのか、調査は適正に行われたのか、あらためて市の責任が問われると、この記事は結んでいます。

 この事件をこうして長々と引用したのは、私は2つの点でショッキングな事件だと思うからです。
 その1つが、工事の実態がないことは市が適正な事後確認をしていればわかったはず。捜査関係者も「市が何で分からなかったのか分からない」というとおり、なぜ、このようなことが複数年許されたのかという点です。「公務員としてあってはならないこと」と市の行政管理監が謝罪していますが、「悪事が働きにくい」組織体制に問題があったのでは。
 そして2つ目は、市議会が12年に設置した、地方自治法100条に基づく調査権を行使する調査特別委員会(百条委員会)で、当時の所長らは、業者との癒着や談合を否定するなどの証言をしていたということです。虚偽証言自体が空しいのですが、 更に空しいのは市議会の調査の限界を見たからです。遊具をみれば、工事をやったかやっていないかは一目瞭然。議員の調査では虚偽証言の根拠を覆す術はないということか。実に空しい結果です。

 公共事業はすべて「契約」で成り立っています。契約の適正性が命。
 今夏、香日向地区の樹木の消毒で住民の方から疑義が生じ、私が調査をさせていただきました。香日向の消毒の件は、いろいろ照合した結果、反対に、契約の内容(仕様書)に”記載されていないこと”を業者が複数年「サービス」で行っていたという妙な結果が判明。サービスで事業者が? この妙な結果に、仕様書の見直しを市に要望しました。
 この時の決め手は写真でした。写真が残っていないというのは、最低限の証拠です。さいたま市同様、多くの事業をすべて市職員が自分の目で確認することは不可能かも知れません。が、しかし、チェック体制がしっかりと構築されていれば「不良の芽を摘む。起こさせない」環境づくりはできるはず。

組織とは、コンプライアンス(法令)順守やモラル(規律)が緩まないための網を張り続けることで適正さが保たれるものと私は確信していますし、悪かったことは悪びれず謝れる体質も大事です。市議会はチェック機関です。「性善説」だけではいかないイヤな役割も担わなければチェックはできません。
 警察権と違い調査権では限界があることが判明しました。しかし、常日頃からの声掛けと、「見てますよ」というシグナルをしっかりと送ることで未然に防げることはあるはず。今回もこの事件について関係職員と語り合いました。私なりのやり方で少しでも風通しの良い幸手市に貢献していきたいと思います。

 

台風18号

2014.10.06

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関東甲信地方に最接近

 大型で強い勢力の台風18号は、今日の昼ごろ関東地方に最接近すると予想されています。

 今、テレビで確認すると、埼玉県で「土砂災害警戒情報」が発令され、幸手市近隣では蓮田市と伊奈町が対象となっています。幸手市と同じ高低差のない平野部に位置すると思っていた蓮田市と伊奈町に「土砂災害」とはどのような状況なのか。

 幸手市の災害担当に確認したところ、「蓮田市と伊奈町には高台となっている場所があり、土砂による被害発生が予測されるということでは」とのこと。幸手市は大雨のごとに道路や家屋に冠水・浸水被害が発生するところがあります。今は、用排水路の水位が下がっている時期ではありますが、これから昼にかけて注意が必要です。

 交通機関のダイヤの乱れも報道されています。活動をすべて停止するというわけにはいきませんが、しかし、必要最低限の外出以外の外出はできる限り控えましょう。

 

秋の香り キンモクセイ

2014.09.27

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そこはかとなく漂う「キンモクセイ」の香り…

 昨日は議会最終日で市役所に行っておりました。昼休み、ふと気が付くと庁舎3階の通路の開け放した窓からキンモクセイの香りが…。

 キンモクセイの香り、私は好きですね。改めて意識してみれば、我が家の庭のキンモクセイは夏の剪定が強すぎたか、花は少ないのですが、それでもそこはかと匂いを漂わせておりました。秋ですねぇ。

 しかし、夏の名残りと言いますか、今、「デング熱」を媒介する「蚊」の生息範囲が拡大している気配がありますよ。庭仕事などをされる方はご注意を。
  

枝久保喜八郎氏 県政報告会@北公民館

2014.09.24

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国・県・市の連携の必要性

 昨日は、北公民館で枝久保喜八郎県会議員の県政報告会にご招待いただき、参加させていただきました。幸手市の桜の名所「権現堂桜堤」が曼珠沙華で真っ赤に彩られるなか、隣接する北公民館で、会場いっぱいの支援者の皆さまとともに、枝久保県議のご活躍を改めて実感した次第です。

