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香日向地区で起こっていること
廃校となった香日向小学校の跡地利用が混迷しております。
そもそも、昨年4月の廃校以来、住民軽視の行政手法により住民への説明もないまま跡地利用の検討が進行されてきました。そして、やっと市との対話の場が持てたと思いきや、そこでは住民への配慮(周到な準備も含め)は見られず。「こんなことでお茶を濁すのか!!」となっても当然でありました。住民が憤るのは当然です。
もう少し詳しく経緯を見ますと、まず、10月7日のタウンミーティングで始めて市との意見交換の場を得た住民にとって、資料も無し、しかも意見交換に30分の時間しか予定されていない。あげくは「住民説明会を開催できなかったのは住民監査請求がでていたからだ」と、今までの説明不足はさも住民のせいだと言わんばかりの市長発言も飛び出して。「これはなんなんだ?」となりますよね。そこで複数の参加者から「改めて住民説明会を開催するよう」要望がなされました。
そして開催された11月23日の住民説明会は、この日も紛糾。前回同様、資料も用意されていない、前回のビハインドを解消する意志も感じられないという市の準備不足が大きな要因でありました。結局、3時間にも及ぶ意見交換を経ても市と住民の理解の糸口が見出せず。この場でまた、「再度の住民説明会開催」が要望されました。
この要望を受け、自治会を窓口として市に「開催要望書」が提出されました。その後、前回の住民説明会で住環境の変化に不安を感じた4丁目住民を中心に署名活動が起こり、12月2日、277人の署名を添えて「香日向小学校跡地利用に係る要望書」がこれも区長から市長宛てに提出されています。香日向小問題は香日向全丁の問題です。
市は12月中旬以降、詳細は現時点では未定ではありますが、12月中には必ず再度の住民説明会の開催を設定するようです。以上、香日向小問題に関して近況をまとめるとこのような状況です。
私は、今年3月に上程された議案の賛否には退席と言う手段をとりました。なぜなら「香日向だけを特別視できない」という市のスタンスで物事が進行していて、私自身が住民の思いを充分図り切れていななかで「判断」できなかったからです。その後も「住民への説明」をずっと求めてきた私にとって、反対に言えば、「なぜ、あんな用意で来たのですか?」と市に問いたい、忸怩たる思いがあります。
次回の住民説明会、市にはしっかりと資料も用意し、住民の皆さまとの対話と理解、そして、住民意向に対する実現可能な選択肢が提示されることを期待したい思います。この問題に解決を見て、新しい年を迎えたいものです。
とりあえず、ご報告まで。