 さて、地方行政には、市が行う事業の他に、国の直轄事業や県の事業が複数実施され、私たちの生活の安心安全が保たれています。

 幸手市においては、農業パイプラインや圏央道、東埼玉道路、国道4号線バイパスの整備など、国の関与する事業が東部地区で多く実施されています。また、中央部では産業団地整備、南部では幸手駅西口区画整理事業や県道整備などで、県の関わりの強い事業が進められています。枝久保県議の実績として、県道の歩道整備や権現堂公園の整備、倉松側の治水対策などでお力を発揮してくださっていることが紹介されました。

 また、昨日の県政報告会には三ツ林ひろみ衆議院議員、佐藤正久参議院議員(ヒゲの隊長)も来られていました。国の大きな事業では国会議員の先生方のご尽力が地域の活性化に結びついていることを改めて感じます。

 さて、ご来賓の激励の後、佐藤正久氏による「集団的自衛権について」という時局講演が行われました。
「安倍信三は首相として国民の生命と財産を守る責任がある。40数年前と時局は変化している。第2次安倍政権発足直後のアルジェリア事件(日本人を含む51人の人質すべて救出できなかった)の際に、日本には情報が入ってこなかった。情報は”ギブ&テイク”。特定秘密保護法も大事な情報のやり取りに関わる国家公務員などへの法規制である。一部政党がいう言論の自由を封じ込めるような内容ではない。
 42年前の憲法9条の解釈で個別的自衛権を大事にしていこうとしていた頃と今は環境が違う。抑止力上の問題で今、日本は弱点を呈している。何より、民主党政権がいうような個別的自衛権の拡大解釈は一番やってはいけないこと。集団的自衛権は国際的なルールがある。国際的にも最大の効果をもって国民の命を守るのが政治である」
とし、大陸から見た極東の地図を示して、現在日本の置かれている軍事的状況が説明されました。
 
 また、三ツ林ひろみ氏からは「社会保障の在り方について」と題して講演がありました。
「消費税増税で子ども・子育て支援に今年は3000億円を予算化。来年度は7000万円を投入して保育士の処遇改善や学童保育室の充実を実現させる。医療・介護では世界でも例を見ない日本の「国民皆保険制度」の堅持と、地域包括ケアシステムの構築、医師の地域偏在の是正などに取り組んでいかなければならない。平均寿命と健康寿命の差を縮小させ、健康の推進と医療の充実を図って行く必要がある。そのためには無駄を削って社会保障に充てていくことが必要」
とのお話しでありました。
 
 最後に、枝久保氏からは県議の活動はなかなか市民の目に見えにくいが、とし「見えないところで汗をかく基本の姿勢で幸手市の発展のために頑張って行く」との決意が述べられました。

 枝久保県議にはお体に気を付けてますますのご活躍をご期待するとともに、枝久保氏の市議時代所属されていた「会派先進」を中村孝子市議とともに受け継ぐ私としても、市議会議員として市政の活性化に向けて頑張って行かなければと心した会でありました。お世話くださった皆さま方、有難うございました。

再入札 再不調

2014.07.10

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先日から気になっていた工事2件が再不調

 今朝のブログの第2弾です。

 先月、入札不調になり、再入札に掛けられていた公共工事が再び不調になっているようです。1件は幸手中学校校舎トイレ改修工事、もう1件は旧香日向小学校の市民スペース改築工事です。ともに応札がなかったということです。

 職員にいろいろ聞いてみました。それによると、今、入札不調で困難に陥っているのは幸手市だけでなく、どこの自治体でも同じ状況が見られる。道路橋の改修工事など土木工事よりも、建築関係が難しい。特に学校関係の工事が夏休みに集中するため、夏季の工事の発注が計画通りにいかない。

 今後の対策を訊ねると、入札不成立のままにはできない。今後、調整をするが、随意契約となるか、他の方法があるか…今後検討。ただ、昨年10月に予算化した工事予算では、今の単価に対応できない。予算オーバーになった場合は補正予算で議会に諮る、ということでした。

 今は人手不足の影響もあり、受託者(事業者)の方が強気。国交省や県が単価を上げても追いついていないということ。何が何でも行わないとならない工事だと見て、足元を見られないよう努力をお願いましたが、現場は大変です。

 ちなみに、最低限度価格の事前公表については、国交省がメリットとしている「職員への金額の聞きこみ回避」のメリットのほうがデメリットより大きいという職員も。悪い事例の防除に役だっているような口ぶりでした。もう1人の職員はそのような経験はなく、最低限度価格の公表・非公表は入札制度の中での影響はあまりないのでは、との見解でした。

 それにしても、幸手中学校の校舎のトイレは老朽化が進んでおり、改修が待たれる状況であり、香日向小学校は図書館分室を心待ちにしている人もいる大事な工事です。最小限の遅延で済むよう、工事の入札状況を最後まで見届けたいと思っています。

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